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【奔走記・号外】Bob Dylanノーベル賞!

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第250回。

急に秋らしく、というか正直朝晩は冷えるよう
になりました。いかがお過ごしで
しょうか?
「秋の日はつるべ落とし」とは
いえ、急に寒く
なると体が追い付いていき
ませんよね。風邪等
で体調を崩している
方も多いと思いますし、イ
ンフルエンザの
話もちらほらと聞こえてくる様
になりま
した。皆様くれぐれも体調管理は万全
にお願いします。
それと、インフルエンザの予
防接種をお忘
れなく!
では自転車奔走記・号外の始まりです!

先日、ワタシにとって衝撃的なニュースが飛び
込んできました。何かといいますと『2016
のノーベル文学賞をボブ・ディランが受賞!』

というものです。この一報を目にした瞬間は
「えっ?なんで?」と思ってしまいましたが、
よくよく考えると「別におかしな話でもなんで
もないな」と思い直しました。今年のノーベル
文学賞の選考結果に対してワタシが感じた違和
感というか疑問符は結構たくさんの方が感じた
様子で、インターネットを見ていると「なんで
歌手が文学賞?」とか違和感なんて言葉がたく
さん出ていました。大手紙でも多くが一面トッ
プの扱いで、中には「賛否噴出!」とか「ノー
ベル賞は文学の概念を拡大」とかある意味刺激
的な見出しがの紙面もありました。

このブログを書くにあたってちょっとノーベル
文学賞について調べてみましたが、現在の受賞
の対象は「文学」に限定されていて、受賞者も
小説家・劇作家・詩人が殆どです(例外が有名
な英国の元首相ウインストン・チャーチル)。
おそらく多くの人が感じた違和感の正体という
か根っこは「文学賞をなぜに歌手が?」という
ところでしょう。最初ワタシもそう感じました
が、今は特段違和感もなにも感じていません。
一般的に“文学”と聞くと、すぐに小説や戯曲、
詩を思い浮かべると思います。つまり文字を媒
体とした表現のことですよね。でも、今の私達
が思い浮かべるマスイメージ的な文学というフ
ォーマットが成立したのは歴史的には中世以降
もっと言えば近代に入ってからの話でして、実
は文学史的に一番古い表現方法は詩なんですね。
次いで戯曲、そして小説という流れなんです。
なぜかというと、現在のような小説での表現を
可能にするためには、ハード面とソフト面の成
立、つまり「文字を記せる紙」「製本技術」等
の技術面(ハード面)と「書いた文字を読むこ
とができる人の存在」という社会の構成員の要
素(ソフト面)の拡散や充実がなければ成立し
えないからで、思い切って言ってしまえば小説
というのは近代以降の表現形式なんです。

文字のなかった古代や、文字はあったとしても
一部の階級しか理解できなかった時代では言葉
をそのまま対象に伝えるより方法が無かったわ
けで、であるからこそ文字ではなく“ことば”と
いう媒体を直接的に使う「詩」という表現方法
が最初に生まれたんですね。有名な古代ギリシ
ャの『イリアス』や『オデュッセイア』などは
【叙事詩】、つまり文字に記して表現するので
はなく、吟遊詩人や語り部が口頭で吟じるもの
(「口承文芸」と言います)で、聴衆はその言
葉、詩、物語を聞くことで、世界を知り色々な
思いを馳せたりした筈です。つまり詩というも
のは、人間が最初に手にした表現方法なんです。
言語を文字化(記号化)することで成立する小
説や文字文学としての詩や戯曲などの文字表現
に比べると、直接口で伝える詩や物語はプリミ
ティブ(原始的)と言えるかもしれませんが、
空気を震わせて直接伝わるコトバの力、言語そ
のものが持つ言霊的ともいえる原始的な力は、
文字化されたものよりはるかに大きな威力を持
つ場合があります。

そもそも「文学」とは、あくまで多種多様に存
在する言語表現の一形式に過ぎないはずなのに、
近代以降は多くの人がその形式に囚われてしま
い、結果として文学が自由を失い、行き場を無
くしていたのかもしれませんね。その意味で今
回のボブ・ディランの文学賞受賞は、ワタシら
が知らず知らずに抱え込んで抜け出せなくなっ
た“文学観”からの解放宣言かもしれません。
でも、色々な記事を読んでいると、ディランの
受賞に対して否定的というか酷評するような発
言や論評もあります。一方今回の選考を高く評
価する識者もいて、この議論は喧々諤々、まだ
しばらく続きそうですね。
ただ、当のディラン氏はこう呟いているかも

The  answer  is  blowin'  in  the  wind…

ちなみにディランファンである当社代表の赤塚
によるオールタイムベストソング・トップ3は…
3  Jokerman(ディラン第三転換期の佳作)
2  Maggie's Farm(現代ラップ音楽の源流)
1  My back pages(初期の王道フォーク)
だそうです!

というところで今回はこれにて失礼します。
次週は、お約束通り依存症についてのお話しを
しますね。
では、また来週お会いしましょう!
SEE YOU NEXT WEEK 

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