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【自転車奔走記】「関わるケア」#17。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第171回。

朝晩に加え、日中も冷え込んできました。
暖かい日が続いたせいなのか、紅葉も11
いうのに今一つでしたが、そろそろ
見ごろに
なるのでは?と期待も膨らみます。
御推察の
とおり、風流には全く関心のない
ヒロモリで
ございますので、紅葉そのものに
対する期待は
殆ど0!紅葉に当て込んだ
飲み食い三昧への
期待値のみ急上昇中!のケアマネ♡ヒロモリ

お送りします【自転車奔走記】開講!
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今週も線週に引き続き「情報を繋ぐ」作業に
ついて
考えていきましょう。先週、想像力と
推理力を働かせながら
一つの情報から様々な
情報に触手を伸ばして繋ぐ作業を見ました。
先週の最後にもう一つの情報について言及
しましたが、それは身体
の機能や認知機能等の
ご本人に関する基本情報と、取り巻く様々な
環境に関する情報を結ぶ、
コンビネーション
パーツと言うべき「トイレの場所
が分からない」
という情報についてでした。

この「場所が分からない」という情報が
何故コンビ
ネーションの役割を持っているかと
言いますと、
一般的に場所を理解するという
認知機能、専門的に見当識と言いますが、
この能力の障害には二つの
原因や要因が考え
られるからなんです。それは、
○認知機能そのものに関する原因因子。
○環境の変化に起因する原因因子。
この二つなんですね。認知機能そのものが
原因で
起こる見当識の障害であれば、理論的に
考えれば
その人が置かれた環境に関する因子が、
その人の
認知機能に対して影響を及ぼす範囲は
ごくごく小さな
ものになる筈です。つまり、
そもそも“トイレ”という場所
の概念が分からなく
なっている筈ですので、トイレが排泄
をする
空間であるという認識も無い事になりますよね。

このような状態であれば、仮に今トイレの中に
いたとしても、その人がそこで排泄が行えるか
どうかは
周囲の人間には全く分からないですね。
そもそも“ここはトイレであって、排泄するべき
場所である”
という見当をつける能力が失われて
いるからなんです。
ところがもう一つの原因因子
である“環境の変化”が
見当識の障害の発生因子と
なっていればどうでしょうか?

以前にお話しした事があったと思いますが、
私達が夜中
にトイレに行く時、薄暗がりでも
ちゃんとトイレに辿りつける
のは、
【今いる自分の住環境が身についている】
からに他なりません。今いる場所の構造が頭に
しっかり
入っているので、手探りでも目的の
場所に辿りつける
事が可能なんですよね。
では、全く初めての場所で
同様の状況でトイレに
辿りつける事は可能か?
まずもって不可能に近い
ですよね。つまり、環境という
因子は、個人の
行動や活動遂行の際に大きな
影響を与える
因子である事が分かります。ここで
前段の
Aさんの情報を繋ぐ作業に戻ってみましょう。

トイレに行きたいと思い、実際に行動する
けれど
失敗してしまう…という状態像と
「トイレの
場所が分からない」という状況を
示す情報
をどのように繋ぐ事が可能なのか?
Aさんは「トイレ
に行きたい」と思っている訳
ですので、トイレという
概念自体が分からない
見当識障害だけではないですね。
すると、
もしかしたらAさんは「環境が変わった」
ことにより、トイレの場所が分からなくなって
いる事が
Aさんの一連の行動の要因となって
いるなら情報がごく自然に繋がります。つまり、

Aさんには尿意がある。
 ↓
Aさんは歩く事ができる。
 ↓
しかし、Aさんは環境の変化が理解できず、
トイレの場所を探しだす事ができない。
 ↓
トイレに行きたくて、トイレを探して、
家の色々な場所で排泄をしてしまう。

というAさんへの理解が可能となります。
そして、この【環境の変化】という情報は、
Aさんの
生活歴、例えば今までどんな家に
住んでいたのか?
そこではどんな暮らしを
していたのか?等々のAさん
を取り巻く
「環境」に関する情報にアクセスする触手
として機能する事が可能となるコンビネー
ションの役割を果たす事になるんですよね。
人間が「生活する」「暮らす」という事は、
個人だけで
成立するものではないですよね。
その人とその人
を取り巻く人的物的な物を
含めた全ての環境が
互いに影響しあい、
網の目のような構造となって
成立しています。

「コンビネーションパーツ」というのは、
個人的な情報因子
から環境的な情報因子への
情報の繋がりを
可能とするアクセスポイント
とも言う事ができます。
そして実際に情報を
繋いで行く作業では、このコンビ
ネーション
パーツをいかに沢山発見するか?が非常に
重要なポイントになってくるんですよね。
沢山のコンビ
ネーションを見つける事が
できれば、情報の集合体を
より立体的に
捉える事ができるからなんです。

先程Aさんの状態像の説明をした際に“”の
記号
を使いましたが、実はこの“↓”では
本当の意味での
人間中心のケアに辿りつく
事はできないんです。
ここで重要な事は
「双方向性」つまり“”という
発想です!
これについては次週お話ししていきますね。
では、またお会いしましょう。
See you next week…

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