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【自転車奔走記】依存症とは#34。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第254回。

このところ急に暖かくなりました。皆様いかが
お過ごしでしょうか?
たきび津の駐車場の前の
道を挟んで、
大きな桜の木があります。先週ま
ではまだまだ蕾ばかりでした
が、ここ2~3日の
間に、まさにあ
っという間に満開の桜花となり
まし
た。毎年この桜を見るたびに春の到来の嬉
しさをかみしめるヒロモリです。
ですが『華に嵐の
たとえもあるぞ』
、天候はまだまだ不安定です。
体調
管理には十分お気を付け下さいね。
では、自転車奔走記始まります!
+++++++++++++++++++++++++++

アルコール依存症治療の第2期についてお話を
しています。前回お話しした
通り、第2期はア
ルコール依存症とい
う病気に対するリハビリ
テーションが
主となります。一般的には

①酒害や依存症の正しい知識の獲得や再確認
②抗
酒剤などの薬物療法
③個人カウンセリ
ングや認知行動療法などの
   心理的社会
的治療

が主な内容です。これらのリハビリテーション
については、
(1)アルコール依存症患者さんに飲酒
   問題の現実を示し、自らの問題に
   向
き合う。
(断酒への導入期)
    ↓
(2)断酒を決意する 

   (リハビリテーションの出発点)
 ↓
(3)断酒と断酒を継続していくための治療を
   行う。(継続した治療とリハビリ)

という一連の流れのなかで行われます。
ここで重要な点は『断酒の決意』です。今まで
お話ししてきた通り、アルコール依存
症に関わ
らず全ての依存症は病気です。病
院に入院して
一時的に断酒している状態で
すが、これはあく
まで“お酒が飲めない環境
にいる”に過ぎず依存
症と言う病気は依然
として患者さんに居座った
ままなんですね。
ですので入院中に一時的に酒
が抜けて、環
境的要因で酒を飲まなかったから
という事
実だけで、そもそもの原因である依存
症と
いう病気に対しての治療というか対応がな
いまま退院をしてしまうと、環境的制約が取り
払われ自由にお酒が飲める状態になり
ますので
あっという間に再飲酒して再び
色々な問題を起
こしたり、身体を壊したり
するのは明白です。

ですから、アルコール依存症の治療の為には自
身が抱
える依存症という病気に対して自覚的に
き合い、そして病気を治していく(健康を
復していく)という意思がそもそもの出
発点に
なります。アルコール依存症の治療
方法はただ
一つ『断酒』だけですので、
その断酒という治
療方法をいかに依存症患
者が自覚的に選択して
実行するかが重要な
ポイントになります。それ
らを押さえた上ででは、具体的なリハ
ビリの内
容を見ていきましょう。

①「酒害や依存症の正しい知識の獲得や再確認」
ですが、入院の原因となったアルコール依存症
から起こる健康問題、社会問題に患者
本人が向
き合うための重要なファーストス
テップです。
ここではアルコールや依存症
についての客観的
事実を講義形式やグルー
プワークを通して学習
することになります。
その内容は多岐にわたり
ますが、アルコー
ルという化学物質の性質や人
体に与える影
響、依存症という病気のメカニズ
ムなどを
中心に、依存症という病気と向き合う
ため
の基礎中の基礎となる正しい知識を得るこ
とを目的としています。その内容ですが、例え
ば「アルコール依存症改善には断
酒しかない。
そのためには酒を飲まなけれ
ばいい」という文
章、文意だけであれば〇
に近いですがリハビリ
的には△というか×
なんです。何故か?と言う
と、まず断酒が
アルコール依存症の再発を防ぐ
事は間違っ
ていませんが、酒を飲まなければ良
いとい
う考えや断酒の決意をいとも容易に言っ
てみれば赤子のを捻るよりはるかにかにたや
すく、高確率で覆すのが“依存症”とい
う病気で、
依存症という病気に向き合わな
いで“酒を飲まな
ければ良いという”物理的
な手段だけで治療や回
復ができるほど単純
なものではないんですね。

このように、アルコール依存症やアルコールと
いう物質に
対する形骸的な知識しか持たずに断
酒を行
っても、成功率は極めて低い、あるいは
酒に結びつかないことすらあります。です
で、このリハビリプログラムは断酒への
第一歩
として非常に重要な位置を占めてい
ます。そし
てこれらの学習の進捗に合わせ
て③の心理的社
会的療法が並行して行わ
れるようになります。
このプログラムも非
常に多岐に渡りますが、大
まかにいうと、
依存症という病気に対する気づ
きや治療回
復への動機づけ、個人の意識変革が
主な内
容になります。
というところで今週はここまでとします。
次回は③のリハビリプログラムについてお話し
しますね。
では、また来週お会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK 

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