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【自転車奔走記】本年最後の連載!

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第176回。

12月に入ってからというもの、週末になると
前線や寒波の影響で、雪や雨の日が多いですね。
ほんとに嫌になりますが天気には逆らえません。
皆様、暖かくして、風邪をひかぬようお気を付け
くださいね。さて、今年も残り僅かとなりました。
思い返してみると、東京オリンピック招致など
ビッグ
ニュースもありましたが、全般にザワザワ
とした
ニュースが多かったような気がします。
いろいろな面で、少しずつ私たちの生活が
変わっていく
その“始まり”のような今年の1
でして、ワタクシ的に
は、ほんと~に「あっ!」
という間の一年でした。
皆様はいかかでした
でしょうか?
この【自転車奔走記】も一年間
お付き合いいただき
誠にありがとうござい
ました。
一年の感謝を申し上げるとともに、
今年最後の【自転車奔走記】始まりです!!
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先週に引き続いて情報の“リンク”について
考えて
いきましょう。先週のお話でAさんの
排泄に関する行動の情報
を集合すると
「『(8)Aさんは排泄をトイレでする
という習慣を保持している。」という新たな
情報が
生まれたというお話をしました。
この結果には推理
という作業を経ることで
辿り着くことができる情報群
でしたね。
そして今週は「逆」という考え方を使って
情報(6)「Aさんはトイレを探す」と
情報(4)「Aさん
はトイレの場所を探し
だす事ができない」の関わりを
見ていきます。

何度も本ブログでお話してきましたが、
関わるケアに
おける情報の分析には、因果律
からの離脱、つまり
現前にある事象現象を
ありのままにとらえて、その関係性
を探し
出し再構築するという作業が必要不可欠です。
先ほどの事例で考えると「トイレの場所を
探し出すことが
できないAさん」という
現象を結果とするならその原因とは?
というような考えです。これが1+12
いうような簡単な
数式で表現できるもの
であればいいんですが、実際は
複合式、
時によっては連立方程式くらいの複雑な
数式を
処理していかなくてはなりません。
事例でいうと、その原因は
Aさんの認知
能力であり、Aさんの置かれている環境
であり、
そしてAさんのその時々の身体の
状態であり、それら様々
な要因が複合的に
関連しあって『探し出すことができない』
という行為結果を導いているわけですね。

このような事例に対して因果律にとら
われた思考を続けると、複数の原因因子

ある認知機能、環境という原因と考えら
れる因子ごとに
縦割り的な対応を取ら
ざるを得なくなります。そしてもっと重要
なことは、Aさんの『できること』、
言い換えれば「良い所」を
オミットして
しまう危険性もあるからなんですね。
つまり「トイレを探し出すことができない」
という行為結果
の原因究明を進めていくと、
Aさんの認知機能や
在住環境ばかりに
目が行ってしまい、今現在
保持している
機能、つまり「トイレに行きたい」という
欲求を
感じることができる機能や、
「トイレで排泄したい」と思う
習慣的記憶、
そして「歩いて移動できる」という身体機能
といった、Aさんのパーソナリティーを
【負の方向へ
分割】して評価してしまう
ことになりかねません。

特に結果の改善を常に求められる現場では、
先ほどの因果律的思考の負の部分、ご本人に
とって問題となっている
部分ばかりに目が
行って、もっと評価すべき事象に目を
塞いで
しまうといった事態が生まれやすくなります。
負の部分にばかり目が行ってしまうと以前
このブログで
お話しした通り…

トイレ以外の場所で排泄をして部屋を汚す。
 ↓
トイレの場所を探し出すことができない。
 ↓
歩くことができるから、家屋内のいたる
所で
排泄をしてしまう。
 ↓
認知症があるので、声かけをしても
なかなか
トイレでの排泄が難しい。
 ↓
問題解決のために、おむつやリハビリ
パンツのような
排泄失敗の防止策を取る。

といったように、Aさんにとって本来良い
点として評価
されるべき「歩く」という
機能ですら【負の分析】をされて
しまう
ことになりかねません。
先ほどの話は極端
すぎる例ではありますが、そこまで極端
ではないにしても、似たような対応を導き
出してしまいかねない
のが現実です。

と、このような因果律の負の面からの離脱
を助ける思考
方法が【果⇔因】という
発想になるんですね。
その詳細は来週…
というか来年のお楽しみに!
では今週と今年はここまで。
来週、そして来年またお会いしましょう!
See you next week!and
May you have a happy new year !! 

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