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【自転車奔走記】依存症とは#9。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第238回。

先日、ワタクシの住んでいる東海地方の梅雨
明けが宣言されて、本格的な夏に突入しまし
た。皆さまいかがお過ごしでしょうか?今年
の梅雨は比較的雨が少なかったみたいで関東
地方では渇水の危険性が叫ばれているようで
す。たきびのある三重県でも、あくまで印象
ですが雨は少なかったような気がします。梅
雨は嫌いで早く明けてほしい反面、水不足は
困る…少々虫が良すぎるような気もしますが、
鬱陶しいジメジメの日々から解放されたのは
嬉しいことです。ただ、今年の夏は猛暑にな
るとの話もあります。皆さま、熱中症そして
脱水症状には十分気を付けて、適切な室温管
理と十分な水分補給をしてお過ごし下さいね。
では【自転車奔走記】始まります。
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今までお話しをしてきたとおりアルコールに
限らず依存症というのは、化学物質の摂取や
ある特定の行為繰り返し行った結果として、
それらに伴い感じる刺激を感じないと生きて
いけないほどのめり込み、そしてその刺激が
持続してある生活が常態化して、その刺激が
ないと不快な精神的、身体的症状を生じるよ
うになる、その刺激を得ることが他の全てに
優先するようになる状態です。そしてアルコ
ール依存症はアルコールという化学物質を摂
取することによって得られる刺激を追い求め
る状態ですので、依存症という病気特有の症
状とアルコール依存症に特有の症状がありま
すので、混同しないよう整理しながらお話し
をしていきます。

まず依存症に共通する症状としての「渇望」
をあげることができます。「
酒を飲みたい」
「ギャンブルをしたい」といった強い欲求の
事を指しますが、重要なポイントはその欲求
が「自分では抑えがたい」ということです。
依存症は刺激を得ることが他の全てに増して
優先されるので、この「渇望」があるとどん
な状況下でもその渇望に打ち勝つことが困難
になり、自分の脳が欲する刺激を得る行動に
走ってしまいます。例えば、ギャンブル依存
症の場合、いったん『ギャンブルをしたい』
という強烈な欲求(渇望)が起こるとそれに
抗うことができず、どんな手段を使っても、
例えばさらに借金を重ねる、友人知人に無心
する、そして時には犯罪を犯してまで、元手
となるお金を入手してギャンブルをしようと
します。その結果、自分の周りの全ての物が
壊れてしまいどん底の状態に陥っても、再び
その「渇望」がおこれば再び同じ行為を繰り
返す…渇望とはそれほど強烈な欲求で、依存
症という病気の大元というか依存症に共通す
る非常に特徴的な症状という事ができます。

次に特徴的なのが「コントロール障害」と呼
ばれる
ものです。これは渇望の対象となる物
質の摂取や行為をいったんはじめてしまうと
「自分で量や加減、終わりをコントロールで
きない状態に陥る」、つまり自分ではどうに
もならない状態になることを指します。この
コントロール障害の最も重要なポイントは
再発準備性」と呼ばれる状態です。これは、
長期間依存対象物質や行為を断って、強い渇
望が出現しなくなり一見依存症から快復した
ように思えても、いったん依存対象物質の摂
取や行為をすると、元の依存症の状態に戻っ
てしまうことです。よく聞く話に、アルコー
ル依存症患者で10年くらい断酒を続けて、渇
望やその他の依存症症状がほとんど無くなっ
ていた人がどうしても断れない付き合い酒を
コップ一杯飲んだだけで、元のアルコール依
存症患者に逆戻りしてしまったというものが
あります。
この再発準備性のメカニズムは現
状よく分かっていないそうですが、分かって
いるのは、物質や行為で依存症になってしま
った人の脳はある意味で「変質」してしまっ
ている事です。

このことを指した喩えが先週の最後にキーワ
ードとしてあげた「ぬか漬けのキュウリ」、
つまりキュウリをぬかに漬けて漬物にしたら、
もとの生のきゅうりには決して戻らないのと
同じように、一度依存症となってしまった人
の脳は元の状態には戻らないという事です。
ですので依存症患者は断つという事を生涯続
けることが必要になります。アルコールの場
合は『断酒』、依存症からの快復には断つと
いう行為を生涯続けていくことが必要になる
という事なんですね。この「コントロール障
害」と「渇望」というのが、全ての依存症と
いう病気に共通する特徴的な症状という事が
できます。

というところで今週はここまでとします。
来週はアルコール依存症に特徴的な症状につ
いてです。
では、また会お会いしましょう!
SEE YOU NEXT WEEK 

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