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【自転車奔走記】依存症とは#35。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第255回。

桜の盛りも過ぎ、季節は晩春に移ろうとしてい
ます。
皆様いかがお過ごしでしょうか?生憎お
花見には行けませんでしたが、
移動中の車窓か
ら満開の桜は堪能でき
ました。風が吹くと舞い
散る桜の花び
ら…やっぱり春は良いですね。
これからますます暖かくなり過ごしやすくなり
ますが、不安定な天気もまだ
まだ続きます。
皆様、体調には十分ご
注意くださいね。
では【自転車奔走記】始まります!
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今週はアルコール依存症のリハビリプログラム
である③の心理的社会的
療法についてお話しを
します。この
リハビリ期が持つ重要なポイント
『個人が依存症という病気と向き合う』とい
う事です。ある程度の入院
によって体からはア
ルコールは抜け
ていますが、そもそもアルコー
ルの
問題摂取を起こしてしまう大元である依存
症という病気に対してのアプ
ローチが無いまま
退院したら、ほぼ100
%の確率で再飲酒し問題飲
酒とトラブルを繰り返す状態に戻ってします。
ですのでこのプログ
ラムでは一番重要な依存症
という
病気に対する治療とリハビリテーション
が開始されます。アルコール依
存症患者は様々
な特性や偏った考え
方(※1)を持っています。

例えば否認や自己中心的思考、他者への攻撃性
どが挙げられますが、それらの心理的な特性
について精神科医や臨床心
理士等が中心となり
カウンセリング
等を通じて心理面から依存症患
者へ
治療やリハビリに向けたアプローチを行い
ます。そして依存症患者はそ
れらの療法を通じ
て、自身を振り返
り、自身のありのままの内面
の現実
と向き合い、そして克服すべきことは克
服し、飼い慣らす部分はその方
法を学ぶことで、
依存症という病気
と向き合いながら上手く生き
ていく
術を身に付ける…と言うのがこの心理的
社会的療法の骨子となりま
す。例として「否認」
の思考を取
り上げますと、アルコール依存症患
者には『否認』という心理的な特性があって、
自分がアルコール依存症で
あることを認めよう
としない、自分
は飲酒さえしなければ何も問題
がな
い、と考え、自分の飲酒によって引き起こ
され(た)個人的、家庭的、
社会的葛藤やトラ
ブルの存在を認め
ようとしないことが非常に多
く見ら
れます。

この否認を取り払う、つまり『自分はアルコー
ル依存症である』
と認めることがアルコール依
存症か
らの回復の本当の第一歩になりますが、
強制や代償を伴っての“認め”ではなく、あくま
で自身の“気付き”としての“認
め”に至るため、
個別のカウンセリン
グや他の依存症患者との話
し合い、
自身の内省などの療法が行われます。
(余談ですが、後日お話しする予定の断酒会や
AAなどの自助グループ
では、この自らの否認
を認めること
を『私たちは酒(アルコール)に
して無力であることを認める』と表現します)

これらの療法のうち、個別のカウンセリング等
で行
われるのが個人精神療法、集団での話し合
いやを中心に行われるのが集
団心理療法、近年
増えてきた自身の
内省や話し合いを通じて考え
方や行
動を修正していく認知行動療法、そして
自助グループへの参加が心理的
社会的療法に含
まれます。
というところで今週はここまで。次回はそれら
の療法についてお話しをして
いきます。
では、次回またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK 

(※1)
アルコール依存症患者の心理的特性については、
自転車奔走記ブログアーカイブの2016年8月21日
と28日、9月11日分の記事をお読みください。

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