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【自転車奔走記】「認知症を考えよう」#7。

 【ケアマネの自転車奔走記】連載・124回。

はじめに。
「前頭側頭型認知症」は色々と誤解の多い
病気で、
認知症として診断されず社会的
不利益を被る可能性が
非常に高い病気です。
また、治療や介護に関しても非常に対応

難しい病気でもあります。
勿論アルツハイマー病やレビー小体病
をはじめ、
認知症に関わる疾患も同じではあるんですが、
とりわけ、この病気において今最も必要な事は
社会的認知度の向上、
つまりは、
「もっと多くの人に知ってもらう事」です。
もっと社会での認知度と理解度が上がれば、
患者さんと介護者
を社会で支えていく事も
できるようになります。
治療方法や介護方法に
決定打とも言うべき方法が見いだせない
これらの
病気の患者さんにとっては、社会の理解が
なによりも
必要不可欠なんです!
そんな思いから「前頭側頭型認知症」に
ついてはできる限り詳しく
話しを進めて
行くつもりでいますので、
何卒ご了承下さい。
では【自転車奔走記】スタートです!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今週も引き続き「前頭側頭型認知症」について。
簡単におさらいしますと、
①脳はその機能によって大脳・小脳脳幹
 3つの部分に
分ける事ができる。
②それぞれが人間の身体活動に密接した役割を
 担って
いるが、一番大きな大脳は、
 コミュニケーションや感覚
記憶、情動等の
 機能を司っている。
③大脳は更に(前頭葉)(頭頂葉)
 (側頭葉)(後頭葉)
と機能別に細かく
 部分分けをする事ができ、それぞれが
 大脳機能の実施実行を担う。
といった内容のお話しでした。

今週は核心へ進めていきます。
先ずは前頭葉についてです。
大脳の前方に位置する部分ですが「実行機能」と
呼ばれる
能力を司る事が大きな特徴です。
「実行機能」とは、私達がなにか物事を行う際に
必ず辿る
プロセス的なものとお考え下さい。
例えば…
今私はこの原稿を書くという行為をしています。
「書く」と言葉にしてしまうと、簡単な作業に
思えますが、
試しにこの行為を眺めてみましょう。

先ずテーマを決めます。
【自転車奔走記】は連載形式になっていますので、
当然前回の内容に
即したテーマを取り上げる
必要があります。
続いて書く具体的な内容決定。
例えば言葉使いや文章形式、できる限り
分かりやすく親しみやすい
文章になるように
考えて書くようにしている(…つもりです)。
次は「推敲」、書いたものを見直して誤字脱字、
文法の誤りや
表現が正しいかどうかをチェック。
そして、内容に問題が無ければ晴れて掲載!

となるんですが、
実は上述のごく当たり前に見える行為にとって、
前頭葉の機能が非常に重要な働きをしているんですね。
物事を行う際に先ず必要な事は「現在の状況認識」。
今自分がどんな状況にいるか?自分がいる環境、
ひいては
周りや社会の状況環境等も含めた認識です。
今の私に即して観てみると…
私はたきびのスタッフであり、
ケアマネという
職業に就いている人間で、
男性でありメタボです。
一方、今は社会保障の問題が色々取り沙汰されていて、
高齢化社会と呼ばれているご時世で、
もうすぐ衆院選があると言った社会状況。
今回のテーマに「認知症」を取り上げたのも、
記事内容や文体等々も、
もっと言えば「連載を書く」
と言う行為自体も
全て上述のような状況(背景)
から導き出した事なんですね。
「現在の状況認識」を言い換えると、
「今自分の置かれている立場や環境を
理解する」
という事になります。

では、この「状況認識」ができないとどうなるか?
全く関係のない話題を取り上げたり、
専門用語だらけの記事や難解な文章
で読んで下さる
皆様の興味を削いでしまうかもしれません。
もっと極端に言えば「メンドクサイ!!」と言った
ごく個人的
な理由だけで、書かないことだって
あり得てしまうわけです。

続いて物事の実行に必要な事は
行動を選択する」ことです。
行動の方法や内容を決定する事とお考え下さい。
今ワタクシがブログの記事を書く時は、PCの
文書ソフトで作成
や編集をしています。
でも、方法はこれ一つとは限りませんよね。
昔ながらの原稿用紙に万年筆でもいいですし、
口述筆記という
方法もあります。
左記に挙げた方法そのものに優劣はありませんが、
最終的にブログに掲載するためには、文章を
PCに入力する必要
があり、私がある程度は
PCやキータイプができる人間
なので、
文書ソフトでの作成を選択した訳なんです。
仮に私が全くPCを触れない人間であれば、
原稿用紙
に書いた原稿を誰かに入力して
もらう方法を取るでしょう。

