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【自転車奔走記】依存症とは#30。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第248回。

2月最後の日曜、皆様いかがお過ごしでしょう
か?2017
年もまだまだ前半戦ではありますが、
マコトにもって月日の経
つのは早いです。
ワタシに限ら
ずですが、世間全般が年を重ねる
毎に
“MORE HURRY UP!!”で動い
ていますので、ふと油断する
とバタバタと流さ
れていくだけの毎
日になってしまいがちです。
「忙中
閑あり」、忙しい時ほどふと立ち止まる
ことも必要なのかもしれませんね。
と、身辺雑
記風に始まりました
【自転車奔走記】。
皆様の忙しい毎日の忙中の閑となりますよう、
ココロして始まります!
 ++++++++++++++++++++

前回から引き続き共依存という嗜癖が実際の生
活場面でどのような姿で現れ
るか?について例
を挙げながらお話し
をしています。

【前提となる状況】
アルコール依存症患者のAさんは飲酒で様々な
トラブルを起こし、アルコール病
棟への入退院
を繰り返しています。退院
しては再飲酒して入
院してを繰り返し、
今は仕事にも行かずに一日
中家で酒を飲
んでは酩酊して前後不覚になった
り、妻
のBさんに辛く当たったり、時には暴言
や暴力を働いたりしています。Bさんは収入の
ないAさんに代わって家計を支え
るために昼夜
を問わず必死に働いていま
すが、Aさんはそん
なBさんを当てにし
てか、さも当然のように毎
日飲酒を続け
て止める気配もありません。

【例6】
Aさんはアルコール依存症の為に入退院を繰り
返しています。退院してしばらく
は断酒を誓い
ますが、やがていつの間に
かまた飲酒する毎日
に戻ってしまいます。
離脱(禁断症状)からく
る幻覚幻聴や、
アルコールで失敗したこと、離
れて行っ
た家族や友人達、そしてこれからの事
考えると強い不安や苦痛を感じますが、それ
を感じまいと更に飲酒を重ねる毎日
です。一方
Bさんも、いつまでたっても
アルコールから解
放されることなく同じ
ことを繰り返している自
分たちの事、A
さんが引き起こしたアルコール
のトラブ
ルの後始末に追われる自分に対する不
や、今度はどんなトラブルに見舞われるか?
という緊張、そしてAさんのアルコ
ールからの
回復の為にも自分自身の為に
も自分たちは一旦
離れるべきなのか?で
もそうするとAさんは更
に悲惨な境遇に
落ちてしまうことが心配で…と
逡巡
や葛藤を感じながらAさんの為に相変わ
ず献身的に世話をやき続けています。

(解説)
共依存に限らずですが依存症という嗜癖に囚わ
れている人たちは、自分自身に起
こっている不
安や葛藤、そして苦痛に満
ちた生活を直視せず、
それらを避けるよ
うに振舞うという特徴があり
ます。つま
り自分自身に正直に相対することが
でき
ないんですね。共依存の説明の際にも述
ましたが、共依存に陥る人の根本的な
性格傾向
として不当に低い自己評価と満
たされない自己
承認欲求があります。自
己を不当に低く評価す
るという事は、逆
に言うと自分自身をしっかり
見つめるこ
とができないことになります。また
自己
承認欲求が満たされないことも、自己を
認するのであれば先ずは「自分はいか
なる存在
か?」という事を、良い面・悪
い面、区別する
ことなく自分自身に正直
に相対して探ることが
必要なんですが、
それが上手くできない、或い
はできてい
ないんですね。結局、自分自身の心
にあ
る負の感情、つまり自分自身の葛藤や不
に直面することを避けて表面上は何も
起こって
いないように振舞うことで、或
いは自分自身の
問題の解決に用する力を
自分にではなく相手の
問題に対処するた
めに使うことで、自分の負の
感情を心の
奥に仕舞い込み、そして直視しない
よう、
感じないようにしているんですね。依存
症に限らずですが、問題解決の主体となるべき
自分をスルーしているわけです
から、どれほど
周りが支援の手を差し伸
べても解決には至らな
いことになります。

以上が最後の解説になりまして、これで例示に
よる共依存の特徴の解説を終
わります。
最後に、もう一度共依存の特徴をまとめます。

【共依存の特徴】
1.他人中心の人生を送る。
2.他人をコントロールしようとする。
3.自分と他人の心の区別が不明瞭。
4.一人でやっていける自信がない。
5.「自分が他人に必要とされること」
  が必要になる。
6.葛藤や不安に直面できない。

以上が特徴とされている点です。ただ、あくま
で一般的なお話しですので、こ
れらに当てはま
れば即ち共依存という
わけではありませんので
その点はご了承下さい。
と言うところで共依存についてのお話はこれに
ておしまいとなります。
次回からはアルコール
依存症の治療に
ついて、今までのまとめも加え
ながら
お話しをしていきます。
では、またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK 

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