ケアステーションたきびは三重県下でホームヘルパー・デイサービス・ショートステイの在宅介護事業を展開しております。
ケアステーション たきび home サイトマップ
デイサービス 訪問介護サービス ケアステーション たきび
ケアステーションたきび サービス案内 ケアステーションたきび アクセス情報 ケアステーションたきび お問合せ
たきびブログ 
 
お知らせ
トップページ > お知らせ > 【自転車奔走記】「地域包括支援センター」#5。

【自転車奔走記】「地域包括支援センター」#5。

ケアマネの自転車奔走記】連載・108回。

ようやく梅雨も終盤にさしかかりました。
ウットーシイ雨空も、あと暫くの辛抱ですね。
ところで、先日所用があり仙台に行ってきました。
震災後一年以上経過して、被災地は現在どのような
状況なのか興味もあったので、
空いた時間に
野蒜地区という所へいってきました。
津波で
甚大な被害を受けた地区です。
先ずは芭蕉の句で有名な松島駅に降り立ちました。
松島も津波の被害を受けましたが、見た限りでは
土産物屋や遊覧船等
の観光施設は旅行客で賑わっていて、
観光地松島健在!!と安堵する思いでした。
そこからワタシの目指す野蒜までリアス式特有の
くねくねした海岸線を
ゆっくりバスで移動していきます。
バスから窓外の景色に目を凝らして
いましたが、
洗濯物がたなびいている家々
も多く、人々は普段の
暮らしに戻っているのかな?
と感じていました。
ところが、
小高い丘を越えて野蒜地区に入ると
景色が一変しました。
なにも無いんです…バスを降りて辺りを見回してみると、
遠くに防波堤と防風林、ポツンと取り残されたように
佇んでいる大きなコンクリの建物。
墓石が倒れたままになっている共同墓地。
目に入ったのはそれぐらいで、あとはなにも無い、
遮るものがない景色が一面に広がっていました。
野蒜の駅は、震災の時津波に蹂躙されたままの姿。
折れ曲がった鉄塔、倒れた電柱、割れたガラス、
247分を指した時計は時間が止まっていました。
駅前の通りを横切り、欄干が折れ曲がった橋を
渡りかけた時、思わず立ち竦んでしまいました。
眼前に広がる赤茶けた更地…この更地、震災の前は
住宅地だった様子です。
住宅跡と思しき場所に手向けられた献花を挟んで、
向かい合うように椅子が2脚置かれ、片方の椅子の
背もたれには綿半纏が掛けられています。
海へと向かう一本道を歩くと、倒れたままの石碑、
半ば埋もれたままになっている茶碗などの生活用品。
遠くに見えるのは学校のような建物ですが、
今は
瓦礫置き場になっている様子で、
ひっきりなしに
ダンプが行き来しています。
そこは時間が止まったままの地。
怒り、悲しみ、やるせなさ、虚しさ、色々な感情が
渦のように湧きあがってきました。
震災から1年以上の月日が経ちましたが、まだ何も
終わっていない、何も始まっていない現実
がある事を
思い知らされた仙台行きでした。

でも、日本はこのまま終わる訳じゃない!
まず手始めにロンドンオリンピックと夏の甲子園で、
元気と勇気をチャージして、国民みんなで、
止まった時計の針を
動かし続けましょう!
では【自転車奔走記】開講です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

先週までの回で、地域支援事業の内容と、
その実施主体が市町
であるというお話しをしてきました。
今週は、そこで出た疑問…
「地域包括支援センターは地域支援事業で
 どんな役割を果たすのか?」
についてのお話しをしていきます。

地域支援事業はその名のとおり、
個々の要介護者・要支援者
への支援ではなく、
地域を主眼として行われる包括的な支援
が必要に
なりますので、条文の主語が「市町村」
つまり実施
主体は市町村とされています。
ですが、実際の
制度運用(現場)においては
「実施機関」つまり直接の窓口となり、
支援展開を担当する部署(機関)が必要になります。
その実施機関が「地域包括支援センター」と言う事
つまり、
地域包括支援センターは地域支援事業等の
実施機関
という位置づけになるんです。

