ケアステーションたきびは三重県下でホームヘルパー・デイサービス・ショートステイの在宅介護事業を展開しております。
ケアステーション たきび home サイトマップ
デイサービス 訪問介護サービス ケアステーション たきび
ケアステーションたきび サービス案内 ケアステーションたきび アクセス情報 ケアステーションたきび お問合せ
たきびブログ 
 
お知らせ
トップページ > お知らせ > 【自転車奔走記】関わるケア#31。

【自転車奔走記】関わるケア#31。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第193回。

春たけなわ…と言うのかどうかわかりませんが、
少し汗ばむくらいのポカポカ陽気の毎日ですね。
ゴールデンウイークも今週から始まりますし、
お出かけや行楽にも絶好の季節が到来です。
とは言っても、インフルエンザがまだまだくす
ぶって
います。ワタシの担当の方でも、インフ
ルエンザ罹患者
は幸いにしていらっしゃいませ
んが、急な発熱や
体調不良を訴える方が多いで
すね。
せっかくのゴールデンウイークを楽しく
過ごすためにも、
体調には十分ご注意下さい。
それに、ワタクシも含めてのお話ですが、交通
事故
にも十分注意して行動しましょう!と、
ゴールデンウイークを目の前にして既に腹脂肪
レベルは“プラチナ”ランクレベルに達し、連
休明けの
健康診断での腹囲測定が怖いケアマネ
のヒロモリ
がお送りします【ゴールデンポーク
豚走記】…ではなく
【自転車奔走記】開講です!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先週は、「共感」という作業についてのお話を
しました。
介護福祉の現場での「共感」という
作業は、一般的な「共感」の
イメージとは少々
違って【依頼者と支援者】という対人関係
の上
に立って、依頼者の思いや訴えに対して過度の
感情移入
や感情介入を避ながら、冷静にそして
客観的に依頼者の思いや
訴えを受け止める「共
感しつつ理解する」作業と言えます。
今週はそ
の「共感的理解」についてのお話になりますが、
この「理解」という文言の意味がポイントです。

「理解」という言葉を目にすると、どうしても
「判る」とか「知る」とかいう意味を連想
して
しまいがちですが、この場合は「分析」という
言葉がニュアンスが
近いと感じます。「理解」
という行為を現在形で
捉えると「判った・判ら
ない」という意味合いが強くなりますが、
理解
と言う行為を現在進行形で捉えると「共感的理
解」は
「共感というツールを使いながら理解を
深めていく(分析)」という
意味合いが強くな
ると思います。そして総合的に考えるならば、
クライアントの成育歴や生活環境などの外形的
情報と、共感作業
によって得られたクライアン
トの思いや訴えを土台にして、今抱えている、
あるいは現前している問題点の解決を図ろうと
するその過程こそが
「共感的理解」ということ
もできるかもしれませんね。

では、その「共感的理解」について今度は具体
的に考えて
みましょう。
例として認知症に伴う問題行動の中で応対が難
しいもの
の一つである被害妄想を取り上げます。
この被害妄想ですが「物盗られ妄想」という言
い方を
する場合もありますが、お金や所持品を
「誰かが盗っていった」
と思い込んでしまう行
動です。その原因は色々考えることが
出来ます
が、一般的に脳機能の変容によって人間だれし
もが
持っている猜疑心がより強くなってしまっ
たり、物忘れが過度に
進行して、ついさっきの
自身の行動が全く思い出せない事で、
思い出せ
ない事を他人に転嫁してしまう事が多い様
です。

この被害妄想ですが、その行動がもたらす結果
特徴として“自分も他人も傷つけてしまう”と
いう事が挙げられます。
例えば「財布を○○が盗
っていった」という訴えがあったとします。
その○○さんにとってみれば、いわれのない疑い
をかけられる訳
ですから、いくら認知症だからと
言って気分の良いものではありません
よね。
またケースによっては、その被害妄想に攻撃性が
プラスされて、
○○さんを罵ったり、他人に「○○
さんが物を盗っていく。」と吹聴
したりすること
もそれほど珍しいことではないので、この被害妄
想の
対象とされた方は、いくら認知症からくる問
題行動と頭では理解して
いても、人間である以上
感情面でかなり傷つくことになりますよね。
翻って、その被害妄想を抱いてしまったご本人も、
病気が故という
事を本人は自覚できませんので、
自分の周りにいる人たちを常に
猜疑の目で見てし
まう事になります。つまり自分の周りのには信用
できる人間がいない事になりますので、その精神
的不安や負担は
想像を絶すると思います。以前私
が担当したケースで、その方
が大事にしている財
布や通帳が、何重にも厳封されて押入れの奥深く
に保管されていました。その方は家族であろうが
信頼している
お医者さんであろうが、絶対に保管
場所を明かしませんし、日に
何度も何度も保管場
所を確認しては「また誰かに盗られた」
と思い込
んで不安になって、兄弟に電話をすることを繰り
返して
いました。そのうちその疑いが兄弟に向け
られるようになると、
人の出入りを遮断するよう
になりました。他人を全く信頼できない
極度の不
安、社会で孤立してしまった孤独感の中で毎日を
過ごして
いたと思います。

このような被害妄想を持っている人に対して、ど
のように「共感」
という作業をしていくのか?
次回、介護福祉現場で実践されている手法等も
ご紹介しながらお話を進めていきたいと思います。
では、また来週お会いしましょう。
See You Next Week!!

アーカイブ

月別 アーカイブ