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【自転車奔走記】関わるケア#45。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第213回。

すっかり秋らしくなり、朝晩は肌寒い日が続き
ますね。皆様いかがお過ごしでしょうか?
急な
気候の変化で体調を崩している方も
ちらほらい
らっしゃいます。皆様、体調には
十分ご注意く
ださいね。
秋本番も間近!今年も食欲全開で秋
堪能しましょう!と、自身の腹の出具合も
みず、能天気な極楽とんぼでメタボ増進
に一片
の疑念もない「脂肪特別警報」発令中
のヒロモ
リがお送りします【自転車奔走記】
始まります!
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さて、脱線続きで久方ぶりとなりますが「関わ
るケア」
の実践編とでも呼ぶべきテーマについ
てのお話です。
今までお話してきた面接の技法
や共感的理解と
言ったお話は、ケア実践の場で
支援者が心掛ける
べき立ち位置であったり考え
方であったりで、
言わば実践の前説のようなも
のでした。今回から
のお話はその人を「知る」
という作業についてと
なります。「知る」とい
う言葉を使いましたが、正確
には「その人とそ
の人に関わる人や環境の関わり
を探っていく」
作業の事で、面接を始めとした初動記
の様々な
関わりのなかで得られた情報を分析して、
その
人を中心とした社会の相関図
を作り上げる作業
です。この『その人を中心』と
いう考えがキモ
になる訳ですが、先ずは基本的
な考え方からお
話を進めていきます。

私達介護福祉の現場では、情報分析やアセスメ
ント
と言った作業をする際に「客観的」という
言葉がよく
使われます。何らかの問題があって
日常の生活
に介護や支援を要する方々に対して
ケアを提供
擦る訳ですから、その人が置かれて
いる状況を
できる限り客観的に、中立的に把握
する事は
非常に重要な事なんです。関わるケア
の方法論
でもその事は基本的に重要な事項では
ありますが、
その前に「その人を中心とした相
関図」、つまり
“その人の視点に立って状況を分
析する”こと
が求められます。日常生活を送る上
で様々な問題
が生じ介護や支援を要するように
なった場合、
往々にしてその原因を身体や認知
機能に生じた
何らかの障害にのみ求めてしまい
ます。ですが、
当事者その人を主人公にして考
えた場合、
障害そのものが問題なのではなく、
障害を負った
事によって自分と周囲(人だけで
なく事物も含みます)
との“関係”が変質する事
こそが問題なんですね。
この「関係」という言
葉が非常に重要なキーワードに
なります。

例えば、足を骨折して歩くことが困難になった
ケースを考えます。
このケースの場合、その人
の状態像は「歩行が
困難」という捉え方になる
のが普通ですよね。
【歩くという身体活動が骨折によって出来ない】
という考え方です。この場合、歩くという事は
あくまで
ニンゲンという動物に共通する身体運
動・活動の
一つであるという考えが基本になり
ますので、
歩けるか歩けないかと言う身体現象
にフォーカス
した視点になります。では関係性
の観点から
この問題を考えてみますね。

歩くという行為が自然に、特に意識せずにでき
いた状況を【自分=歩く】と捉えます。つま
り、歩く
という行為と自分が一致していたと言
う事です。
骨折により歩くことが困難になった
と言うこと
は、自分と歩くという行為をイコー
ルで結べなく
なってしまった【歩く≠自分】つま
り“関係性が
崩れた”と捉えるわけです。ここで注
目して
頂きたいことは「歩く」ことと「自分」
とを関係
で捉えるという事は「歩く」という事に
対して自分が
どのように考え、感じているか?
も重要なファクター
になるという事です。言い
換えれば「歩くとは
自分にとってどういう事か?」
を考えなくては
ならないと言う事なんですね。
ある人にとっては、歩くことは別段気にも留めな
い行為でしょうし、
歩行機能回復の為のリハビリ
を行っている
方にとっては、もしかしたら苦しい
事かも
しれません。また歩行機能を無くしてしま
った方
は一言ではとても言い表せない感情をお持
かもしれません。歩くという身体活動だけに
目するのであれば、それらの「思い」や
「感情」
は副次的な取扱いになりますが、
歩くという行為
と自分自身との関係を考える
と「歩く」という身
活動にも、人それぞれの捉え方、考え方、感じ
があると言う結論が導き出される訳です。

そして、そのことが正に「人間中心」のケアの
発点になるんですね。
「その人を知る」という作
業は、その人とその人を
取り巻く事象や人、社会、
すべての事柄を“関係性”
で捉えなおすということな
ります。次週は認知症ケア
の実際のケースを例示
して、もう少し具体的なお話
をしていきますね。
では、また来週お会いしましょう!
See you next week , bye 

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