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【自転車奔走記】関わるケア#49。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第217回。

台風続きだった月初めもようやく終わり、秋らしい
毎日が続くようになりました。
皆様いかがお過ごし
でしょうか?
10月の特徴は、日中と朝晩の寒暖差
大きさです。カラダが冬仕様に慣れる
までの間は、
油断大敵!です。
風邪など召さぬようお気を付け下
さい。
では、天高く馬肥ゆる秋、そしてカロリー高
くヒロモリ肥えまくる秋
はみ出た腹脂肪をももの
ともしない勢い
で始まります【メタボ自腹膨張記】
ではなく
【自転車奔走記】始まります!
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今週も情報分析についてお話します。
先週までのお話で、アセスメントなどの情報分析を
行う際には、ケースの客観的現象に加
えてクライア
ントその人の主観的価値観に基づ
いた主観的情報を
並べて分析する事の重要性
を述べてきました。客観
的事実とはいえ、
その内容によっては観察者である
支援者の
主観的バイアスがかかった視点でクライア
ント
の状況を分析してしまう事が往々にして生じて
しまうからですね。
クライアント自身の価値観と観
察者でもある
支援者が把握する現状を、ある意味の
擦り合せ
することによって、クライアント本人に寄
り添
った分析が行えるという事になります。そこで
疑問が浮かび上がります。
クライアント本人の価値
観については、客観
的観察によりある程度想像する
事はできます
が、クライアント自身の思いであった
り考え
については、どうしても面接等のコミュニケ
ションが重要なツールになります。認知症等が原
因で十分なコミュニケーションを取る
事ができない
クライアントの情報収集
はどの様にしたら良いか?

この疑問を解決する手法の一つとして“さかのぼり”
と“行動観察”というものに
ついてお話していきます。
先ず“さかのぼり”と言う手法ですが、これは『時間
を遡る』ということで、いわゆる「生活歴」
をひも
解いていく事で、クライアントの価値観
や考え方、
性格などを推測していく方法です。
ワタクシたちケ
アマネや介護従事者の研修で
よく対象者の年表を作
るという課題を実施
する事があります。クライアン
トがどこで生まれ、
どんな環境で育ち、入学や就職、
結婚、出産、
退職など様々なライフイベントをどの
ように
経験してきたか?を年表にして把握する手法
なんですが、この生活歴にその時々の生活の様子、
毎日どのように過ごしていたか?
“生活習慣”“交友関
係”などの情報を加えて
いくのが“さかのぼり”とワタ
クシが勝手に呼んで
いる情報分析手法なんですね。

生活習慣などのその人の「生活の様子」を加えるこ
とで、
イベントのみの生活歴を立体的に把握する
が可能になります。ちょっと例を挙げて
説明します。

Bさん(男性)の生活歴】
20歳 就職
25歳 結婚
26歳 子供が生まれる。
60歳 定年退職。

ちょっとざっくりしすぎではありますが…、ライフ
イベントのみを記載した生活歴はだいた
いこういう
形になります。でもこれではBさんが
どのような暮
らしをしてきたかが、殆どと言っても
いいくらい見
えてきませんよね。ですので、生活の
様子という要
素が重要なファクターになります。
例えば「就職」
というイベントであれば、どのような
職種に就いた
のか、仕事に対してどのような姿勢
でいたのか?
毎日の生活の様子はどうだったか?
などの情報を加
えていきます。定時でしっかり
仕事を終えて帰宅し
ていたのか、残業続きで
帰宅は午前様ばかりだった
のか、あるいは
出張や単身赴任が多く、家族と過ご
す時間が
殆どなかったのか、などなど暮らしの様子
を家族
さんなどから聞き取っていくんですね。一見
介護
とはあまり関係ないような情報に見えます。が、
認知症を発症して様々な問題を抱えているクライ
ントの現在を“知る”という事は、そのクライアン

が今まで「どのように過ごしてきたか?」を知ら

ければ非常に不完全なものになってしまいます。

「さかのぼり」という手法は、時間を遡ってクライ
ントその人を立体的に把握しようとする試みの
なんですね。Bさんの例に戻ると、Bさんは
職場では
どのような人だったのか、家庭では
どんな夫であり
子供にとってはどんな父親
だったのか、趣味や嗜好
はどうだったか?
可能な限り微に入り細に入って、
様々な
情報を収集していって、Bさんが「どんな人」
だったのか?を立体化して把握していくんですね。
そして、これら「さかのぼり」手法等を通じて得ら
れたクライアントの人物像を材料にして、
今現在ク
ライアントが抱えている問題、つまり
認知症を発症
したクライアントの行動について、
クライアントが
どのような気持ちや思い、衝動
を感じて行っている
のか?を明らかにする
方法が“行動観察”なんです。

次週は、その“行動観察”についてお話しいたします
それではみなさま、また来週お会いしましょうね!
See you next week , bye 

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