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【自転車奔走記】依存症とは#33。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第252回。

3月最終の日曜日となりました。皆様いかがお過
ごしでしょうか?年度末のバタバタもようやく峠
が見えて一段落しつつあるんですが、今度は毎年
悩まされている花粉症がこれから正にヤマ場を迎
えようとしています

“ひさかたの 光のどけき 春の日に
しづごころなく 鼻垂れるらむ…“

本歌取りを気取った駄歌にお叱りを受けそうです。
気を取り直して、いよいよ春本番!気持ちも身体
もUPしてきますが、まだまだ気候は不安定。
皆さま風邪などひかぬよう体調管理には十分注意
してくださいね。
では【自転車奔走記】始まります!
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アルコール依存症の治療と回復についてお話をし
ています。今回は治療の第2期に位置付けられてい
るリハビリテーションについてお話しします。
第1期(解毒期)でアルコール摂取により受けた身
体的・精神的なダメージ、断酒に伴って生じる離脱
症状を抜けたアルコール依存症患者さんは第2期に
位置付けられているリハビリテーションに進みます。
ここで行われるリハビリテーションは一般に認知さ
れているリハビリとはやや様相が異なります。そも
そもアルコール依存症に限らず全ての依存症と言う
病気は完治がほぼ不可能です。つまり依存症という
病気は一度なってしまうと治らない病気で、依存症
患者にとっての完治があるとすれば、再び依存行為
(アルコール依存症患者であれば飲酒をすること)
に走らないことを自発的に一生涯続けるという事な
んですね。ですがこれが相当難しいというか困難な
ことは容易に想像できますよね。依存症患者の脳内
には、依存行為によって得られる快感や刺激、爽快
感、幸福感などを瞬時に脳の神経細胞に伝達するド
ーパミンなどの快楽物質の伝達回路が出来上がって
いて、その回路は一生消えることなく、常にスタン
バイの状態でくすぶり続けています。

有名なエピソードですが、10年以上一滴も酒を飲ま
ず断酒を続けていた元アルコール依存症患者さんが、
肉親の結婚式の宴席でどうしても断れずほんの一口
お酒を飲んでしまいましたが、その後はあれよあれ
よ、あっというまに毎日連続飲酒するアルコール依
存症に逆戻りしてしまったというお話しがあります。
このことからも依存症患者の脳は常に快楽を得るた
めに依存物質を待ちかまえている状態『いつでも依
存行為をしたい。いつでも依存症に戻れる。』と言
う状態に生涯留め置かれている訳です。そして重要
な点ですが、これらの再飲酒に代表される依存行為
の再発(「スリップ(滑る)」とも言われます)の
メカニズムは脳科学や脳神経科学的にも十分立証さ
れている非常に科学的で、人体生理学的に正常な人
の脳神経メカニズムですので、薬剤などの化学療法
による治療は現在不可能ですし、気の持ちようとか
心構えとか根性と言う単語に代表される抽象的な精
神論ではとうてい太刀打ちできません。ですので、
このリハビリテーション期においては患者個々人が
依存行為に走らない生活を生涯続けていく事を最終目的
として、主に心理的、精神医学的なリハビリテーシ
ョンアプローチを体系的に行うことになります。

その内容は①依存症やアルコールの害について正し
い知識を身につける酒害への教育②抗酒剤などを使
用する薬物療法、そして③心理社会的治療を中心と
して行われるのが一般的です。次回からそれらのリ
ハビリテーションプログラムの内容について具体的
にお話しをしていきますね。
というところで今回はおしまい。
次回もお楽しみにお待ちくださいね。
SEE YOU NEXTWEEK 

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