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【自転車奔走記】「関わるケア」#19。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第174回。

いよいよ12月も中盤に差しかかりました。
この所寒〜い日が続いて少々参っています。
皆さま、体調には十分ご注意下さい。
先日、年末恒例である手帳新調をしました。
ワタシは1月始まりでスケジュールを
管理
していますので、毎年12月になると新しい
手帳
にスイッチしていくんですが、この
手帳選びが楽しい!
スマホなどの先端電子
機器でスケジュールを管理
する人も本当に
増えてきましたが、ワタシは頑な
手帳派!
毎年店頭にならぶ色んな手帳を手に取り
眺め「今年はどれにしようかな…」と
迷っている
行為自体が好きなんですね。
行為自体と書いたのは、
結局毎年同じ
タイプの手帳を購入するからでして、
新機軸よりも慣れをどうしても重視して
しまいます。
その面で言えば、ワタクシも
年を取るにつれて
冒険しなくなったなぁ~
と少々ザンネンな気持ちにならない事も
あり
ませんが…、やっぱり使い慣れたモノには
愛着が
あるのも事実ですよね。進取の気概と
慣習を大切に
する心、いかにバランス良く
取り入れていく
かが、これからの肝になって
くるんでしょうね。
と、先日正式に40も半分
に達し、年相応の風格
を身に付けたい思い
とは裏腹に、年相応以上の
腹周りだけは既に
身に付けること久しい
「年輪腹ケアマネ」、
ヒロモリがお送りします
【自転車奔走記】!
その腹でホント〜に自転車
に乗ってるの?
という巷の素朴な疑問は無視して開講です

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2週間ぶりの再開となりますので、少し整理
したいと思います。
認知症の方の事例から
様々な情報を引き出して、
その情報の関連性を
探っていく事が関わるケア
の第一歩ですが、
その情報取り扱い方法は、
情報を因果律的に
見るのではなく双方向的な視点、
情報同士の
関わり合いに着目して、最終的には
現前で
起こっている現象の中で、それらの情報が
どのような位置づけでどのような相関関係を
もって
存しているのかを考察する事が重要で
あるといった
内容でした。「原因があるから
結果として色々な
現象が起こる」という分析
方法ではなく「その現象
の中に存する様々な
因子相互の働きを分析して、
その現象の成り
立ちを明らかにする」という
視点なんですね。

その事を踏まえて、認知症の周辺症状として
排泄
に関するトラブルが出現しているAさん
という方の
情報を分析して行く試みです。
先ず、因果律的な分析方法で考えると、

Aさんには尿意がある。(原因1
 ↓
Aさんは歩く事ができる。(原因2)
 ↓
しかし、Aさんは環境の変化が理解できず、
トイレの場所を探す事ができない。(原因3)
 ↓
トイレに行きたくて、トイレを探して、
その結果
色々な場所で排泄する。(結果)

といった分析結果の一例を示しました。
この分析例で考えると、結果としての排泄
に関するトラブルの発生原因は、原因1から
原因3までの諸因子になりますが、これらは
全てAさんのパーソナリティー、言い換えれば
Aさん
が現に有している機能・能力であると
言えます。
とすると、もしかりに因果律的な
分析のみでの
対応をしようとすると、結果の
内容を変容させる
為には原因となっている
事象を変容しなくては
ならなくなりますよね。
この場合の原因は、事例
に挙げた原因1~原因3
までの因子群になる
という事になりますが、
その因子群は先程お話し
した通りAさんの
パーソナリティーですよね。
とすると、原因
因子の変容が問題解決の方法で
あるならば、
Aさんのパーソナリティーすらも問題
と同義語
となって変容すべき対象となってもおかしく

ありませんよね…と、今までのお話しはかなりの
極論ですが、因果律のみに頼った分析では
様々な
現象の客観視が比較的容易に行えてしまう
という
利点の反面、人間という存在の根幹に
関わる
部分での齟齬をきたしてしまう可能性も
また高い
という事なんですね。

そこで登場するのが『今起こっている現象の
なかで、様々な情報はどのように
関わり合って、
影響しあいながら存在している
のか?』という
事を考える視点なんですね。

では、先ずはその視点に立って先程の情報を
再分析
してみましょう。この分析手法で重要な
事は、情報をできる限り
細切れにしていく事
なんですね。何故かと言うと、
この分析手法が
目指すのは情報の関わりの糸
を見出していく
事が主眼なので、一つ一つの情報
は最小単位で
ある事が望ましいんです。
先程の因果律的な
分析結果を、再分析して
みますとこうなります。

Aさんには尿意がある。(情報1
Aさんは歩く事ができる。(情報2)
Aさんは環境の変化が理解できない(情報3)
Aさんはトイレを探し出せない。(情報4)
Aさんはトイレに行きたい(情報5)
Aさんはトイレを探す(情報6)
Aさんは家のあちこちで排泄をしてしまう。
(情報7)

因果律的分析との一番の違いは、全てが情報
という位置付けでは同量同質。言い換えれば、
情報自体に重要度がある
のではなく、情報
同士の関わりの中に重要度
が現れます。
その意味からも、
情報のピースはできる限り
最小単位である事が
望ましいと思います。
このように、先ずは現象として起こっている
様々
な事柄を集める事が分析の第一歩です。
次に行うのは、これらの情報の関わりを推理
して再整理する作業となります。詳細は来週と
なりますが、要は欠けている
情報のピースを
探して埋める作業と言えますね。

という事で…今週は含みを残して、おしまい
となります。
では、またお会いしましょう。
See you next week , bye!!

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