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【自転車奔走記】「関わるケア」#20。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第175回。

今月に入って急に寒くなりましたね。
冬らしいと言えばそうなんですが…やっぱり
外回りの時は寒さが身にこたえます。
皆様、
風邪に負けない様にしてくださいね。

ところで、先週島根県に行ってきました。
強行スケジュールでしたのでゆっくりはでき
ません
でしたが、念願の出雲大社の参詣は
果たすことが
できました。思えば高校時代の
修学旅行以来の
参詣になりましたが、今年は
60年に一度の式年遷宮
の年でもあって、
本当に沢山の参詣客で賑わって
いました。
今年は我が伊勢の国の伊勢神宮も遷宮

大いに賑わっていましたし、それぞれ記念
すべき
としにダブル参詣が叶うのも何かの
ご縁だったかも
しれませんね。
ただ、参詣の後に名物の出雲ソバを食べ
過ぎて、
いつもにも増して注連縄が似合う
太鼓腹で
帰宅したヒロモリでござました。
と、相も変わらず信心よりも食欲が勝る
“出雲”ならぬ
“出腹”ケアマネ、ヒロモリが
お送りします自転車奔走記
始まります!!
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先週に引き続き情報の分析を続けます。
先週、情報のピースの関連性を探るための
情報収集の方法を見てきました。得られた
情報を謂わば因数分解、細切れにしていく
作業をすることで、できうる限り情報その
もの付随する
「評価的な要素」を無くして、
情報収集時に起こる
先入観的評価を防ぎ、
情報同士のつながりや関連性に
目が行き
やすくなります。
そんな作業で得た情報が、

(1)Aさんには尿意がある。
(2)Aさんは歩く事ができる。
(3)Aさんは環境の変化が理解できない。
(4)Aさんトイレの場所を探せない。
(5)Aさんはトイレに行きたい。
(6)Aさんはトイレを探す。
(7)Aさんは色々な所で排泄をしてしまう。

という情報群でした。
で、今週はこれらの情報の関わりを推理して
いく
作業になります。情報を細切れにしていく
ということは、別の見方
をすれば情報群が
単なる情報の集合体になる
と言えますので、
それぞれ独立した情報を再編成
していかなくて
はなりません。その再編集作業の
第一歩が
「推理」という作業で、情報と情報を繋ぐ
結節点となる情報を探し出す作業なんですね。
では具体的に見てみましょう。

(1)の情報と(5)の情報には元々相関性が
ありますよね。
排泄をしたいという生理的な
欲求があるからこそ
トイレへ行って排泄したい
という行動を起こす訳
ですから当然といえば
当然の事なんですが、
トイレで排泄するという
行為は文化や習慣
に根付いた行為ですよね。
私たちは排泄をするとき当然
のようにトイレに
行って排泄をしようとします。この行為
のうち、
「排泄する」ということは人間の生理的行為
ですが、
排泄をする「トイレ」という場所は
社会の文化的・習慣的
な産物ですよね。トイレ
という場所や排泄をする特別
な場所と言った
概念や文化がない地域があれば、
排泄はトイレで
するものという考え自体が通用しなく
なります。

とすると、Aさんは排泄をしたいという生理的
な欲求を満たすために「トイレ」に行こうと
している訳で、
お住まいの地域の文化習慣に
従った行動を
取ろうとしている事になります。
これらから一つの関連情報が浮かび上がります。
それは『(8)Aさんは排泄をトイレですると
いう習慣を保持
している。』という情報です。
この情報からAさんの認知症
の程度判断に一定の
材料が提供できるのと同時に、
尿意という
生理的欲求と、トイレという
文化習慣を繋ぐ
ことができましたね。

この3つの情報の関連性を文章にすると、
Aさんは尿意がある。そして排泄はトイレで
 すると考えている。
故にAさんは排泄がしたく
 なるとトイレに行きたくなる。』
ということになりますね。
ずいぶん簡単な作業を小難しく話しているだけ
と感じる
方も多いとは思いますが、一つ一つの
情報からどのような
関連性を見出して、
どのように繋げていくのか?という
考え方が
ご理解いただければOKなんです。

先ほどお話してきた3つの情報は繋がりを持つ
ことが
できたので、一つの情報集合体として
扱うことが可能と
なります。実際の情報分析の
作業では、それらの集合体
をどれだけ発見でき
るか?がキーポイントになるんですね。

話を戻しますが、先ほどの情報集合体は、
今後は
別の情報とのリンクが可能なんです。
それは(6)Aさんはトイレを探す。という
情報です。
これは比較的明快なリンクで、
トイレという場所で排泄したい
という行為欲求
があるからこそトイレを探そうとするのですが、
ここで別の情報が立ちはだかります。それは
(4)トイレの場所を探せない。という情報。
立ちはだかるという言葉を使いましたが、
実はこの情報同士のリンクを探るためには
別の角度からの
情報分析が必要になるんです。

それがもう一つのキーワード「逆」という
考え方です。
次週はこの逆手法を使って
(6)の情報のリンクを探していきます。
それでは、また来週お会いしましょう。
See You Next Week!!

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