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【自転車奔走記】「関わるケア」#16。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第170回。

11月も半ばになるのに、何かしっくり
こない気候が続いている気がします。
このままだと、ある日突然冬将軍到来!
みたいに
ほぼ不意打ちで冬になりそうな…。
11月になりインフルエンザの予防接種も
始まりました。
備えあれば憂いなし!
皆さま
体調管理もしっかりお願いしますね。 

所で、先日の事。使い慣れた国語辞典の
頁をめくって
いる時の事、初めて味わう
違和感に捉われました。
れれっ!?字が
ぼやける!?
眼を細めても、眼を近づけても
文字がぼやけて
見えるんですね。眼薬を
さして休憩、そして気を取り直して
挑戦!
でも見えない。
もしや…と考え、スタッフに
聞いてみると「ロウガンです!」
と即答。
ワタクシも今年で齢四十と五。老眼と聞いて、
名実ともにオッサンに
なったんだなぁ~と、
思わずため息がでました。近々、生れて
はじめてのメガネ、
老眼鏡を作りにいく
事になりそうです。似合わないだろうなぁ

と、お似合いの三段腹を撫でさすりつつ、
似合いそうに
ないメガネをかけた自分の顔を
想像しているヒロモリ
でございます。
老いは誰にも平等にやって来るもの、
それならばせめて腹脂肪だけでも若若しく
いたいと
改めて見当違いの決意を新たにして
お送りします
【自転車老眼記】ではなく
【自転車奔走記】
始まりです!!
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前回の「関わるケア」で情報を線で繋ぐ作業に
ついて
少しお話しをしました。線で繋ぐという
作業は、事例の中から取り出した一つ一つの
情報
ピースに想像力と類推力を働かせて情報に
血肉を
通わせ、単なる情報の集まりを有機体
として捉えなおす
作業であるという内容でした。

その続きのお話しになりますが、少し違う角度
から
この線で繋ぐ作業を眺めてみたいと思います。
早速、取り扱う情報を再掲載しますと、
【情報群】
○「Aさん」
○「2年前アルツハイマー型認知症と診断」
○「最初は軽度のもの忘れがあった」
○「トイレの場所が分からない」
○「家屋内の色々な場所で排泄してしまう」
○「服を着たまま排泄する」
○「汚れた手を衣服や寝具で拭く」
○「排泄物が付着したの手で食事をしようとする」
これらが事例から抜き出されたAさんに関わる
基本情報群です。先週、Aさんの往来の性格
傾向と現状の行動との関連性について考えて
みましたが、今週は一つの情報を取り上げて、
その情報から色々情報の触手を伸ばしてみよう
という
試みです。最初に取り上げる情報は、
○「服を着たまま排泄する」
というAさんの行動です。

この情報からどのようにして触手を
伸ばしていくか?
まず考えてみる事は、
HOW=どのようにして?という視点です。
服を着たまま排泄してしまった
Aさんが、
当にその時どんな状態でいるのか?を
知る
作業になります。立っていたのか座って
いたのか、
移動中だったのか、あるいは
寝たままだったのか?
その時のAさんの状態を
観察することが重要になります。
仮に、服を
着たまま排泄する時Aさんは必ず立っていた
という状況が確認できたとします。とすると、
「もしかすると
Aさんはトイレに行こうと
していたのでは?」という推理が働きます。

そしてこの推理を実証する為に更に別の情報が
必要となります。どんな情報か?というと、
「Aさんには尿意や便意を感じる事ができて
いるのか?」
という、Aさんの認知機能の
状態についての情報と「Aさんの移動能力は
どれくらいあるのか?」
という、Aさんの
身体機能に関する情報になります。
尿意の
情報は、先に示した情報群には含まれて
いませんので、
追加の情報収集をする事に
なりますが、移動能力に関する
情報は情報群の
中に示されています。
○「家屋内の色々な場所で排泄してしまう」
という情報です。この情報から、Aさんは
家屋内の移動が可能という別角度の情報を得る
事ができますよね。
そして追加の情報収集で、
Aさんに尿意があるらしいと言う
情報が入手
できたと仮定します。するとAさんには
尿意があって、歩いたり立ったりすることが
十分可能である。
という状態像
が浮かびます。
とするとどうでしょうか?「服を着たまま
排泄する」
と言う行為を「Aさんが尿意を覚え
『トイレに行こう』としている」と仮定
する
事ができますね。言い換えれば、Aさんは
『トイレに行きたい』という
意思がある」
という事が分かってきますよね。

「服をきたまま排泄する」という情報を単体で
見てしまうと、
Aさんの問題行動として捉えて
しまう事になりかねませんが、
このように
推理力を働かせて情報の関連性を探っていくと、
「Aさんがトイレに行きたいと思って行動する
事が、結果『服を着たまま排泄する』という
行動になってしまう」という
事が分かります。

であれば、Aさんはトイレに行く事ができれば、
服を着たまま排泄する事は無い、という課題が
見えてきますね。
この思考過程が重要なんです。
情報を単体で捉えると「服を着たまま排泄する」
という行為
そのものを防ごうという思考が働き
がちになり、結果オムツ
の着用等の対処手段を
取る事が多くなります。ですが、
一つの情報から
別の情報へ、情報同士を繋いでいく作業を
する
過程を踏んで行く事で「Aさんがどうやったら
排泄したい
時にトイレにいけるか?」という
Aさんの行動を中心
に据えた支援方法を
考える事ができるようになります。
これこそが、
「人間中心」という考え方への第1歩です!
情報の関連性を捉え直して、情報を一つの
有機体として
捉え直すと言うことは、様々な
情報を繋いで本人に迫っていく事です。

ところで、先程の作業過程のなかで、情報群の
中からもう一つ
の情報が立ち上がってきました。
それは…
○「トイレの場所が分からない」
という情報です。
この情報だけを取って考えると、
Aさんの認知
機能の問題になりますが、実はこの情報は、
Aさんの基本情報であると同時に、Aさんの
周辺情報にアクセスできるコンビネーション
パーツでもあるんですね。
そのお話しは次週!
では、また来週お会いしましょう!!
See You Next Week

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