ケアステーションたきびは三重県下でホームヘルパー・デイサービス・ショートステイの在宅介護事業を展開しております。
ケアステーション たきび home サイトマップ
デイサービス 訪問介護サービス ケアステーション たきび
ケアステーションたきび サービス案内 ケアステーションたきび アクセス情報 ケアステーションたきび お問合せ
たきびブログ 
 
お知らせ
トップページ > お知らせ > 【自転車奔走記】補足給付見直し#2。

【自転車奔走記】補足給付見直し#2。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第254回。

十何年ぶりの3台風同時発生の影響か、このと
ころ肩こり倦怠感に悩まされているワタクシ。
皆様、いかがお過ごしでしょうか?齢を重ねる
と体が気候の変化に敏感になってくるみたいで
すが、我が身を照らして考えると「敏感になる」
とう能動的な変化ではなくて、身体の抵抗力と
いうか細胞レベルの生命エネルギーが徐々に弱
っていく事で、外的環境変化を跳ね返せずモロ
に影響を受けてしまうようになるような気がし
ます。その事を身体レベルで考えると、ちょっ
とした変化で体調を崩しやすくなるという負の
面が出てきますが、感性レベルでは、季節の移
ろいや風景の変化など自然の微妙な変化を敏感
に肌で感じるという日本的なものの捉え方がご
く自然にできるようになる…と、ここまで書い
てきましたがこのまま書き進めると今週も脱線
しそうなのでマクラはここまで。
自転車奔走記始まります!
=====================
今週からは、H27年8月1日から改正となる補足
給付(負担限度額認定)の詳細についてお話。
8月からの補足給付変更のキーポイントは2つ。
①配偶者の所得の勘案
②預貯金等の勘案
となります。
では早速①配偶者所得の勘案についてお話をし
ていきます。前々回(6/28掲載分)でお話した
ように、これまでの補足給付は、その判定にお
いて申請者の属する世帯の所得状況に応じて負
担限度額が定められてきましたが、8月からは
補足給付申請者(現に受けている者も含む)の
配偶者の所得も判定の材料に加えるというもの。
つまり「世帯分離」していても配偶者の所得が
判定の材料として勘案されるという意味なんで
すね。ここで「世帯分離」という文言が出てき
ましたので少し説明します。世帯分離は「住民
票上の現在の世帯から世帯員の一部を分離し、
世帯を分ける手続き」の事で、よくあるケース
が高齢世帯(ご夫婦二人暮らし)で片方が特養
等の介護施設に入所中の場合、その方を世帯分
離、婚姻関係はそのままで住民票上の世帯を2つ
に分けるといったものです。では何故そんな事
をするのか?と言いますと、実は負担限度額認
定と関わりのある事例が多いんです。
以下の例で説明します。
(ご夫婦で1世帯)
夫→厚生年金を月額16万円受給。
妻→国民年金を月額 4万円受給。

このご夫婦世帯の場合、世帯の所得は単純計算
で16万円+4万円=20万円になりますよ。今まで
の負担限度額認定は世帯の所得が判定の材料に
なりますので、その月20万円という世帯所得額
に応じた負担限度額認定がなされます。一方で
妻が特養等に入所中の場合を想定して考えてみ
ると、実際上、夫は夫で生活、妻は妻で生活し
ていますが、妻の介護費用(特養等の施設利用
料)のうち、居住費と食費については「ご夫婦
を1世帯とした所得」に応じた段階の補足給付
しか受けることができず、自宅等で生活する夫
が経済的に苦しくなるケースが出現します。
そこで世帯分離、つまり夫と妻をそれぞれを住
民票上は1世帯に分けてしまいます。すると夫は
夫一人の世帯ですので年金額16万円に応じた負
担限度認定が、妻はその4万円の年金額に応じ
た負担限度認定を受ける事ができますので、妻
の居住費と食費の自己負担分はかなり少なくな
ります。結果として、特養等への入所に付随し
て発生する夫の生活への経済的影響を軽減する
事が可能になりますよね。世帯分離の目的はこ
れだけでは決してありませんが、補足給付の視
点からすると、世帯分離と補足給付の関係は上
述のようなものになります。

補足給付が経済的負担軽減を目的とした福祉的
目的の制度ですので、この場合の世帯分離はそ
の目的に則ったものですが…、ぶっちゃけな話、
結構裕福なご世帯であっても、少しでも負担を
減らしたいと考えて世帯分離をする方がごく一
部ですがいらっしゃいます。余談ですが以前ネ
ット上で世帯分離の事を錬金術と書いて申請を
推奨していた記述をみて無性に腹が立った覚え
があります。それはともかく、補足給付申請に
伴う世帯分離というものが広く浸透する事によ
って、その目的が経済的困窮からの救済とは別
の意味を持ち始めて来ていたのも事実です。
今までお話したそれだけが理由では決してあり
ませんが、今年8月からの改正では「配偶者の
所得を勘案」つまり【世帯の状況に関係なく
配偶者の所得も判定の基準として勘案する

こととなっています。平たく言えば世帯ではな
くてご夫婦の合計所得がこれからの負担限度額
認定の判定材料になるという事です。

具体的には、これからの負担限度額申請書には
配偶者の情報を記入する欄が新たに設けられて
おり、申請時には必ず記載する必要があります。
また、配偶者については、所謂「事実婚」者も
その対象として含むとされています。一方、配
偶者暴力を受けている方や配偶者が行方不明の
場合は対象外とされいます(この辺りは時代を
感じますが…)。
というところで、今週はこれまでとします。
来週は②預貯金等の勘案についてお話をします。

最後にお知らせ(再掲)です!
今回取り上げている補足給付について、ご利用者
様が申請する「負担限度額認定」の更新の時期が
来ています。お住まいの地域の保険者(市町村等)
から通知が届いているはずです。今回は8月からの
制度改正に伴って申請の内容が以前とは違います。
分からない事は担当のケアマネ等に聞くなどして
必ず期日までに申請をするようお願いしますね。
ではまた来週お会いしましょう!
SEE YOU NEXT WEEK , BYE 

アーカイブ

月別 アーカイブ