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【自転車奔走記】「認知症を考えよう」#13。

【ケアマネの自転車奔走記】連載132回。

あっ、と言う間に1月も終わり。
「光陰矢の如し」とはまさにこの事ですね。
寒さもいよいよ本番、そしてインフルエンザも
大流行の兆しが見えてきています。
更に、今年の花粉飛散量は相当レベルだとか
皆さま、健康にはくれぐれもご注意ください。
私ヒロモリも、年々ひどくなる花粉症の
症状にほとほと困り果てています。
今年こそ、花粉が飛散して涙目鼻水咳
クシャミ
になるまえに、耳鼻科へ行って
予防策を講じねば…と花粉との全面対決に
向けて色々画策している毎日。
憂鬱ながらも、何故か少々楽しんでいます。
ただ、無いに越したことはありませんよね。
インターネットで、新製品の花粉対策マスクや
花粉侵入を◯%カットする画期的メガネ、
なんかを
調べているぐらいなら、早く耳鼻科へ
行こうと思いなおす
ヒロモリでございます。
今年こそ花粉と脂肪に打ち勝って、
スッキリ鼻紙要らずの腹甘味要らず…
う~ん、ちょっと苦しかったか…と、
洒落歌も腹も相変わらずキレがイマイチの
ヒロモリがお送りする【自転車奔走記】開講!
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今週からは、【中核症状と周辺症状】
という認知症に対する
考え方の話しになります。
早速文言についてのお話を進めていきます。
先ずは中核症状から解説をしていきます。
中核症状というのは、これまでにお話しをしてきた、
アルツハイマー病や前頭側頭変性症、脳血管障害など
脳の細胞や機能に障害を与える疾患が原因となって
直接に引き起こされる様々な症状を指します。
言い換えれば、脳の機能と直結した症状と言えます。
認知症における中核症状とされる症状は、
○記憶障害。
○見当識障害。
○理解・判断力低下。
○実行機能障害。
が代表的な症状とされています。
どのような症状なのか、早速見ていきましょう。

○記憶障害。
記憶のメカニズムはかなり複雑ですので簡単に
お話しをしますと、人間の脳には経験したを
保存しておく〝
海馬〟等の器官があります。
ヒトは経験した事や体験した事、関心のある事等
様々の事象を一旦は脳に貯めておきます。
そして、必要な時にその貯蔵した記憶を
引き出すことで思いだすという行為が成立します。
ただ、皆様ご経験の通り、記憶の保存時間は短く、
時間の経過に伴い薄れていき、その人にとって
さほど
重要ではない事は忘れてしまいます。
これら忘れるという事はヒトにとってはごく
普通の
事ですので何の心配もいらないのですが、
脳の機能に障害を負う事で、必要な記憶を
引き出せない、
或いは記憶の保存自体ができない
等の症状を
呈する場合があります。
これらの症状を「記憶障害」と呼称します。
具体的には、ついさっきの事を思いだせない
短期記憶障害、家族や慣れ親しんだ場所が
分からない長期記憶障害等に分けられます。
(ご注意頂きたいのは、少々失礼な言い方に
 なりますが、年相応の物忘れもあります。
 記憶力は加齢にともなって衰えますので、
 物忘れ=記憶障害では
ありません!〉

続いては
○見当識障害。
「見当識」と言う言葉の意味は、現在の年月日や
自分のいる場所
等、置かれている基本的な
状況環境を把握する事です。
例えば、今日は
平成25127日の日曜日、本連載の執筆者

ヒロモリはたきびのスタッフで、住所は◯◯、
家族は…と言った具合の事柄です。
この見当識に障害が発生すると、色々な症状が
起こります。
例えば、時間の感覚に障害が
発生すると、10分後とか1時間前
というような
時間感覚が分からなくなります。さらに症状が
進むと、
日付や季節までもが分からなくなる
場合もよくあります。
つまり今日は◯月△日が
分からない、今の季節春夏秋冬が
分からないと
言ったような症状です。
場所の見当識になると、今現在自分が居る場所が
分からなくなります。長年住み慣れた自宅でも、
自分の家だと分からなくなる事もあります。

次は、
○理解・判断力低下。
私達は常に外界の出来事や自身の行動等によって
脳にもたらされる様々な情報を、吟味し理解し、
そしてそれらを判断して行動しています。
理解・判断力低下とは、それらの情報処理が
上手く機能
しなくなると言う意味です。
具体的には、判断スピードが遅くなったり、
日常のちょっとした変化に上手く対応できなく
なったり
します。
「日常のちょっとした変化」というのは、例えば
毎朝来る新聞が来ない日があったとします。
私達は
「休刊日かな?」と思ったり、
新聞配達に電話して確認したり、など色々な対応を
しますが、判断力が低下してくると、
「いつもある筈の新聞がない」という事だけで、
どうしていいか
分からなくなって混乱してしまう、
と言った事象が起こる事が
あるのです。
目の前の状況と周辺の状況の関係を総合的に
理解して
判断する事が難しくなるんですね。

最後は、
○実行機能障害。
人は行動を起こす際、計画を立てたり、実行段階

起こる出来事を上手く処理して目的を達します。
この能力に障害を受けることで、合理的な行動が
できなくなる
と言った障害が起こります。
よく例えに挙げられるのが買い物と調理の例です。
買い物に出か店頭に並ぶ商品を見て、
「今日は何にしようか?」
といった光景、誰もが経験していますよね。
通常であれば、今家にある食材や食べたいものを考え、
メニューを決めて、購入する食材を決定しますね。
冷蔵庫にジャガイモと人参があるので今日はカレー。
お肉と玉ねぎを買って、、といった按配です。
ところが、記憶機能に障害があったりすると、
冷蔵庫に
何があったか?と言う事を忘れていますので、
カレーを
作ろうとすれば、冷蔵庫のストックに関係なく、
全材料を
購入してしまうような出来事が起こります。
さらに「カレーを作ろう」と考えた事も忘れていると、
全く別のものを作ったり、足りない食材を又買いに
出かけたり…と言った事態も起こります。
言い換えると、物事を順序だて合理的に行う事が
非常に困難になる症状です。

以上、中核症状と呼ばれる主症状を話しました。
色々な障害がありますが、これらは全て脳の機能と
直結
した症状ですので、程度の差はありますが
万人共通の症状
と言う事もできます。
ところが、現実に起こる認知症の症状は、
人それぞれ千差万別なんですね。
中核症状が万人共通なのに
何故?となりますが、
その共通の症状に様々な要因
〝その人の性格や生活環境、周囲の環境等〟が
影響を
もたらす事によって、千差万別の症状を
呈するようになります。
これら中核症状から派生的に出現する認知症の
症状が「周辺症状」と呼ばれるものなんですね。
では、次回はその「周辺症状」について
もう少し細かな話しを進めていきます。
ではまた来週お会いしましょう。
See You Next Week 

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