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【自転車奔走記】「認知症を考えよう」#2。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・119回。

今週はマクラなしでいきなりスタート

『認知症を考える』の本編。
まずはそのパート1として、医学の視点から
認知症を考えていきたいと思います。
ただ「医学の視点」と言っても、私は医療従事者
ではありませんので、医学的見地からの情報を
紹介しながらお話しを展開して行く事になります。
その点はご了解下さいネ。

では、先ず「認知症」とは何か?
についてお話しを
していきます。
認知症の定義は様々ありますが、私が見聞した
中で一番分かりやすかった定義を
ご紹介します。
認知症とは、いろいろな原因で脳の細胞が
 死んでしまったり、
働きが悪くなったために
 さまざまな障害が起こり、生活するうえで
 支障が出ている状態(およそ6ヵ月以上継続)。
上記は厚生労働省の【認知症を理解する】という
政策レポート
からの転載になりますが、
認知症という言葉の持つやや複雑
な側面を簡潔に
表現できていると考えています。
その複雑な側面と言うのが、先週少しお話しした
「病と症」。
この一見似ているようで、その実違いの大きい
単語の意味の
違いが原因になっているものです。

先に挙げた厚労省の定義文(以下、定義文)の
最初の部分「いろいろな原因で脳の細胞が
死んでしまったり、
働きが悪くなったために
さまざまな障害が起こり…
を使って説明します。
棒線部分中のいろいろな原因という文言が
「病」の事を
指しています。
この棒線部分を言い換えると〝認知症には先ず、
脳の働きを阻害するような何らかの原因がある〟
という事に
なるんですね。
この、脳の細胞が死んだり、働きが悪くなるといった
現象を引き起こす原因と言うのが「原因疾患(疾病)」、
つまり認知症の大元の疾患と言う事になります。
そして、定義の波線部分、その病気や疾患が原因で
起こる
色々な脳の変化や障害によって起きる
「生活するうえで支障が出
るようなさまざまな障害
を、と言うんですね。
つまり「病と症」とは、密接にかかわっていても
イコールとは
言い切れないという事なんです。

ここで例え話をします。
私ヒロモリが、最近鼻水をすすりくしゃみを連発。
少々熱っぽい気もしたので、市販の風邪薬
飲んで安静にするようにした…
とします。
鼻水、くしゃみの原因が風邪ならこの対応でも
いいですが、
もしも原因が花粉アレルギーだったら
どうでしょうか?
風邪薬を飲んでもあまり効果は
期待できませんよね。
下手をすると症状が悪化
するかもしれません。
鼻水・くしゃみといった
「症状」が何から来ているのか?を
はっきり
させてからでないと誤った、、というか効果の
薄い
対応をしてしまう恐れが高いです。
実はこれと同じ事が「認知症」にも言えるんですね。

例えば物忘れの症状が目立つようになったとします。
日頃、一人でいる事が多く刺激が少ない毎日なので、
もっと人と接する機会を多くしたり、本を読んだり
パズルを
したりといった頭を使う作業をもっと
するようにしたとします。
これらの方法は決して
的外れではなく、実際かなりの
効果を挙げている
方法なんですが、もし物忘れの
原因が、脳梗塞の
ような脳血管性の疾患だったら
どうでしょうか?
先ず行うべきは医師による治療ですよね。
もしも治療が遅れれば大変な事になる可能性も
ありますし、
原因となる疾患が治れば、症状が
改善する可能性も多々あります。
言い換えれば…
現前の症状にばかり目を取られると、
治癒の機会を
失う事もありうる
という事です。
(ただし脳機能については「不可逆」、
 つまり一度障害を負って
しまうと元には
 戻らない事が殆どですので「病」の治療が
「症」の
 改善にダイレクトに結び付く訳ではありません。)

整理すると「認知症」というのは、
①病気や怪我等の原因で脳の機能がダメージを受ける。
      ↓
②脳の機能に障害が起きた結果、実生活を送る上で
 障害となる様々な症状が観察される。
という、現象として起きている事象とその原因となる
ものを明確に区別したうえで
現に起きている
症状や障害を指す言葉なのです。

やや、ことばの解釈・解説に終始しているようですが、
「認知症」を理解する、考える第一歩はココです!
認知症というものに接する際、先ず心がけるべき事は、
目の前にある諸症状にばかり目をやるのではなく、
原因はなんなのか?
先ずそれを知る事なんですね。
その為にも、「おかしいな?」と感じたら、
早めに医療機関、
特に認知症を専門に看て頂ける
医療機関への
受診を強くお勧めします。

では、今週はここまでとします。
来週は、「認知症の原因となる病気や疾患」に
ついて
お話しをしていきます、それではまた!
See You Next Week 

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