ケアステーションたきびは三重県下でホームヘルパー・デイサービス・ショートステイの在宅介護事業を展開しております。
ケアステーション たきび home サイトマップ
デイサービス 訪問介護サービス ケアステーション たきび
ケアステーションたきび サービス案内 ケアステーションたきび アクセス情報 ケアステーションたきび お問合せ
たきびブログ 
 
お知らせ
トップページ > お知らせ > 【自転車奔走記】関わるケア#47。

【自転車奔走記】関わるケア#47。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第215回。

どんどん秋らしくなっていく毎日ですね。ただ今年
の秋口はちょっと寒暖差が
激しすぎるのが気になり
ます。ワタクシ
も朝方「寒っ!」と目が覚めて、
まりの涼しさに長袖で出勤すると、昼間
は突き刺す
ような日差しで汗だくになる
こともしばしば  
みなさま、体調管理には十分ご注意くださいね。
運動会の時期なのか、週末になるとあちこちの小学
校で賑やかな歓声が聞こえてきます。
運動の秋らし
くもちょっと体を動かして
みようかな…と思い立っ
て、久しぶりに自転車
に乗ったのは良かったですが、
走り出して
間もなく『バキン!』とすごい音がして、
自転車のシートと本体を繋ぐ部分が折れてしまいま
した(泣)メンテナンスの不備なのか
はたまた自分
の体重超過なのか定かでは
ありませんが(『100
後者!』との意見が
多数寄せられてはいますが…)
運動には
日ごろからの習慣付けが大切だと改めて
感したヒロモリでご.ざいます。
体重、体脂肪、メタ
ボ指数の大幅UPにも
めげずにはじまります自転車崩
壊記…
ではなくて【自転車奔走記】開講!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先週は事例を元に事実関係のみに着目した分析例を
提示して、事例分析における
主観と客観の視点の関
係をお話しました。
客観的事実のみに基づくと本来
ケースの
主人公であるはずのクライアント本人不在
のケアが展開される恐れがある事、逆に主観的観点
のみに拘ると実際の相談や介護
現場では役に立たな
い、つまり本来なら
相互関係で成り立っているクラ
イアントの生活
というか存在基盤の関係性を明らか
にする
筈が、クライアントの主観によってバイアス
かかった視点でしか見ることができなくなるから
なんですね。そこで重要なことが、主観と
客観を同
列に並べて分析していく事です。
両論併記という訳
ではありませんが、観察した
様々な現象や状況につ
いてクライアント自身が
どのように考え、感じ、思
っているかを細かに
聞き取ったり観察したりする作
業で、その作業
を通じてクライアント本人の人物像
を浮かび上
がらせていきます。そしてその得られた
人物像に
客観的観察事項を対比させることで、主観
と客観が
同義なのか?あるいは並列なのか?さもな
くば
対立しているのか?このような視点で状況の分
析を
行っていくんですね。では早速先週提示した事
から得られた客観情報に対比させる主観情報の
析を行っていきましょう。

【客観的事実】
①一人暮らしで、家事や外出、社会交流などもほぼ
 問題なく行えていた。
②転倒して足の骨を折った。
③手術を受け、リハビリを行って退院し自宅に戻る。
④家事や老人クラブの活動をしていない。
⑥自宅で一人で過ごす時間が多い。
⑦買い物や通院は娘が手伝っている。
⑧体を動かす時間が極端に少なくなった。

【相談内容】
骨折後、自宅で一人過ごすことが多くなった母が心配。
では早速①から考えていきましょう。一人暮らしで、
家事や外出などお一人でこなして
いたご様子ですね。
この文面だけをみると健康で
活発な人物像が浮かんで
きませんか?ですが、
主観的分析ではそもそもAさん
ご自身が一体
どのような思いで日々の生活を送ってい
たか?を
解き明かしていく事が眼目です。ですので、
①の
文章を更に細かく分けて考えます。すると、
①-1 一人暮らしをしていた。
①-2 家事をほぼ問題なく行っていた。
①-3 外出をほぼ問題なく行っていた。
①-4 社会交流をほぼ問題なく行っていた。
以上4つのフラグメント(部分)に分けることができ
ます。そしてその項目ごとにAさんご本人
がどのよう
に感じていたか?どのように思って
いたか?を聞き取
ったり、聞き込んだりして
その結果を収集します。

①-1の「一人暮らし」についてであれば、Aさん
一人で生活する事に対してどのように考えていたのか?
を聞き取ります。例えば『誰に気兼ねすることなく自分
のペースで暮らせるので気楽だった』という思いかもし
れませんし、真逆の『子供も独立して一人になった。
寂しい思いをする事が多かった』かもしれませんね。

ところでこの結果を見てどうでしょうか?
一人暮らしという状況だけに注目していては見えない
ものが見えてきますよね。一人暮らしを『気楽』と感じ
いたのであれば、退院後の一人暮らしについてはポジ
ティブ
な姿勢や意欲をお持ちの筈ですので、独居生活の
再開
そのものについては特段の問題は無い様に感じます。
でも逆に『寂しい』というネガティブな感情をAさんが
持っているのであれば、骨折後という不安要素が追加
れた状況のまま「寂しい」自宅に退院する事が
Aさんの
メンタルや生活に様々な問題の影を落とす
リスクが非常
に高い事は容易に想像できますよね。
ですので「一人暮
らし」という状況だけを切り取る
のではなく、その事実
に付随したクライアントの思い
を併記する事が重要なん
ですね。①-2の家事
についても同様です。特段なにも
思わずに習慣的
に家事をこなしていたのか?あるいはし
んどい思い
をしながら家事をしていたのか?もしかする
『家事は自分がしないといけない!』と言った強い
務感と言うか強い自己統制で家事をがんばって
いたかも
しれませんね。習慣的に家事をこなして
いた人であれば、
退院後には改めて家事という
今まで自分が普通にできて
いた活動と改めて
向き合う事が必要となりますし、気の
進まない
思いでしょうがなく家事をしていたのであれば、
退院後の家事遂行はAさんにとって更に憂鬱な活動にな
るでしょうし、強い自己統制で家事を
してきたのであれ
ば、その家事が十分にできなく
なった自分に対する精神
的なダメージは結構な
ものであることが想像できますね。

と、こういう具合に先ずは客観的事実と主観的情報を併
記して情報を集めていくんです。
今週は主観情報と客観
情報の分析方法
のさわりをお話しましたが、認知症ケア
で重要になってくるのは実は①-2以降の情報に対す
る主観的事実の捉え方なんですね。
その事については次
回しっかりお話したいと
考えています。
では、また来週お会いしましょう。
See you next week , bye 

アーカイブ

月別 アーカイブ