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【自転車奔走記】関わるケア#51。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第221回。

急に寒くなりました。皆様風邪などひいてないで
しょうか?
体調には十分お気を付け下さい。それ
と、繰り返しにはなりますが、
インフルエンザの
予防接種と、該当年齢
に達した方は肺炎球菌ワク
チンの接種
を受けて頂くようお願いします。特に
肺炎に関しては、毎年沢山の方が
肺炎でお亡くな
りになっています。決して
他人ごとではありませ
んので、肺炎の予防
と万が一肺炎になっても重症
化を防ぐ為の
予防接種を是非是非お願いしますね。
では、日ごとに強くなる北風にも負けない保温性
能と、カサカサ乾燥肌になり得ない
オイリーな保
脂性能、加えて見た目の貫録
十分な恰幅…平たく
言えば万全の腹脂肪
は冬でも健在、増々勢いを増
しています
「日本ハラデテル連合」推奨ケアマネ
ヒロモリ
がお送りします【自転車、ダメよ…ダメ
ダメ
ではなくて【自転車奔走記】久々の自虐
&微妙
に流行に乗れないネタと共に始まります!
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少々脱線が続きましたが、今週から関わるケアの
再開となります。お話してきたテーマ
は、クライ
アントその人を立体的に、一人の
人間として捉え
るための情報分析の手法に
ついてでした。行動観
という手法と言うか考え方、クライアントが現
に抱えている様々な問題行
動について、クライア
ントがどのような気持ち
や思い、衝動を感じて行
っているのか?を
明らかにするというものです。
心臓の鼓動の
ような不随意の運動とは別に、歩く
立つ、
座る、寝る等々私たちの生活に伴う殆ど
ての運動や活動には、必ず何らかの
意思や意図が
介在しています。“あても
なく歩き彷徨う…”なんて
歌謡曲の
歌詞にありそうなシチュエーションでも、
「あてもなく」つまり歩くことによって辿り着く
目的地がないというだけの話で「歩く」
という行
動をしようと脳が身体に指令を
出さない限り私た
ちは“歩く”という活動
をする事はほぼありません
ので、言い換
えれば“歩く”という動作をすること
自体
目的になっているだけの話です。その事
ら考えると、認知症を発症した方によ
く見られる
周辺症状についても、高次脳
機能障害などで起こ
る突発的な運動、
その他の例外を除けば、その行
動の基
には必ず何らかの意思や意図がある筈なん
ですね。その意思や意図をある程
度掴むことがで
きれば、一見無目的に
見えて理解しがたく、そし
て様々な問題
を起こしかねない認知症の方の周辺
状に向き合う際の一つのきっかけにもなります
し、常々提唱している“人間中心”
という考え方の
根本にも近づくことがで
きますね。ではその辺り
をもう少し突っ込
んでお話をしていきます。

これはワタシの体験談、ずいぶん前になりますが
介護施設
でケアスタッフとして勤務していた時の
話です。認知症(確かアルツハイマー病だったと
思います)の入所者さんで、施設内
での徘徊とい
うか、歩いてばかりいる方が
いらっしゃいました。
病状はかなり進行して
いましてコミュニケーショ
ンは全く取れな
い方で終日ほぼ無言、表情も殆ど
無く、歩い
ている最中にお食事や入浴、就寝など
で誘
導の介助をする際も、強く手を振り払い拒
する時もあれば、特に問題なくスムーズ
に誘導が
できる時もあったりと、
そんな方でした。ある時
その
方が施設内のケース検討会の対象となり様々
な角度からその方の処遇について話し
合いをして
いました。その時に同僚のケアス
タッフから「夜
間寝ていたのに起きだして徘
徊が始まった時は、
ほぼオムツ内に排泄が
あるので、交換をして就寝
誘導を行えばス
ムーズに寝て頂ける事が多い。夜
間徘徊時
にオムツ内での排泄が無くても、フロア
内の
ロビーに誘導してお茶を出して、少しゆっく
りしてもらってから寝室に誘導すれば寝て頂ける
事が多い。」といった趣旨の報告を聞
きました。
つまり、その方の夜間の徘徊につ
いては【排泄を
したい】や【喉を潤したい】と
いう意図があった
訳で、その意図を当時のワタシ
は推し量る事や解
き明かす事が出来な
かったにすぎないんですね。

よくよく考えてみると、ワタシも夜中にトイレに
起きる時はありま
す。真夜中に喉が渇いて水を飲
みに起きだ
すこともよくありますし、皆さんも同
じですよね。でもここで少し
考えて欲しいんです。
こういう事って“問
題行動”でしょうか?認知症と
診断され、コ
ミュニケーションが上手く取れない
方が夜中
にトイレに行きたいと思って起きて歩き
はじ
める事自体は私達と同じで、問題でもなん
もありませんよね。『行動や行為の基に
は必ず何
らかの意図がある』という一般命
題自体は認知症
の方にとっても同じく“正”
である筈なのに、意図
と目的、目的と手段
の間の“合理的関係性”が崩れ
てしまう
(と、私達が考える)ことが故に、“正”
である
意図の発露が『問題行動』としてその人に
関わる私たちに認識されてしまう事になるんです。
だからこその『行動観察』、極言すれば「問題」
という先入観を捨てて、その
人と“人間として”向
き合うという事にもなり、
まさに人間中心と言う
考え方の本質でもあ
るんですよね。

と、今週は思わず知らずの内に行動観察という手
法の本質的な意味に
ついてのお話になってしまい
ました。来週は
行動観察についてもっと具体的な
方法等の
お話をしてきますね。
ではまた来週お会いしましょう。
See you next week , bye!!

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