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【自転車奔走記】依存症とは#43。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第264回。

梅雨真っ盛りの毎日、皆様いかがお過ごしでし
ょうか?三重県はこの一週間
ほぼ晴れ間が続い
ていましたが、今週
からようやく(と言うか、
とうとう)
梅雨空に戻りそうな塩梅です。地域
によ
ってはこれから一か月以上梅雨のジメジ
・ジトジトが続きます。食中毒や高湿
度による
熱中症には十分注意してくださ
いね。
この
【自転車奔走記】が及ばずながら梅雨空を
跳ね飛ばす一助にで
もなれますように!
+++++++++++++++++++++

前回まで、アルコール依存症の治療において第
Ⅱ~Ⅲ期として行われるリハビリテー
ションの
お話をしてきました。カウンセリ
ングや認知行
動療法、そしてAAや断酒会な
どの自助グループ
によるプログラムを通じ
て、主に精神面からの
アプローチで自分自
身とお酒との関係、自分自
身と社会との関
係、そして今までの自分の生活
等を何度も
見直し、お酒に頼らず“断酒”し続け
て生きて
いくことができるよう訓練を重ねます。
の期間は概ね7週間程度で、リハビリテーシ
ンの進捗と到達度に合わせて退院へのア
プロー
チ(「リハビリテーション後期」と
呼ばれるこ
ともあります)が開始されます。

ここで思い出していただきたいのが、「アルコ
ール依存症の治療に終了はなく、ある
のは生涯
の断酒継続だけ。」という事です。
専門医療機
関で抗酒剤の治療や様々なプロ
グラム、リハビ
リテーションに取り組んだ
結果、アルコール依
存症の克服に相当の効
果が現れたとしても退院
→再飲酒→依存
症の発症→再入院という一連の
負のサイク
ルを繰り返す患者さんは決して少な
くあり
ません。これは、アルコール依存症を始
とするほぼ全ての依存症疾患に共通する事
です。例えば、アルコール依存症の特徴
的な症
状として「強い飲酒欲求(飲酒渇望)」
があり
ますが、この欲求はたとえ断酒を何年
続けてい
ようが、何時、どんなきっかけで
起こるか分か
らないものです。依存症の患者
さんはこの欲求
(渇望)が起こるたびに凄
まじい葛藤が生じ、
結果的にスリップ
してしまう方もいます。

また、医療機関では、専門の医師や回復に必要
な支援
を行うコメディカルスタッフが常にいて、
また同じ病気で苦しみ悩みを相談したり分かち
合える仲間(患者)がいますが、退院
するとい
う事は社会に戻ることになります
ので、自分の
周囲は支援者や理解者ばかり
とは限りませんし
以前アルコールが原因
で周囲の人間と社会的ト
ラブルを抱えてし
まった場合、トラブルの当事
者達からは白
目視されることもあると思います。
正直な
ところ今の日本では依存症という病気に
いてようやく理解が深まりつつある状況で
ので、依存症からの回復者にとっては社
会その
ものがまだまだ“アウェイ”であるこ
とも確かで、
その環境の中で嗜癖や依存と
戦っていくことは、
しっかりとしたサポー
トがないとほぼ不可能。
また、以前に
本テーマの共依存の章でお話しし
た「イネ
ブラー」の存在も無視できません。

もし仮にアルコール依存症については回復の途
ついていたとしても、共依存関係にあった
族関係の回復が手つかずのままであれば、
遅か
れ早かれ再飲酒や再使用に至ることは
確実とさ
れています。つまり退院とは完治
を意味するの
ではなく、ある意味そこ
かしこで地獄(再飲酒
や再使用)の窯が口
を開けて待っている社会の
中へ身一つで飛
び込んでいくことになります。
ですので医
療機関でのアルコール依存症の治療
の最終
段階は、依存症患者さんが退院後に社会
中でいかに断酒を続けていけるか?そのため
に必要なサポートや資源をど
のように調整でき
るか?が鍵となります。

因みに『断酒の三本柱』と呼ばれているものが
あり、①通院②断酒薬・抗酒薬③自助
グループ
となっていて、これらを続けるこ
とが社会の中
で断酒の継続には必要である
とされています。
次回からはこの三本柱を軸にして、アルコール
依存症患者の退院→社会復帰に向けた
アプロー
チについてお話ししていきますね。
では、またお会いしましょう。
SEE YOU NEXTWEEK 

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