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【自転車奔走記】関わるケア#44。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第211回。

夏なのにはっきりしない天気が続いていますね。
8月には珍しい秋雨前線の
停滞で、全国的に雨の
日が増えています。
ただ、また今週から暑さが
戻るみたいな
予報ですので、まだまだ秋はお預
けですね。合言葉は「水分補給と熱中症予防」。
みなさま、体調管理には十分ご注意下さいね。
あっ!!
遅らばせながら、三重高校球児のみなさん!
甲子園、準優勝おめでとうございました!!
本当にたくさんの元気をいただきました!!
その元気を勢いに【自転車奔走記】開講です!

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今週も認知症に関連するお話をします。
先週は施設サービスのお話をしましたが、今週は
もう少し根本的な事柄についての
お話になります。

というのは…
ここ数年来の事でなんですが
皆様が『認知症』とい
う言葉にナーバス
になりすぎているのでは?と思う
事が多く
なったからです。実際の相談現場において
「認知症なので…」というフレーズを良く耳にす
るようになりました。
この連載でも繰り返しお話を
していますが、
「認知症」という言葉(病名)は、
元々は人間
の認知機能になんらかの障害を有する場
合に
使われる名称です。加えて、その症状の原因
なる(考えられる)基礎疾患やその疾患に起因
する
周辺症状(ひどいもの忘れや徘徊等)を
【総称】的
に使う意味も含んでいます。
ですので「認知症」と
いう言葉は、そもそも
病名や症状を表す言葉に過ぎ
ないんですが
「認知症」という単語の持つネガティ
ブな印象、
例えば昼夜を問わずの徘徊や攻撃的な被
妄想などの認知症という病態の一部の症状がさも
全体のイメージとして流布してしまい、
「認知症」
の極端な症状がステレオタイプの症状
として言葉の
持つイメージとイコールで結ばれて
しまっている状
況があります。つまり、認知症という
言葉が独り歩
きをして、ひとたび「認知症」という
診断が下りた
り、「もしかして…」といった状況
になった時、そ
の人に「認知症」という冠がついて
しまい、結果と
してその人のイメージがその極端
なものと同じよう
な印象を周囲に与えてしまう、
と言うか周囲が勝手
にそのイメージで
見てしまう事態が出現します。

何度も繰り返しになりますが、認知症であろうと
かろうと、その人はあくまでもその人、つまり
人格
を有した、尊重されるべき個人であることには
変わ
りがないはずですが、言葉の持つマスイメージ
は、
その人本来の人格までも覆い隠してしまう
ほどの強
い力を持っているんですね。
「認知症」という言葉
は、誤解を招くことを承知で
言うなれば『便利な』
言葉なんです。『便利』という
のは、認知症のステ
レオイメージで物事を単純化
して大雑把な理解がし
やすくなるという意味において
なんですが、安易に
『認知症』という言葉を使う
事で、その人の本来持
っている人格的な部分や
尊厳の部分を侵害してしま
っては本末転倒
になりますよね。

以前、認知症の方を専門にケアしている方から興味
深いお話を聞きました。
その方によると人が人を、
「認知症」と呼んだ
時が、その人が『認知症になる』
時だと。
つまり、【認知症という概念を作り上げて
いる
のは私達周囲の人間ではないか?】という逆説
的な問いかけだったんです。この問いかけに対する
ワタシなりの答えは
まだ見つかっていませんが、少
なくとも【個人を
個人として見て、接する】という
基本的態度は
忘れないようにしているつもりです。
ですので、ご家族さんを始め認知症の患者さんを取
り巻くすべての方々には、『認知症という
冠を取り
払って、その人を個人として接する
こと」の重要性
をこれからも訴え続けていく
つもりです。
「認知症の○○さん」ではなく「○○さんは認知症を患
っています」という
捉え方です。

以上で今週の【認知症を考えよう】はおしまいです。
もう一度認知症ケアの原点を確認し、来週から「関
わるケア」に戻していきますね。
では、
また来週お会いしましょう!See you next week 
 

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