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【自転車奔走記】関わるケア#28。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第188回。

三連休、そして三月もいよいよ終盤ですね。
天気がコロコロ変わる毎日ですが、春の
本格到来を告げるセンバツも始まりました!
プロ野球開幕そしてお花見まで後少し。
春風邪など、体調にお気をつけ下さいね。
毎年この時期は、もうそこまで来ている春の
訪れを心待ちにするような明るい雰囲気なん
ですが、今年は増税や緊張する
国際情勢、
そして痛ましい事件事故のニュースばかりで、
なんだか
どんよりした空気が漂う毎日。
おまけに花粉症で鼻がグズグズ、
眼がショボ
ショボとココロはぐずついた曇天が続きます。

ふらんすへ行きたしと思へども
ふらんすはあまりに遠し
せめては新しき背廣をきて
きままなる旅にいでてみん
(萩原朔太郎 「旅上」) 

物悲しくない程度の茫漠とした不安というか
、何かココロがすっきりしない居心地の悪さ
というか…、そんな気分の時は
この詩を
思い出すんですね。
きままなる旅に出るわけ
にはいきませんが、新しい
服でも着てみよう
かな?と詩的に独白していると…
「ヒロモリさん。新しき背広の前に着古した
肉襦袢を処分したほうが…」
詩情を解さない
同僚の一言で現実に引き戻されたヒロモリ

年度跨ぎ確定の腹脂肪を抱えてお送りします
「ケアマネの脂人放浪記」
ではなくて
【自転車奔走記】、始まりです!!
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先週は「認知症」という言葉の持つ負の
レッテリング効果、認知症という言葉が持つ
一般的なイメージがその人の個性と呼ばれる
べき
パーソナリティーの部分までも覆い隠し
てしまい、いつの間にか
個人そのものが
「認知症」という概念語に置き換えられて
しまう事が
起こりうるという話しでした。
その意味で「業務中心のケア」という
考え方
は、認知症ケアにおいては明確な志向性の
あるケア方法と
いうよりは、言葉の持つ
マスイメージやレッテリング効果が
もたら
した産物なのかもしれませんね。

その意味で本テーマ「関わるケア」の出発点
が「認知症」という症状を示す言葉ではなく
「その人」そのものであることに大きな違い
があります。
言い換えれば、その人に接する
際やその人を語る際に「認知症」
という言葉
を取り払ってスタートするという事であり、
いついかなる
時でも主語は「その人」本人で
あり続けるという事でなんです。
特に主語が
その人であり続けるという事が重要なんです。
先週紹介した事例で考えてみます…

Aさんは物の置き場所を忘れる事がよくあり、
その結果迎えのタクシーや一緒に外出する
ご家族を
長時間を待たせてしまう事がありま
すが、Aさんを主語にして考える
という事は、
待たされて困っている方々について考えるの
と同程度、
あるいはそれ以上に【他人を待た
せてしまって困っているAさん】に
思いを巡
らせるという事なんです。認知症によって
引き起こされる
周辺症状や問題行動が原因で
困りごとを抱えているのは周りの人々
だけで
なく、本人その人も一緒であり、そして困り
ごとを抱えた周囲の
人間に対する対応を考え
る前に、困りごとを抱えてしまったご本人
その人に対して、その困りごとが少しでも
解消できるような支援を
提供していく事こそ
が「関わるケア」の目指す方向性なんですね。

だからこそ関わるケアが「人間中心」つまり
困りごとを抱えた
その人がいついかなる時も
主人公であり、その人の困りごとが少し
でも
解消され、その人にとって“生活しやすい”
関わりや環境を、
その人に関わる全員で一緒
に作り上げていく事が、周辺症状によって
引き起こされる諸問題の解決に繋がるという
アプローチの方法
を取ることになるんです。
そして、その第一歩が「理解して、共感する」
という作業になります。

次週はその作業について進めていきます。
それでは、また来週お会いしましょう。
See You Next Week 

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