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【自転車奔走記】依存症とは#27。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第264回。

このところ寒い週末が続きましたが、三重県で
は少し落ち着いたかな?と
いう感じです。皆様
いかがお過
ごしでしょうか?ワタシといえば、
冬とはいえ2週連続の
降雪にはさすがに参りま
した。通い
慣れた会社への通勤路を歩いている
と、凍った地面で滑って危うく転倒!という場
面があり我ながらヒヤッと
したものです。雪に
慣れていない地
方にお住いの皆様、寒い朝など
路面
の凍結には十分注意してくださいね。現に
毎年何人かは転倒して怪我を
されています。加
えて全国的にイ
ンフルエンザの感染者数が増え
ているそうです
。日頃の予防と、もし罹患した
際は速やかに医療機関へ受診。
それと、できる
限り外部との接触
を避けるようご注意下さいね。
では【自転車奔走記】始まります!
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今週は「共依存」という嗜癖がもたらす状況に
ついてお話しします。まずお
さらいですが、共
依存とは関係依存の
発展形ともいうべきもので、
他人に必
要とされることで自己承認欲求を満た
そうと相手に過度に尽くしたり世話を焼いたり
することで相手が自分を必要
とし続けるようコ
ントロールする人と、
人に頼ることで、相手が
自分を必要と
し続けるようコントロールする人
との
間に成立するいびつな依存・被依存の関係
を指します。この共依存の関係は
アルコール依
存症患者とその家族だけ
でなく、ほぼ全ての依
存症患者とその
家族や配偶者、恋人などの近し
い人た
ちとの間に存在すると言われていて、
者と共依存関係に陥っている家族や
近しい人も
一緒になってこの共依存関
係から回復を果たさ
ないと、依存症
からの回復(治療)はかなり難
しいと
言われているほどです。

では、共依存という関係は実際の生活場面でど
のよ
うな姿となって現れるのか?ということを
アルコール依存症の家族を例にと
って見ていく
ことにしましょう。
【前提となる状況】
アルコール依存症患者のAさんは飲酒で様々な
トラブルを起こし、アルコール病
棟への入退院
を繰り返しています。退院
しては再飲酒して入
院してを繰り返し、
今は仕事にも行かずに一日
中家で酒を飲
んでは酩酊して前後不覚になった
り、妻
のBさんに辛く当たったり、時には暴言
や暴力を働いたりしています。Bさんは収入の
ないAさんに代わって家計を支え
るために昼夜
を問わず必死に働いていま
すが、Aさんはそん
なBさんを当てにし
てか、さも当然のように毎
日飲酒を続け
て止める気配もありません。
【例1】
Bさんは自分の家庭がこんな状況になっている
ことに悲しみを感じ『Aさんが
酒を止めてくれ
さえすれば、幸せになれ
るのに』といつも思っ
てしまいます。
【解説】
もし自分自身の幸せを願っていいるのであれば、
Aさんと離れるという事も選択
肢です。実際こ
の事例でのAさんは依存
症患者で入退院を繰り
返している方です
ので、このままでは同じこと
の繰り返し
で回復の可能性は低いと考えざるを
得ま
せん。かつ、現状では問題飲酒からDV
まで発展している状況ですので、Aさ
んから可
能な限り早く離れることが必要
なのは周りの眼
から見ても明らかです。
ですがBさんは「Aさ
んが酒さえ止めれ
ば」と考えてしまいます。
この
『相手が○○してくれればうまくいくのに
という思考は共依存特徴の一
つとされています。
つまり、幸せになる
ために『自分が○○をしよう』
という考え
ではなく、『相手が○○をしてくれれ
ばう
まくいく』と考えてしまうことです。共
存に陥っている人は、自分が主人公と
して幸福
になるのではなく、他人が幸福
になることで自
分が幸福になると感じ
てしまうことが多いとさ
れています。そ
の結果、自分が幸せになるため
には相手
に幸福になってもらう必要があります
で、自分自身の事は後回しにしても常に相手
がどう考えているか?相手がどう行
動するか?
が気になります。ですがAさ
んにとって、今の
関係(Bさんが自分
自身のことよりAさんを優
先して
気にかけてくれるこの共依存関係)は居
心地のよいものですよね。ですのでAさんはこ
の関係を変えることを本能的に望
みません。
つまり飲酒が止むことがない
ことになります。
でもBさんはAさんが
変わることを願いAさん
に献身的に尽
くすことでAさんが変わり、自分
たちの
幸せを願います。ですがAさんは、現在
の自分にとって都合の良い環
境(酒を飲もうが
何をしようが、Bさん
が尽くしてくれる状態)
が変わることを
恐れ…。という具合に、現実は
回復ど
ころか依存症特有の無限の負の連鎖が続
くことになります。この例において本当にAさ
んのアルコール依存症からの回復
を願うのであ
れば、先ず変わるべきは依
存症患者本人である
Aさんでなく、共
依存関係の中でイネブリング
を繰り返し
Aさんの回復を妨げるBさん自身
んですが、その大切な点が見えなくな
るという
か、見えていないのが共依存関
係の特徴でもあ
ると言えるのです。

という事で今週はここまで。
次回からも
例を挙げてお話しをしていきますね。
それではまた来週お会いしましょう!
SEE YOU NEXT WEEK 

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