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【自転車奔走記】関わるケア#38。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第202回。

いよいよ6月も最後の週に入りました。
沖縄地方は梅雨明けしたそうですが、我が三重
では
梅雨なのに殆ど雨らしい雨が降っていません。
梅雨は大嫌いですが、これくらい雨が降らないと
逆に
心配になります。ただ、曇天と高湿度の毎日
には変わりありません。
皆様、こまめな水分補給
で脱水と熱中症を予防しましょう!

さて、主に認知症患者さんへの支援のなかで介護
などの
ケアを人との関わりの視点から捉えていく
「関わるケア」
シリーズをお送りしています。認
知症患者の方々と個人と
して接し、できうる限り
その人が個人として自分らしく、且つ
その人と関
わるご家族さんや介護スタッフ、地域の方々など
がそれぞれの立ち位置でその方と関わっていく事
の意義
であったり、具体的な方法論についてお話
しを続けています。

実を言いますと連載当初は、世間的なレベルでの
“認知症”
という病気や介護の実際に対するあまり
の無理解と無関心を
なんとかしないと!という思
いだけで書き始めました。実際
その頃は認知症と
いう単語だけが独り歩きして、“大変”という
負の
イメージが様々な媒体で喧伝された結果、問題の
本質
に近づく重要な情報、例えば認知症の症状と
深く関わりの
のある疾病、徘徊や物盗られ妄想な
どの周辺症状が出現する
プロセス、最新の治療や
介護福祉の現状などが置き去りに
されてきすぎた
感が拭えませんでした。そんな状況下でした
が、
試行錯誤を繰り返し連載は今に至っています。

ところが最近、認知症に関わるニュースや特集番
組が多く
なってきました。一向に止む気配のない
少子化とそれに
伴う高齢社会化、右肩上がりの社
会保障費と財源問題に
絡む税制改革などなどの社
会情勢に加えて、今年の4月に
大きく報じられた
認知症患者の方の踏切事故に伴う損害賠償
の裁判
のニュースが一つのきっかけになったと感じます。
そもそもは徘徊の症状がある高齢者の方が踏切で
事故に遭
われたという痛ましい出来事なんですが、
家族の賠償責任
を認定した判決であったという理
由からか、判決の内容につい
ての法律的、道義的
な内容か、認知症を介護する側の視点
に立った報
道が多かった印象がありました。また、最近は

知症による徘徊が原因と考えられる行方不明高齢
者の
問題もよく目にします。ただ、認知症と言う
症状や問題行動の
根本的な部分に切り込んでいる
報道は相変わらずごく
少数でした。結局、認知症
というものに対する社会に意識の
根本はあまり変
わっていないのかな?という印象です。

勿論、社会が認知症というものに関心を寄せるこ
とは良い
事ではあるんですが、認知症という言葉
そのものが包括的な
用法で使われることが多い為、
日常で認知症との付き合いが
少ない方々はついト
ピック的な部分に目が行きがちになってしまい、
問題の根っこの部分にまで行きつかないままで終
わってしまう
きらいも否定できません。多分にし
ょうがない事ではあるんですが、
特に介護や社会
福祉の分野、認知症の方へのケアや支援を
根本を
見ようとしないで表層だけで捉えてしまうと大き
な勘違い
を社会がしてしまいそうな気がします。
勘違いと書きましたが、
ワタシを始め介護、医療、
福祉の関係者そしてご家族様は
【認知症患者さん
を様をどうケアすべきか?】を常に考えています。
ですが、それはあくまでケアや支援という手段で、
本当の目標は

認知症患者さんがどうすれば尊厳ある個人
 として社会で生活し
てくことができるか?

という事なんですね。治療やケア、支援などはあく
まで手段に過ぎないんです。
その手段を使って実現
するべきことが【個の尊厳の発露】であり、
主人公
は認知症患者さんその人です。そして家族さんもワ
タシ
達支援者も、その方との関わりの中で同様に主
人公であるべき
そんな思いで始めた本連載です。
小難しいお話があったり、脱線の
連発などなど見苦
しい点もありますが、今後も皆さんと一緒に
認知症
というものについて考えていきたいと考えています。

前置きが長くなりすぎました、スミマセン。
予定していた【バイスティックの7原則】について
は来週
という事にさせていただきます。
それでは、来週も宜しくお付き合い下さい。
See You Next Week!

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