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【自転車奔走記】ヒートショック注意!

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第178回。

この一週間、皆様いかかお過ごしでしたか?
年末年始は比較的暖かな日が続きましたが、
今週は寒い日が続いていますね。
インフルエンザ、胃腸風邪のお話もチラホラ
聞こえて
来ています。しっかりとした栄養と
十分な休養で、
風邪などひかずに元気に
毎日を送っていきましょう!
ところで今週は、注意喚起の意味も含めて
冬場に
起こりやすい「お風呂での事故」に
ついて話
したいと思います。皆様には
ご参考にして頂いて、少しでも事故が減る
よう
心がけて頂ければ幸いです。

暖かいお風呂は本当に気持ちの良いもので、
湯船に浸かり
♪ババンバ バンバンバン〜と
鼻歌を歌いながら
心身共にリラックス!
といきたいところですが、実は入浴と
いう
活動は意外に身体に負担をかける行為です。
どういうことか?と言いますと、それは
血圧の変動という
生理現象なんです。
私たちの体は、立ったり座ったり
歩いたり
という身体活動を常時行っていますが、
血圧は
その度に上がったり下がったりと
いう変動を繰り返します。
では、入浴と
いう活動でどのように血圧が変動するか?

①入湯→お湯が体に触れると交感神経が
    緊張して
血圧が上昇↑

   →体を湯にとっぷり浸けると、
    心臓に水圧がかかる
ことで心臓に
    負担が生じて、血圧が上昇↑↑

   →お湯に浸かることで体が温まり、
    血管が拡張して
血圧は下降

②出湯→湯船から出ると、水圧から解放
    されるために心臓の
負担がなく
    なり、血圧は下降↓

という具合に血圧の変動が起きるんですね。
血圧が上がったり下がったり、
身体に負担を
かけている事がご理解いただけると思います。
更に冬場になると外気温、室温の寒暖差が
大きくなります。
そうすると衣服の着脱行為
にも血圧の変動が伴うように
なります。

③脱衣→皮膚が外気に触れるので毛細血管が
    収縮して
血圧が上昇↑

となります。更に、お湯から上がった時に
脱衣所の室温が低いと、

④着衣→温まった体が外気に触れ、熱を奪わ
    れないように
毛細血管が収縮して
    血圧が上昇↑↑

という具合になります。
これまでのお話からも、入浴という活動に
伴って血圧が上がったり
下がったりする事が
お分かり頂けたでしょうが、これが冬場に
なると
寒暖差が非常に大きくなることで、
血圧の変動が急激化することになります。

考えてみれば、一般的な入浴用するときの
お湯の温度は40℃前後だと思いますが、
もし脱衣所の室温が15℃前後の寒い
状態で、服を脱ぎつつ「寒い!寒い!」と
言いながらドブン!と
40℃のお湯に
浸かったら…、単純計算で温度差25℃!
相当の負担が一瞬にして心臓や体にかかり、
血圧の上昇下降が
“急激”に起こることは
容易に想像できますよね。

結局入浴という気持ちの良い活動にも、
特に冬場を考えると、
寒暖の変化が短時間の
内に矢継ぎ早
に起こることで、血圧の急激な
上昇下降が引き起こされることに
なります。
この現象を「ヒートショック」と言いますが、
ご想像の
通りヒートショックは人間の身体に
かなり大きな負担をかけます。
例えば、急激な血圧の上昇は脳出血や脳梗塞、
心筋梗塞などを
引き起こす要因となりますし、
急激な血圧の下降は脳貧血を
引き起こして、
眩暈などによる転倒や浴槽で溺れてしまうなど
の事故を引き起こすことが知られています。
一般的に65歳以上のご高齢の方や、
心疾患、高血圧症、
糖尿病等の疾患をお持ちの
方がヒートショックによる事故発生
のリスクが
高いと言われていますが、老若男女問わずに
常に気を付けなければいけないことは当然です。

ヒートショックによる入浴事故を防ぐためには、
①環境面での対処…
脱衣所に暖房を設置し室温を上げておく。
服を脱ぐ前に、浴室内の壁にシャワーで
 お湯を
かけたり、湯船の蓋を開けておく
 などして浴室を
暖めておく。

②入浴方法の工夫
熱いお湯にいきなり入らず、手足等の
 抹消に
かけ湯して、徐々に体を温める。
湯船に入ってからも、ゆっくり体を
 沈めるようにして
いきなり肩まで
 お湯に浸からない。
お湯から出る時、ゆっくり立ち上がる。
長湯はしない。
熱すぎるお湯は避ける。
そして最後に、
寒い外から家に戻って、すぐにお風呂に
 入らない!
飲酒後の入浴は絶対ダメ!

どれもこれも、それほど難しいことでは
ありませんよね。
むしろ、ふとした拍子に
忘れてしまう程度のちょっとした事なんです。
ですが、このちょっとした配慮で、入浴中の
事故という本当に
悲しい出来事を非常に高い
率で防止することができます。

寒い時期だからこそ、お風呂でゆっくり
温まりたいという
のは人情ですが、寒い
時期の配慮ない入浴は危険度が
高すぎる
のも事実。ご家族皆様で注意しあって、
寒い冬も暖か~くお過ごしくださいね。

ということで、今週は番外編でした!
来週は「関わるケア」の再開となります。
では、また元気にお会いしましょう。
See you next week 

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