上述からも分かるように「行動の選択」には、
ある程度の結果予見
や手順の手間、そして
最初に挙げた「現在状況の認識」等
色々な要素を
分析・シミュレートして決定するんですよね。
では…
この「行動選択」が上手く機能しないとどうか?
非常に時間と手間がかかる方法や、
結果に結びつきにくい、
言い換えれば
「非効率的な」手法で物事を進めていきます。
もっと言えば、行為の結果に結び付かないような
全く関係
のない事をする可能性もありますね。
行動を選択する作業と密接に関係するのが
計画を立てて決定する
作業です。
何かをする時私達は
「この行動方法をとると、
これこれのプロセスが
あって、こんなメリットや
デメリットがあって…」等々、
ある程度先を
見通した上で、
最適と考え得る
やり方=計画を
決定しています。
所謂「場当たり的」と言われる
ような行為であっても、それなりの計画性は
持っている、、
と言うか、
それなりの計画立案
プロセスは経てきている訳なんですね。
極端な言い方をすれば反射的な行動でないかぎり、
人の行為には必ず上述の意味での「計画性」が
介在していると。

【状況認識】→【行動選択】→【計画決定】
次は「計画を実行する」ことになります。
この計画の実行で、実際に行為・行動をする
なんですが、全く何も問題なく行為が終了する
場合より、行動の実行段階で何らかの問題が
発生
するケースが殆どですよね。
その場合は「このまま突き進むか否か?」
色々なケースを想定して修正や調整を加え
ながら
行為を実行していきます。
例えば、PCに文章を入力
していたら、
停電発生!!となれば、再入力をしますよね。
もっと言えば、再入力の手間を省くために
バックアップ
を取る事も想定する訳です。
もっと身近な例を挙げると、
トイレに入って
「紙がない!!」という笑うに笑えない状況も、
立派な「計画実行」上に発生した障害ですよね。
上述のように計画実行段階で障害に遭遇すると、
私達は現状把握して色々な対処対応をしますね。
驚くほどの事でもないフツーの事ですが、
翻って考えると
この事も
【状況認識】→【行動選択】→【計画決定】
というプロセスを繰り返している事になります。

そして最後は【結果の評価】になります。
ある行為、行動をした結果どのようになったか?
を認識して
上手くいけばそれでよし、失敗しても、
再トライや別の方法
を考える等の判断を行います。
例えば、文章を紙に書こうとしたら鉛筆が
折れてしまう事
よくありますよね。
でもこの日常的な風景も、上述のプロセス

照らして再検証してみると、文字を書くという
行為の結果、
鉛筆が折れる→文字が書けない
という事になったので、
鉛筆を削る・ボールペンに
持ち替える等々の方法を取る
という評価を
下した事になります。
この「評価」という活動も、行為の結果の
状況認識
が必要になり、認識に応じ行動を選択
またまた
実行機能のプロセスに戻ります。

つまり、
人間の行為行動(例えば話す事も立派な行動。)

全てに上述の「実行機能プロセス」が
介在している事になるんですね。
前頭葉の機能はこれら「実行機能」だけではなく、
「思考」や
「理性」「情動を抑える」等の
重要な機能を担っています。
「情動を抑える」と書きましたが、平たく言うと
「我慢する」
「周りの空気を読む」という事です。
一見、実行機能
プロセスとは無関係に思える
かもしれませんが、行動選択
の過程において
行為を衝動に任せて行うとどんな
結果を招くか?
ということも踏まえた上でヒトは計画決定し
上記のように、前頭葉は人間の行動
(個人としてのもの、社会のなかでのもの)
全てにおいて重要な役割を果たしている事が
ご理解いただけましたでしょうか?

今週は「前頭葉」について、その機能の中でも
特に
「実行機能」について話しを進めました。
次週は「前頭葉」の補足と「側頭葉」について。
来週も宜しくお付き合いのほどお願いしますね!
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いよいよ年の瀬も間近!
色々と慌ただしい毎日が続きますね。
ただ1年12カ月、いつでもどこでも
イチバン大切なのは
健康に変わりありません。
風邪などひかないよう、年の瀬の慌ただしさで
気が急いて、怪我や事故をしないよう、
くれぐれもお気をつけ下さいませ。
クリスマスに忘年会と、行事も目白押し!
楽しく充実した年末を過ごしましょうね。
と、充実しているのは腹脂肪だけ…
去年も今年も来年も、
未来永劫「脂」との
縁が切れない予感が漂う、
ケアマネ界の
〝ラーメン二郎〟こと
ヒロモリが
お送りしました【自転車奔走記】
また来週
See you next week , bye!

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