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【自転車奔走記】「認知症を考えよう」#19。

 【ケアマネの自転車奔走記】連載・138回。

もうすぐ4月、春本番を近しですが、
ポカポカ日和かと思えば、底冷えする日が
あったりと、
極端な寒暖差が目立ちますね。
おまけに花粉や黄砂も加わって、体調を
崩される
方が沢山いらっしゃいます。
引き続き十分な体調管理をお願いします。
ところで皆さまお住まいのトコロでは、
桜は咲きましたでしょうか?
今年は例年になく早く開花した地域も
多いみたいですね。
実はワタクシ、
春になると必ず思い出す言葉があります。
それは「春宵一刻値千金」というフレーズ。
何時何処で見聞きしたかは覚えていませんが、
毎年春になり、桜が咲く頃になれば、自然と
頭に浮かんでくるようになりました。
トコロが今春になって知った事実が…
不肖ヒロモリ、長きに渡りこの「春宵~」
というのは、
歌舞伎の台詞だと思って
いましたが、実は漢詩の一節、
蘇軾という
中国宋代の高名な文人の、これまた有名な
「春夜」という漢詩の冒頭の句だったんです。
因みにワタクシが勘違いしていたのは、
「桜門五三桐」
という歌舞伎の演目で、
天下の大泥棒石川五右衛門が、
南禅寺の山門で
煙管片手に述べる「絶景かな、絶景かな~」
の台詞の一部に「春の宵は値千金とは、
小せえ、小せえ・・・」
の部分でした。
いやはや、思わぬ勉強をさせて貰いました。
機会があれば、久々に歌舞伎を観劇して
みたいヒロモリ
でございます。
では、今週もはじまり、はじまりぃ~!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今回から認知症のケアに関する話し。
前振り的な意味で、構造主義やICFの
お話しをしてきましたが、
これら2つに共通する
考え方というのは、現前にある事象を
理解する
為にはその事象を成り立たせている、事象に
関わる
様々な要素とその関係性を明らかに
する事が最初の一歩
であり、且つ必要不可欠な
作業であるという事です。
つまり、この世の事象と言うものは
それ自体が独立して単独で
存在しているの
ではなく、色々な事柄や事象の関わりの中で
存在しているという事になります。
で、これらの考え方をケアの方法論に落とし
込んだのがこれから
お話しを進めていく
“関わるケア”という考え方なんですね。
では、その“関わるケア”は一体どんなものか?
皆様と一緒に考えていきたいと思います。
今回は具体的な事例を使って進めていきます。

【事 例】
Jさん(83歳・要介護2)は妻(78歳)と
二人暮らしである。
Jさんは退職後,
写真撮影を趣味としていた。以前から
血圧が高く
3年前より物忘れが多くなった。
半年くらい前から一日中何もしないで
過ごす
ようになっている。食事や更衣などの動作は
ゆっくりであるが
促せば何とか自分でできる。
最近,入浴を嫌がるようになる一方、
時には
浴槽から出ようとしなくなることがある。
排泄が上手くできなくなり
衣類を汚したり、
トイレ以外の場所で排泄することもある。
妻は献身的に夫の介護をしてきたが、
夫は妻の介護に対して
拒否したり、
怒りだしたりする事も近頃増えてきた。
妻は介護の手助けや相談に乗ってくれる人が
近くにいないため
疲れ果ててしまっている。

この事例は、第20回介護福祉士国家試験で
出題された
問題を一部変更して記載しました。
少々漠然とした内容ですが、自宅で生活
している認知症が疑われる
方のケースです。
さて、本事例を基にケアを考えるのですが、
先ずはこの事例の内容を整理しましょう。

(登場人物)
Jさん、男性。82歳。要介護2。
妻・女性。78歳。

(世帯)
二人暮らし。

(Jさんの情報)
勤め人で現在は退職。
写真撮影が趣味だった。
以前から血圧が高かった。
3年前ぐらいから物忘れが多くなった。
半年前から、一日中何もしなくなった。

(Jさんの現状)
食事や更衣の動作はゆっくりだが、
促しがあれば自分でできる。
入浴を嫌がる事がある。
浴槽から出ようとしなくなる時もある。
排泄が上手くできず、着衣を汚す事がある。
トイレ以外の場所で排泄をする事がある。
妻の介護に対して、拒否や怒りだす時がある。

(妻の現状)
Jさんの介護を献身的に担当している。
近くに相談相手、介護を手伝える人がいない。
夫の介護に疲れ果てている。

事例文から得られる情報は以上になります。
試験問題という
性格上、設問に対する
必要最低限の情報しか記述できないという
制約についてはご理解を頂くとして、
実際のケア現場では、
これらの情報だけでは
まだまだ不十分で、もっと細かな
情報を
収集していく必要があります。
ということで、今週の宿題!!
他にどんな情報があればより良いか?を
一度お考え下さい。
次週、実際の介護現場で
使用される様々なアセスメント様式
等も
参考にしながら、この事例を成り立たせている
要素
の分析を一緒に行っていきましょう。

では、またお会いしましょう。
See You Next Week

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