ケアステーションたきびは三重県下でホームヘルパー・デイサービス・ショートステイの在宅介護事業を展開しております。
ケアステーション たきび home サイトマップ
デイサービス 訪問介護サービス ケアステーション たきび
ケアステーションたきび サービス案内 ケアステーションたきび アクセス情報 ケアステーションたきび お問合せ
たきびブログ 
 
お知らせ
トップページ > お知らせ > 【自転車奔走記】依存症とは#6。

【自転車奔走記】依存症とは#6。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第234回。

梅雨真っただ中、6月最後の日曜日です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?とかく鬱陶
しい毎日が続いています。
長雨続きの身に纏
い付くような湿気で気が
滅入り、たまの晴れ
間も蒸し暑さでヘロヘ
ロになっていますヒロ
モリです。
沖縄地方は梅雨が明けたそうです
が、本州
はまだまだ先は長いです。皆さま、
健康管
理には十分注意してお過ごし下さいね。
雨にも負けず、湿気にも負けず!
自転車奔走記始まります!
-----------------------------------------------------------
依存症について、今週はアルコール依存症
概念と診断基準についてお話しします。
先週
までのお話で、「問題のある飲酒」と
いう概
念、アルコールの摂取に起因する身体的や社
会的な問題があるにもかかわらず飲酒を続け
てしまう状態について説明をしました。これ
らの問題のある飲酒、即ちアルコール使用障
がいと言われる群のなかで一定の診断基準を
満たすと『アルコール依存症』という診断が
下されることになります。まずはアルコール
依存症の概念からお話しをしていきますが、
その前にまず【依存症】という病気について
簡単にお話をしておきます。

アルコール依存や薬物依存、そして最近話題
に上がることが多いギャンブル依存など様々
な【依存症】がありますが、その共通イメー
ジは『何かを止めたくてもやめることができ
ない状態』でしょうか?WHO(世界保健機
関)の定義では『精神に作用する化学物質の
摂取や、ある種の快感や高揚感を伴う行為を
繰り返し行った結果、それらの刺激を求める
耐えがたい欲求が生じ、その刺激を追い求め
る行為が優勢となり、その刺激がないと不快
な精神的・身体的症状を生じる、精神的・身
体的・行動的状態』とされています。要約す
ると、“物質の使用や行為を続けることによっ
て得られる快感や高揚感がないと精神や身体
に不調が生じるが故、その物質や行為を使用
し続けることで生きることを保っている(依
存する)状態”とお考えください。

上述した「止めたくても止められない」とい
う状態よりも実際ははるかに深刻で、物質や
行為に依存し続けなければ生きていく事(生
理学的、医学的な意味での「生存」ではなく、
人間としての霊的な意味での“生きる”という
こと)が難しい状態なんですね。そしてその
依存症という病気の中で、依存の対象(「依
存物質」と呼びます)がアルコールである場
合が今回お話ししているアルコール依存と呼
ばれる状態になります。つまりアルコール依
存症を考える時には『先ず“依存症”という病
気が基にあって、その依存対象がアルコール
である』ということを理解した上で、まずア
ルコール依存症の概念をお話しします。アル
コール依存症とはどのような状態であるか?
を一言でというと『大切にしていた家族、仕
事、趣味などよりも飲酒をはるかに優先させ
る状態
』と考えて頂ければOKだと思います。

この概念定義文は厚生労働省が作成したアル
コール依存症の資料から転載しましたが、こ
れに個人的に文言を加えると「大切にしてい
た家族、仕事、趣味、大切にすべき自分の身
体そして自己
などよりも…(以下略)」
とな
ります。つまり生物としての自分、社会的な
存在としての自分、そして尊厳を持った人間
として尊重されるべき霊的な意味での自分よ
りも“アルコール”が優位となる状態なんです。
飲酒により家族や友人、仲間が離れていく、
仕事を失ったり、飲酒運転などの事故を起こ
し社会的な立場や信用を失う、色々な疾患で
体が悪くなる、アル中と呼ばれ蔑まれる。
本当は家族や友人、仲間に囲まれ、社会で信
用ある人間として、健康に、そして一人の人
間として尊重され評価されたいと思っていて
も、自分にとっては全てを壊してしまう“アル
コール”を摂取することを止められないという
ことなんですね。ではそのようなアルコール
依存症の診断基準はどのうようになっている
でしょうか?

アルコール依存症のチェック項目
1飲酒したいという強い欲望あるいは強迫感。
2飲酒の開始、終了、あるいは飲酒量に関して
  行動をコントロールすることが困難。
3禁酒あるいは減酒したときの離脱症状。
4耐性(アルコールに対する)の証拠。
5飲酒にかわる楽しみや興味を無視し、飲酒
 せざるをえない時間やその効果からの回復
 に要する時間が延長。
6明らかに有害な結果が起きているにもかか
 わらず飲酒。

これら上記の項目のうち、過去1年間に3項目
以上が同時に1ヶ月以上続いたか、または繰り
返し出現した場合はアルコール依存症と診断
されます。この診断基準の内容については次
回に詳しくお話ししますが、この基準はあく
までガイドラインですので、実際の診察や診
断では、この基準に当てはまれば依存症、当
てはまらなければ依存症ではないといった杓
子定規的なものではないということは付け加
えておきます。
というところで今週はここま
でとします。
次回はこの診断基準の内容につ
いてもう少し詳しくお話しをしていきます。
では、また来週お会いしましょう。
SEE YOU NEXT WEEK 

アーカイブ

月別 アーカイブ