ケアステーションたきびは三重県下でホームヘルパー・デイサービス・ショートステイの在宅介護事業を展開しております。
ケアステーション たきび home サイトマップ
デイサービス 訪問介護サービス ケアステーション たきび
ケアステーションたきび サービス案内 ケアステーションたきび アクセス情報 ケアステーションたきび お問合せ
たきびブログ 
 
お知らせ
トップページ > お知らせ > 【自転車奔走記】「関わるケア」#10。

【自転車奔走記】「関わるケア」#10。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第161回。

あの猛烈に暑かった8月が終わり九月の声を
聴いた瞬間に、豪雨や竜巻といった不安定な
天気が続く毎日。朝晩も急に涼しくなって、
秋らしい
というか気候の劇的な変化について
いけないヒロモリ
でございます。
皆さまも体調には十分ご注意くださいネ。
所で、現在のプロ野球界の“ラストサムライ
とでも
称すべき東京ヤクルトの宮本選手が
今期での引退
を表明されました。球界を
代表する名内野手として、
2000本安打達成の
偉業を成し遂げた名バッターとして、
そして
日本代表のキャプテンとしてチーム
を牽引した
精神的支柱として、その業績はプロ野球史

燦然と輝くものです。
その引退会見での
宮本選手のお話しで、非常に感銘を受けた
一文があります。
「好きで始めた野球だけど、プロになった
 瞬間に仕事に変わった。
最近は『楽しむ』
 と言うけど、楽しむなんてできない。
 仕事として、19年間向き合ってきたことが
 誇りという思いはある」
まさに凛々しいという形容がぴったりの職業人
としての意識と責任感、そして矜持が、
峻立する
偉大な山々に思えた瞬間でした。
自らの役割と使命に責任を持ち、真摯に向き合い
続ける
ことで得る事ができる誇りという勲章。
ワタクシもその勲章
を手に入れる事ができるよう、
襟を正して、私のなすべき仕事
に向き合います。

と、ちょっと真面目モードで始まりました
【自転車奔走記】
今週も宜しくお願いします!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

今週も引き続きパーソン・センタードケアについて。
先週は事例を通して業務中心というケアのあり方
ついて考えました。おさらいをしますと、業務中心
というのは、問題となっている行動や行為を解決
する際に、
ケアの提供側(介護者)がおこない得る
対応(業務)に、
それらの問題行動を落とし込んで
いく考え方です。
それは問題点をピンポイントで
抽出していく
作業を伴う性質上、直截的かつ効果が
明確な対応
が可能となる反面、気を抜いてしまうと
業務が優先され
個人ないがしろの結果を招きやすい
というデメリットもある…といった内容でした。

このパーソンセンタードケアが提唱されたのは
1990年代ですので、それまでのケアの主流が
業務中心
というあり方であった訳で、十分効果は
立証されている
ケアの方法論なんですね。
一方、今週皆さまと一緒に考える人間中心という
考え方ですが、業務中心の真逆という訳ではなくて、
あくまでケアというものを行為ではなくストーリー
として捉える考え方と言ってよいと思います。
ストーリー?と首をかしげる方もおみえでしょう。
ちょっと突拍子もない文言を使いましたが、
ストーリー
という文言を使ったのは、人間中心と
いう考え方が、
様々な問題を人と人との関わりの
中で捉え、解決に導
いていくといった意味合いを
持つからなんですね。

ところで皆さま、「失禁」というものにも色々と
種類がある事を
ご存知でしょうか?
前立腺や膀胱機能の障害からくるもの、尿意を
感じなくなってしまう為に起こるもの、尿意は
あるけど
歩行機能や環境が不十分なために結果と
して失禁状態
となってしまうもの、くしゃみで急に
腹圧がかかってしまい
軽度の尿漏れに至るもの等。
思いつくままに書き出しましたが、
一口に失禁と
言っても、原因や状態は様々ですよね。
では!
この失禁という状態を構造的に捉えるとどうなるか?

先ず注目するのは、失禁の主体となっている人です。
その人がどのような身体状態であり、身体機能は
どうなっているか?
という事柄は言うに及ばず、
その人の性格や考え方、時には
成育歴まで着目して
分析をします。そしてその人を取り巻く
関係者にも
注目します。一人でいるのか協力者が
いるのか?
その人との関係はどうなっているか?等々です。
続いてその人が今いる環境は自宅?施設?
自宅であればトイレまでの動線はどうなっているか?
トイレは
和式?洋式か?さらには日常の生活の様子も
勘案します。
活動的な方なのか、或いは静かに過ごす
事が好きな方なのか?
食事の時間や睡眠の時間等々、
日々の生活スケジュール
も判断する要素となります。

その得られた要素の関係を分析して、
「何故失禁と言う状態が出現しているのか?」
言い換えれば、失禁という状態を呈している構造の
内容
を明らかにしていきます。その構造を明らかに
する事で、失禁という現象を
成り立たせている
負の関係性が見えてきます。
そこまで行けば第1関門クリア!後は、その関係性
負から良に転換できるよう、その人を中心として
様々に展開しているベクトルの方向を変えたり、
新たな
要素を付け加えたりして、現象が現象として
存在する、
つまり現象が“問題化”しないような関係性を
構築
するんですね。

ますます「???」となりましたか?
来週は事例を使ってもう少し具体的に考えてみます。
何卒お付き合いのほどお願いします。
では、また日曜日にお会いしましょう。
See you next week
!! 

アーカイブ

月別 アーカイブ