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【自転車奔走記】「関わるケア」#13。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第165回。

めっきり涼しく、というか肌寒く感じる
朝晩が
増えてきましたね。
急な気候の変化で、風邪をひいたりと
体調を
崩す方が多くなってきています。
皆さま、体調管理は万全にお願いします!
先日、TVの対談番組である芸人さんが
興味深い
お話しをされていました。
その内容は
40歳過ぎくらいからポンポンと
単語
が出なくなって『えーっと』とか
『そのぉー』という
言葉が増えた。
それを機に今までやっていたアドリブ
重視の話芸から作り込んだコント仕立ての
を演るようになった。」というもの。
ワタクシも思い当たるフシがあります。
今までは、考えるより先に言葉が出て
しまって後悔
する程度に能弁というか饒舌に
近かったワタクシで
したが、近頃はまさに
『えーっと』とか『そのぉー』
が自分でも
「多いなぁ」と嘆息する位増えました。
年齢的なことである意味しょうが無いん
ですが、
やっぱり凹みますよね。
おまけに先日は「行ってきまぁ~す」と
勢いよく事務所
を飛び出したまでは良かった
けれど、駐車場に着いてから
車の鍵を忘れた
事に気がつく始末。
ズコズコ引き返してきた
ワタクシにスタッフが
助言をくれました。
「焦りすぎですよ。もっと落ち着いて!」
やっぱり同僚の励ましは力になりますよね!
と、そこまでは良かったんですが翌日出社
すると
スタッフ通用口にこんな注意書きが…

honsya_tyuuigaki.jpg

ありがたいやら情けないやら、複雑
「この張り紙、もしかしてワタシ専用?」
「そうです!!」と元気よく即答。
事前確認と落ち着いた行動、そして記憶力
UPに効果
のある美味しい物を食べようと
固く誓ったヒロモリ
がお送りします
【自転車忘却記…ではなく奔走記】開講

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今週は先週の続き、ケアの現場で人と現象を
繋ぐ
「関係線」についてお話しをします。
先週、認知症の方の問題となる行為や行動
解決に力点を置く、問題行動や行為の防止を
企図
する方法論として様々な症例や問題行動を
分類し
共通項を抽出することで対応策としての
ケアを展開
する方法がある事、そしてその
方法は非常に有効かつ
効率的なケアを提供
する事ができる半面、最終目標
が問題の解決
となる為に、千差万別である筈の
個人やその
個人の行動がパターン化されてしまう
弊害が
あるという事をお話ししました。

では、解決過程において「関係線」という
ものがどのような意味を持つのか?
早速、先週と同じケースで考えてみます。

◎事例中の問題行動。
   トイレの場所が分からず、家屋内の色々な
   場所で排泄する。

この行為を別の角度から見てみましょう。
先ず行う事は情報の収集です。情報収集はどんな
場合でも
先ず最初に取り組むべきものなんですが、
今回は大切な
決まり事を守って情報を収集します。
その決まり事とは
「情報収集の段階において、
情報の評価はしない」
という事です。
当たり前と言えば当たり前の話で、情報の収集
段階で
収集者の評価が加わると、収集された
情報に偏りが生じ、
次の段階、分類→評価の際に
適切な作業ができなくなる
可能性が高くなります。
ですので、情報収集の段階では
入手できる情報は
全て同列に扱う必要があるんですが、
実はコレ、
なかなか難しい事なんですね。何故?と言うと、
今回のケースのように、現在起こっている問題を
解決
すると言う事が情報収集の出発点になって
いる場合、
どうしてもその問題の周辺にリンク
するような情報を
無意識のうちに選り分けて
探してしまうからなんです。
つまり「問題解決の役に立ちそうな情報」を
探そうと
してしまうんですよね。今回のケースでも、
例えば
Aさんが治療している病気の名称や内服薬、
家族構成
等の情報は真っ先に頭に浮かびますが、
Aさんの年収や
好きな食べ物等の情報は要るのか
要らないのかと
迷ってしまう事よくあります。
確かに排泄の問題と年収
が一見関係ありげには
見えないですからね。
でも今回のように新たな
「関係線」を描く場合において
それはタブー、
情報収集の出発点は【Aさんをもっと
よく知る】
という事になるんですね。

情報収集の出発点が個人の理解となりますので、
その個人、
今回はAさんになりますが、Aさんに
関わる全ての情報が
その対象となり、そして
全ての情報が平等に扱われる
必要があります。
「全ての」と書きましたが、確かに得られる
情報を全て取り込んでいけば、雑多な情報で
溢れてしまい
問題の本質が見えなくなって
しまう可能性がありますが、
この段階で本質
という事を考えてしまう事、つまり現象の
原因を
探ろうという姿勢を持ってしまう事自体が、
情報収集
網を狭くする事に繋がります。
また「平等に扱う」と書きましたが、情報収集を
進めていくと
相矛盾するような情報に出合う
事が多々あります。
その際「どちらの情報が
正しいか?」或いは「どちらの
情報をより
重視すべきか?」と考える事、つまり「評価」
する事を避けると言う意味になります。

確かに論理矛盾をきたすような情報があれば、
情報の評価は必要に
なりますが、「個人を知る」
というフィールドで論理矛盾を
きたすような
情報なんてそうそう出くわすわけ無いですよね。
絶対矛盾的自己同一という言葉を安易に使って
しまい
ますが、ニンゲンの行動やヒトの心なんて
それこそ一見
すると矛盾するような事柄ばかり。
コンピューター
のプログラムであれば矛盾が
生じればerrorとなりますが、
ニンゲンの場合、
矛盾があってもフリーズしたり強制停止
したり
しないんですから、その意味で難解ですよね…。

と、ちょっと話しが横道にそれましたが、
情報収集の際に
入ってくる情報を平等に扱う
と言う事は、情報過多社会、
高度情報社会に
身を置く私達にとって実はかなり難しい
というか、
慣れを要する作業なんです。
ですが、個人と
その行動に新たな線を描く為には、先ずは
人を
「より深く知る」事が必要不可欠なんです。
で、その収集された様々な情報を整理していく
作業に入り
ますが、それはまた次週に…
では、また来週お会いしましょうね。
See you next week 

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