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【自転車奔走記】依存症とは#16。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第249回。

一向に秋らしくない天気が続いています。皆さま
いかがお過ごしでしょうか?
例年であれば季節の
移ろいをゆっくり感じ
ることができるんですが、
今年は季節の変わ
りが青竹を割ったみたいにピシ
ャリと変わっ
てしまいますね。梅雨→初夏→盛夏
→晩夏ときて初秋→「・・・」。
あれ?秋の盛り
を呼ぶ言葉が思い当たりませ
ん。そういえば昔、
秋の盛りを示す言葉は
『盛秋』なのか『仲秋』
なのか分からなくな
って調べたことがありました。
それぞれ言葉
としては存在するんですが、実際の
用法用例
となると、陰暦や節気、そして季語も絡
んで
きて訳が分からなくなり、おまけに当時はイ
ンターネットなどない時代でしたので、調べ物を
するには図書館で司書さんに相談しなが
ら辞書や
解説書を積み上げる必要があったの
で、結局うや
むやにし
てしまった記憶が蘇りました。これを機
もう一度調べてみようかな?と思いつつ、結局
またうやむやになりそう
そんな含羞とともに始
まります【自転車奔走記】!
宜しくお付き合いのほどをm(_ _)m。
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今回もアルコール関連の身体問題について続き
お話しで、前回紹介しきれなかったものにつ
いて
述べておきたいと思います。

○アルコール性ミオパチー
 元々、アルコールという物質には筋肉の成長
 に関わるホルモン物質の働きを阻害すると同時
 に、筋肉を分解するホルモンの分泌を
促進する
 作用があるそうです。つまりアルコー
ルは筋肉
 にとってはあまり良くない物質と言え
ますね。
 で、このアルコール性ミオパチーとい
う病気で
 すが、これは体内のアルコールが原因
で筋肉が
 溶けてくる病気です。飲酒とともに徐
々に悪く
 なる慢性のものと大量飲酒によって急
激に起こ
 る急性のものとがあります。慢性のミ
オパチー
 では、手足の筋肉でも身体に近い部分
の筋肉が
 細くなり、力が入らなくなるなどの症
状がでま
 す。これはアルコールの摂取を
止めることとビ
 タミン補給で良くなるそうです。
一方、大量に
 飲酒が原因で起こる急性のミオパ
チーは、尿が
 赤くなり、筋肉が腫れて痛という
ような訴えを
 伴います。それらの訴えは、アル
コールが原因
 で筋肉が急速に溶けてしまうこと
(横紋筋融解
 症)が起
こり、筋肉から血液に溶け出したミオ
 グロビン
と呼ばれる物質が尿の中に排泄された
 結果、尿
が赤くなるそうです。加えて、このミ
 オグロビ
ンと呼ばれる物質が血液中に多くなる
 と、血液
を濾して尿を作る腎臓の濾紙に当たる
 部分が目詰まりを起こし、腎臓が正常にそ
の機
 能を果たすことができなくなり、尿が作れ
なく
 なってしまうことあります(いわゆる腎
不全)。
 人間にとって腎臓で尿が
作れない、自然排尿が
 できないという事は、死
に結びつく重篤な事態
 です。通常は血液透析が
必要になります。ただ、
 急性のアルコール性ミ
オパチーからくる急性腎
 不全の場合は、断酒し
て筋肉が溶けなくなれば
 回復することもあるそ
うです。

○胎児性アルコール症候群
 妊娠中の女性が飲酒を続けていると、出産した
 子供に中枢神経系の異常や発育不全、特徴的な
 顔貌など先天的な疾患が認められることがあり
 ます。これらは胎児性アルコール症候群と呼ば
 れています。妊娠中の場合、胎児と母体は繋が
 っていますので、母体が摂取したアルコールは
 当然胎児もある程度摂取することになります。
 胎児の肝臓は当然未発達の状態ですので、何ら
 かの影響を胎児の体に及ぼすことになります。
 これは、妊娠中の飲酒が原因とされていますの
 で、妊娠前の飲酒や妊婦がアルコール依存症で
 あるかどうかは発症に関係ないとされています。

○急性アルコール中毒
 お酒の一気飲みに代表される症状です。一般的
 には「アルコール飲料の摂取により生体が精神
 的・身体的影響を受け、主として一過性に意識
 障害を生ずるものであり、通常は酩酊と称され
 るものである」と定義されています。酩酊とよ
 ばれていることからアルコールを摂取したとき
 の正常な人体反応ではあるんですが、お酒が飲
 めない(弱い)人や慣れていない人がアルコー
 ルを摂取することで命を危険にさらすような状
 態に陥ることになります。人は飲酒をすれば当
 然のように酔った状態になりますが、通常、血
 中アルコール濃度が0.02%から0.1%程度ですと
 ほろ酔いと呼ばれるリラックスした状態、0.3
 を越えると泥酔期と呼ばれ朦朧状態、
0.4%を越
 えると昏睡期という生命に危険を生じ
うる状態
 になります。実際問題として、どこか
らが急性
 アルコール中毒となるのかという明確
な基準は
 ありませんが、泥酔期から昏睡期の状
態では意
 識レベルが低下し、嘔吐・血圧低下・
呼吸数の
 低下などが起こり、生命に危険をおよ
ぼす可能
 性が高くなります。急性アルコール中
毒により
 死亡する場合、血中アルコール濃度が
高まるこ
 とによって呼吸・循環中枢が抑制され
て死に至
 る場合と、吐物による窒息で死亡する
事例があ
 ります。他にも、酩酊して事故に遭っ
たり転倒
 したりして負傷、あるいは死亡する
場合もすく
 なくありません。よく聞く症状なの
で軽く見が
 ちですが、この急性アルコール中毒
も大きなア
 ルコール関連の身体問題であり、同
時に社会的
 問題ともリンクしていますね。

というところで、アルコール関連の身体問題に
いてはおしまいとなります。これらを見てい
ると
アルコールは怖い有害物質のように思えて
きます
が、飲んだら100%必ずこれらのような
状態になる
訳ではないことはご理解下さい。同
時にアルコー
ルを摂取する(し続ける)こと
はこれらのリスク
を非常に高めてしまう事も
お忘れなく。
では、今回はここまで。次回はアルコール依存症
を取り巻く家族の問題についてお話しをします。
では、またお会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK 

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