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【自転車奔走記】関わるケア#29。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第189回。

いよいよ3月も終わり、今週中には4月に突入。
「元気ですかっ!」と一喝された途端に元気に
なってしまうアントニオ猪木氏のマイクパフォ
ーマンスにも似た劇的な季節の転換でしたね。
と、プロレスネタはさて置き…、今年の4月は
「増税」一色。TVや新聞、雑誌で「増税」の
二文字
を見ない日はないくらいです。今回の
消費増税の目的や効果
についての賛否はとも
かくとしても、家計に影響がでることは
疑い
ようのない事実で、現にスーパーや量販店に
一歩足を
踏み入れると「ラストチャンス!」や
「消費増税目前!お買いものは今のうちに!」
といったPOPが溢れていますね。
確かに、
食料品などの生活必需品はともかく、タバコや
お酒
などの嗜好品や大きな買い物は3月中に
買っておいた方が
お得なのは理解しています。
しかし淡い記憶ではありますが、
昭和のオイル
ショックによるトイレットペーパーの買い占め
騒動などの混乱を覚えているワタクシは、どう
しても買いだめに躊躇してしまって、傍観者の
まま今に至るという状態です。
結果的に損に
なるのは分かっているんですけどねぇ…
と、
買いだめはできない割には、着々と脂肪貯めは
進行
している「腹脂増税」に戦々恐々のケアマネ
ヒロモリがお送りします【自転車奔走記】開講

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先週は「関わるケア」の方法論の第一歩となる考え方、
「認知症」という冠をいったん外しその人そのものと
向き合い
関わることがケアの出発点となるというお話
をしました。
認知症やその周辺症状で様々な問題が生
じている時、それら
の問題行動で困りごとが生じてい
るご家族や介護者以上に
その人本人が「困っている」
という事に先ず思いを巡らせることです。
そして、その人の困りごとが少しでも解消され、その
人にとって
“生活しやすい”関わりや環境を、その人に
関わる全員で一緒に
作り上げていくわけですが、その
1ステップが「理解して、共感する」
という作業にな
ります。今週はその「理解と共感」ついてお話します。

先ずは「理解」について。
この「理解」という作業ですが「人間性」への理解と
いう意味では
なく、その人の置かれている状況や環境
を「理解」するという意味
になります。具体的には、
その人の身体状況や病歴、家族構成
や成育歴は勿論、
趣味や楽しみ、人との交流、一日の過ごし方
等々多岐
に及ぶ情報を収取しながら、外形的なその人の輪郭を
描いていく作業になります。つまり「アセスメント」の
手法と実践
という事になるんですね。
勿論!「理解」という作業は一日二日
でできるもので
はありませんので、理解を深めるという言葉が
示す通り
その人に接していく過程、そのすべての時間が「理解」
に費やされると言っても過言ではないかもしれません。

そして更に「外形的な輪郭」という言葉もキーワード
になります。この理解の
過程で得られる情報やその分析
結果はあくまでその人の外形的要素
を知りうるための
パーツに過ぎないという意味なんですね。
どういう意味なのか…?
双子を例に考えてみてください。
一緒に育った双子の
場合、成育歴や環境的要素は殆ど同じである
のに、
性格や行動パターン、あるいは所謂人生行路が同じと
限りませんよね。同じ環境で育ったからと言って、
まったく同じ
人間に成長しないのと同じ意味です。
この一見当たり前の事実は、
人間の外形的要素(輪郭)
のみがその人を作り上げる要因では
無いことを示して
います。では、何故に人間は十人十色という言葉

示すように様々な個体として育ち生きているのか?
という問いを
立てることができますよね。その答えと
なるのがいわゆる性格という
言葉に代表されるその
人の「内的要因」、物の考え方や捉え方、
感じ方など
の心的部分なんですね。つまり外形的要素と内的要因
との相関関係こそが、私達人間という個を成り立たせ
ている事に
なります。

当たり前と言えば当たり前のお話なんですが、この
内的
要因を理解という作業の中に含めないことが
肝なんですね。
理解という作業によって得られた
情報でその人のある程度
の輪郭はできましたが、
それのみではその人の行動様態の説明
をすることが
できない、つまり内的要因があってこそ、その人が
なぜ
そのような行為や行動をするのか?の説明をする
ことが可能になる
んですね。では、その内的要因を
その人以外の第三者が「理解」する
ことは可能なの
でしょうか?おそらくその人自身にも意識されない
ような
要素もあるはずですし、もともと心的要素
なんて一般化できるはず
がありませんよね。

そこで、その人の行為や行動そのものと理解の作業に
よって得られた外形的要素からその人の内的要因を
推し量る作業、つまり「共感」という作業が重要に
なるんですね。
この「共感」と言う作業によって、
はじめて私たちはその人そのもの
に近づく第一歩を
踏み出せる訳です。

では、来週はその「共感」についてです。
また来週、元気にお会いしましょう。
See You Next Week

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