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【自転車奔走記】ゆく年雑感。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第278回。

気温差の激しい厄介な毎日が続いていますね。
皆様いかがお過ごしでしょうか?早いもので、
今年最後の自転車奔走記となり
ました。皆様
ご愛読ありがとうございました!
今週は高齢
者福祉と介護保険制度を軸にして
一年を振り
返ってみようと思います。今年
一番のトピッ
クと言うと、なんといっても介護保険の制度
改正でしたね。介護報酬のマイナス改定や利
用者負担率の一部引き上げ等、ご利用者様や
介護事業者にとっては頭の痛い内容でした。
今のところこの制度改正の結果として見えて
くるのは、一部事業所の事業廃止や負担率が
引き上げられたことによるご利用者様のサー
ビス利用抑制など正直ネガティブな面が多い
もの事実です。ただ、報酬改定が今年の4月、
利用者負担率や補足給付の見直しは今年8月
と言う具合に時期がずれていましたので、全
体的な影響が表面化するのは来年になってか
らというのが大方の見方になっています。

今年の介護保険制度改正については様々な切
り口から見ることができますが、個人的には
高齢者福祉・介護の問題が介護保険制度のみ
の極小的な議論にとどまらず社会保障という
大きな枠組みで広く語られ、論じられた事は
非常に重要なトピックだと考えています。例
えば高齢者福祉の問題は何も介護だけではあ
りません。今年いろんなところで見聞きした
貧困という経済面の問題、孤立という社会と
の繋がりの問題、無縁という人との繋がりの
問題、様々ですよね。試みに「高齢者の貧困」
という事を考えてみると、まず思い浮かぶの
が今このブログで連載をしている年金の問題。

ご存じの通り現行の年金制度は現役世代が高
齢世代の生活を支える仕組みになっています
ので、少子高齢となった現在、その仕組みを
今後維持していく事が困難というかほぼ不可
能に近づきつつあります。つまりこの場合は
「高齢者の貧困」というワードが「年金」と
いうワードを介して「少子高齢社会」という
ワードにつながっている訳ですね。別の観点
から見てみますと、2世代3世代が同居し一世
帯を形成する家族が多かった一昔前の社会で
は、高齢者の方が受ける年金は世帯収入の一
部として機能していましたが、核家族化が非
常な勢いで進行し高齢者単独世帯が増えた結
果、高齢者の受ける年金は世帯収入の一部で
はなく全てになってしまいますので、年金額
の変動が直接生活に非常な影響を及ぼす事に
なります。これは「高齢者の貧困」が「年金
収入」というワードを介して「核家族化」に
繋がることになります。つまり、毎日の生活
や社会の中で起こる問題は、【原因→結果】
という単純化された図式ではなく様々な要因
や現象の複雑な絡み合いの中から浮かび上が
ってきたという事なんですね。

「高齢者の問題は決して他人ごとではない」と
言われますが、その真意は「人は誰でも齢を取
るので、いずれ我が身にも起こる事だから…」
という事ではなくて「社会はモノやヒト等の複
雑な関わりの上に成り立っている故に、他方で
起こっている事柄は、実は身の回りの出来事と
何らかの関わりを持っている。」という事です。
であるからこそ、社会の中で問題となる事があ
れば、それは他人ごとではなくて濃くも薄くも
我が事として考えていく事が必要なのだと思い
ますし、その事を改めて実感した一年でした。

と、少々難しいお話になりましたが、色々な問
題について「自分には関係ない」と切って捨て
るのではなくて、「自分とその問題にはいった
いどういう関わりがあるのかな?」と考えるこ
とが問題解決への第一歩なんですね。今年もも
うすぐ終わりです。福祉の仕事に携わる末端の
一人ではありますが、来年こそは多くの皆様が
色々な社会問題に自分との関わりを考えること
で、目を向けて頂けるようになればと思います。

では、今週、そして今年はこれにてお終いです。
改めて今年一年、不肖ヒロモリのお話にお付き
合い頂きありがとうございました。
来年も楽し
く為になる(時々の脱線はご容赦!)ブログを
お届けしますので、宜しくお願いしますね。
では、SEE YOU NEXT YEAR
皆様、良いお年をお迎えくださいね!!

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