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【自転車奔走記】関わるケア#46。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第214回。

朝晩が涼しくなりましたね。朝の出勤時、長袖姿
の方を見かける
事も増えてきました。この時期は
日中と
朝晩の寒暖差が結構あるので、何かと体調
を崩してしまいがちです。
体調にはご注意下さい。
さて、秋本番に向けて心身共に充実!といきたい
ところですが、持病の腰痛が
なかなか良くなって
くれなくて…
現状を分析すると、慢性的な運動不
足→
加齢と経年変化に伴う腰椎軟骨の変形→腰痛
の発症→痛みの為に更に運動不足→
腰痛が快癒し
ない→筋力の低下→更に
腰痛が長引く…といった
正に悪循環と
言うべき状況に陥っているヒロモリ。
結局のところ、適切な痛みの管理と腹筋、背筋を
鍛えて腰椎への負担を軽減していく
事しか対処法
は無いんですが、なかなか
どうして上手く行かな
いんですよね。
上手くいかない最大の原因は言わ
ずと知れた
「過度の腹脂肪」と「喰う・寝る・太
る」のメタボ
三原則を地でいっている生活習慣な
のは
よ~く分かっているのですが…。日ごろご利
用者様に「頑張って運動しましょう!」
としたり
顔でいっている我が身が恥ずかしい。
ここは一念
発起、久々に自転車にでも乗って
運動を再開しよ
うと計画中の今日この頃です。
とにかく、このブ
ログのタイトルが「自転車奔走記」
である限り、
頑張って脱メタボを目指さないと!
と、そのうち
密かにブログタイトルを「脂腹満足記」
に変えて
やろうと目論んでいる姑息なメタボケアマネの

ロモリがお送りします【自転車奔走記】開講
!!

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今週も関わるケアについてのお話です。先週のお話
で「その人を知る」という事は、
対象者その人を中
心にして、その人に
関わる全ての事柄を関係性とし
て捉え
直すと言う事であると述べました。“歩くこと
ができない”とか“もの忘れ”
と言った客観的な状態観
察のみから一歩
進んで『その人にとって歩くという
事は
どういう意味を持つのか?』『その人にとって
忘れるという現象はどのような感情
をその人にもた
らすのか?』というような
“その人視点”で状況を再認
識する作業です。
という事で、さっそく簡単なケース
を例示して
一緒に考えてみたいと思います。

【ケース】
Aさんは一人暮らしです。買い物を始めとした家事も
一人でこなしていましたし、近所の集まり
や老人ク
ラブの活動にも積極的に参加していま
した。ですが、
ちょっとした不注意で転倒し足の
骨を折ってしまい
ました。幸い手術は無事に終わり
リハビリも順調に
進んだので退院して自宅に
戻る事が出来ました。
家に戻ったAさんですが、
以前のように家事をしたり
老人クラブの活動
に参加する事がなくなって、自宅
に一人で居る
時間が非常に多くなりました。買い物
などの
家事や通院などは近くに住む娘さんが手伝って
くれるので現実的に大きな支障は生じていませんが、
娘さんは体を動かす時間が極端に少なくなった母親
のことがだんだん心配になってきました。

といった事例です。
先ずは出現している現象のみに着目して分析します。

【時系列】
①一人暮らしで、家事や外出、社会交流などもほぼ問
 題なく行えていた。
②転倒して足の骨を折った。
③手術を受け、リハビリを行って退院して自宅に戻る。
④家事や老人クラブの活動をしていない。
⑥自宅で一人で過ごす時間が多い。
⑦買い物や通院は娘が手伝っている。
⑧体を動かす時間が極端に少なくなった。

【相談内容】
骨折後、自宅で一人過ごすことが多くなった母が心配。

【分 析】
下肢の骨折後による歩行機能や下肢筋力の低下等の原
因により活動不活発に陥っている状況が想定
される。
家族の協力により日常家事の部分では
大きな支障は生
じていないが、上述活動不活発
に加え以前行っていた
社会交流の機会が減少し
閉じこもり状態になっている。

と、一例ではありますが事実現象のみに着目すると大
体このような分析結果となる筈です。
つまり、下肢の
骨折後という身体機能の問題
により日常生活における
行為・活動の障害が
発生していること、その障害が社
会参加を阻害
していることが問題となる訳ですよね。
加えてさらに穿った見方をすれば、娘さんの介護協力
があるが故に、余計に自ら体を動かす機会が減ってし
まった部分もあるかもしれませんね。

以上が事実現象のみに着目した分析結果です。
では次に“その人を中心とした”分析を試みます。
先ず大前提として、前掲の「事実分析」の内容を踏ま
えるという事が重要です。「その人中心」
と言えば聞
こえはいいですが、客観的事実を
おろそかにすると
「極度に主観的過ぎる」分析と
なってしまい、実際の
ケアや支援の現場では役
に立ちません。事実現象をし
っかりと理解した
上で、もう一歩踏み込むことが「そ
の人を中心」
とした関係性の分析の真骨頂なんですね。
では、その踏み込む“もう一歩”とは何か?

それは主観的な視点なんですね。
「れれ?さっき『主観的過ぎる分析は実際の現場では
役に立たない』と言ったばかりなのに…」
とお感じの
方が多いというか殆どですよね。
確かに、最初から最
後まで一貫して「主観」のみ
ではダメです。かと言っ
て徹頭徹尾「客観」に
拘ると、今度はその人の思いや
感情までもが
「主観」として排斥され、PCプログラム
のような
一律、機械的な支援やケアしか提供されない
可能性が非常に高くなります。ですので、今流行りの
ハイブリッド!!
主観と客観を同列に並べて分析をし
ていく訳
なんですね。具体的に言うと「していたこと、
して
いること、できること、できないこと、身の回り
起こっている事、自分の身に起こっている事、全て
の事象に対してその人自身が“どう思って
いるか?を
明らかにしていく」作業の事なんですね。

このケースで言うと、先ほど行った事実分析の①~⑧
の各項目に対して、ご本人そして娘さんが
どのように
感じているか?と明らかにして
いく事になります。
次週はその作業を一緒に見ていきましょう。
ではまた来週お会いしましょう!
See you next week , bye 

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