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【自転車奔走記】「認知症を考えよう」#26。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第145回。

皆さまGWはいかがでしたでしょうか?
ワタシの周りでは、好天に恵まれたせいか
気持ちよさそうに
ツーリングを楽しんでいる
サイクリストの方々を沢山見ました。
そんな姿につられてか、ワタクシも久々に
自転車に乗って、
思いつくまま気の向くまま、
のんびり自転車で春の陽気を
楽しんできました。
これ、通称“ポタリング”と言いまして、特に
目的地を決めず、
ゆっくりのんびり自転車で
散策するという自転車の楽しみ
方です。
ワタシは一人で出かけましたが、行く先々で
ご夫婦や子供さんと一緒に自転車を楽しむ方
沢山いらっしゃって、挨拶を交わしたり、
ちょっとした
自転車談義になったりと、
楽しい時間を過ごせました。
やっぱり自転車は楽しいですね!
「命の洗濯」をして、さっぱりとした
気分で
GW明けも過ごしています!!
と良い事ばかりじゃありゃしねぇ!GW中の
暴飲暴食
が祟ってか。前にも増しての
『気分さっぱり腹ボッテリ』
命の洗濯の前に、
腹の脂汚れをなんとかしないといけない、
“腹爆”ケアマネ・ヒロモリがお送りします
【自転車奔走記】
はじまりで~す!!

+++++++++++++++++++

今週も本編中の小シリーズであります。
「事例文には記載されていないけれど、
 必要かつ
重要な情報とは?」について
考えよう、の最終回
となります。

早速、最後の項目【環境に関する情報】
ついて
考えていきましょう。
先週は生活活動について、身体機能と
心身機能が
及ぼす影響について話しました。
身体機能と心身機能が身体能力の応用動作で
ある生活活動、排泄や入浴、買物や調理等
日常生活を送る上で必要になる活動

遂行するのに重要な役割を果たしている
という
内容でした。身体や心身の不調が
あれば、今まで
できていた様々な活動が
行えなくなるのはある意味
当然ではあるん
ですが、その生活活動の遂行に
もう一つの
因子が影響を及ぼしているんです。
それが、今回のテーマである【環境】因子

「環境」といっても室内外という近範囲
から、地域や国などの広域も含みます。
他にも家族や
友人知人等の人的環境、経済
状況を示す
経済環境、更には社会福祉の状況
等の社会環境
まで字義は非常に広いです。
先ずは在住地の物理的環境を考えましょう。
ここ数年でバリアフリー建造物が増えてきた
ので、ついつい見落としがちになるんですが、
在住地、つまり住んで生活している場所
非常に重要な要素となります。

所で!五右衛門風呂をご存知でしょうか?
「聞いた事があるが、見た事はない…」
仰る方が段々増えてきました。因みに本年で
四十半ば
を過ぎるヒロモリの幼少期は、
まさしく五右衛門風呂
で入浴していました。
自宅が田舎にあった事も一因ですが、
薪を
焚いてお湯を沸かして入る、風情あふれる
入浴設備
です。ですが、もし身体の機能に
変調が生じた人が住んでいる
家にこの
五右衛門風呂しかなかったらどうか?
お風呂を沸かすだけでも、水を汲み溜めて
釜戸で薪を焚き、
湯加減を薪の燃焼具合で
調整等々、ワタクシにとっても
結構な
重労働ですので入浴は非常に困難ですよね。
とすると、この方は身体の変調の為入浴が
できない、
という生活活動での支障を
抱えている事になります。
ですが、仮に
この五右衛門風呂が、給湯装置が付いた
近年の入浴設備に変わったらどうか?
手すり等
補助具や安全面での環境的配慮が
なされていれば
十分入浴が可能でしょう?

つまり!身体機能と環境の要素が関係する
ことで「入浴ができない」という生活活動
障害
を引き起こしているという分析を
する必要があります。
また、認知症の方の
生活活動障害の原因によく
ある事ですが、
住み慣れた家から新しい環境に
引っ越した
事が、進行していく記憶障害とも相まって
混乱し、トイレ以外の場所で排泄してたり、
ふっと外へ
でてしまう場合があります。
これは物理的な問題ではなく
内因的環境の
問題とも言えますね。
事例(過去連載参照)
にも、「トイレ以外の場所で排泄する」
という記述があります。この場合は、
上述したように
家屋の構造や最近引っ越し
したかどうか?等の情報収集が不可欠

また事例文には、Jさんの奥様が身近に
介護を手伝ってくれたり、相談する人が
いないという内容
の記述もありましたが、
この記述からも、引っ越し等の
環境変化が
示唆されます。もしくは、一昔前の
向こう三軒両隣
的な言葉がしっくりくる
ような、近所や町内の付き合いが
比較的
濃い地域ではなく、都市部に増えてきて
いるような
隣は何をする人ぞ、といった、
ほぼ没交渉に近い
近所関係の地域に
お住まいでいる事も想像できますね。
これは、先述の地域実情の環境因子です。

「要介護者・介護者の孤立」。
そんなワードがあります。
以前から問題視
されてきた事態なんですが、要は
地域関係が
希薄になる等の環境的要因により、
介護を
要する人や介護している人の“声”を身近な
人たちが拾う事が難しくなって、だれにも
相談できずに
“孤立”してしまい、必要な福祉
サービスを受ける事が
できずに、劣悪な
生活環境で暮らし続けたり、最悪
の場合
孤独死してしまうという事態を引き起こす
原因
となる現象なんです。この孤立という
現象は、その人が
誰かにその声を届ける
事ができれば、或いは誰かが
その声を拾う
事ができれば殆ど全て解決に向かう事が
可能な現象なんですね。
ケースワークの現場では
「繋ぐ・繋がる」
という言葉を使ったりしますが、社会

繋がる事、繋がりつづける事の重要性は
近年改めて
再認識されてきています。
その意味でも、地域の実情や
その人が
現在生活している【環境】を適切に把握し、
多岐に情報を収集しておくことは大切。

以上、
【環境に関する情報】について考えてきま
したが、
家屋などの物理的環境はともかく、
近所や地域の繋がり
に関する環境の情報
収集は、プライバシーにかかわる
部分が
交錯する事もあり、正直難しいケースが
多いのも
事実です。また、今回の情報
収集項目に限らずですが、
情報を収集する
とは、言い換えればその人を
丸裸にして
しまいかねない作業です。当事者同士の
信頼関係は勿論の事、個人情報をはじめ
とした、その方
の権利を尊重した上での
聞き取りや情報収集が大切である
事を、
くれぐれも申し添えておきますね。

というトコロで今週はオシマイとします。
来週は、この小シリーズのまとめ。
では、また来週お会いしましょう!
See you next week , bye 

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