介護保険法の条文でも地域包括支援センターの記述は、
地域支援事業に関する条項の次に記載されています。
では、毎度おなじみの法文引用で確認しましょう。
(地域包括支援センター)
  地域包括支援センターは、前条第一項第二号から
  第五号までに掲げる事業
(以下「包括的支援事業」。)
  その他厚生労働省令で定める事業を実施し
  地域住民の心身の健康の保持及び生活の安定のために
   必要な援助を行うことにより、
その保健医療の向上
  及び福祉増進の包括的支援することを目的とする施設。

  市町村は、地域包括支援センターを設置することができる。

  次条第一項の委託を受けた者は、包括的支援事業
  その他第一項の厚生労働省令で
定める事業を実施するため、
  厚生労働省令で定めるところにより、あらかじめ、
  厚生労働省令で定める事項を市町村長に届け出て、
  地域包括支援センターを
設置することができる。
 〜以下略〜
 ※介護保険法より抜粋

以上を要約すると、
①地域包括支援センターは地域支援事業等を実施する施設で、
②市町村が、地域包括支援センターを設置することができるが、
委託を受けて市町村に届出を行った者も、
 地域包括支援センターを
設置する事ができる。
となり、そして③に出てくる委託について
述べているのが、次条になります。
 (実施の委託)
市町村は、老人福祉法第二十条の七の二第一項に規定する
老人介護支援センター
の設置者その他の厚生労働省令で
定める者に対し、包括的支援事業の実施に係る
方針を示して、
当該包括的支援事業を委託することができる。(以下略)
 ※介護保険法より抜粋

上記条項中の「老人介護支援センター」と言うのは
「在宅介護支援センター」
の事です。
この条項によると市町村は地域包括支援センターの
設置・運営
を地方公共団体とは別の法人に委託する事が
できると定められていますね。
これまでを整理しますと、
※地域支援事業の実施主体は市町村。
※地域支援事業の実施機関は地域包括支援センター。
※地域包括支援センターの設置は、市町村もしくは
   委託を
受けた法人が行う。
と言う事になります。
ですので、
地域包括支援センターには市町村直営と
法人委託
2類型がある事になりますね。
ワタクシの感想では、在宅介護支援センターが
地域包括支援センター
の機能を持っているケースが
多いような気がします。
因みにワタクシのケアマネ事業実施地域である
津市の内訳は
直営1か所、法人委託8か所となっています。
それはさておき、地域支援事業の実施機関である
地位包括
支援センターは、実施主体である市町村が
直接運営或いは
法人に対し設置・運営の委託を行うことで、
地域を主眼とした
包括的支援
の展開ができるように
制度設計がなされているんですネ。

以上見てきたように、地域包括支援センターの
主な業務は
地域支援事業なんですが、
もう一つ重要な業務があります。
それが「介護予防支援」つまり要支援の認定を
受けた方への
居宅介護支援(介護予防支援)業務!
この「介護予防支援」については、次週以降に
詳しくお話しをしますね。

さて
地域包括支援センターの位置づけや実施業務の
内容について
駆け足ではありましたが解説を致しました。
最後に、地域包括支援センターの人員構成について…
地域包括支援センターは、繰り返しになりますが
地域を主眼と
した包括的支援機関ですので、
「多種職のチーム」体制を取っています。
その構成は、
①保健師或いは看護師
②社会福祉士
③主任介護支援専門員
これらの3種職、つまり「保健医療」「福祉」「介護」の
専門職
が協働し、地域や関係機関と連携を取り合って
支援や業務に当って
いるんですね。
現在の介護保険制度においては、高齢者福祉・介護の
総合相談窓口
の性格を強く持った所謂「ワンストップ」の
相談窓口として、
相談者や介護や支援を要する
高齢者と密接な繋がりを持った機関です。
地域差はありますが概ね中学校区に1か所程度設置
されていますので、
皆さまも是非活用して下さいね。

それでは次週からは「介護予防支援」についてです。
どちら様も、来週以降もよろしくお願い致します。
See You Next Week 

アーカイブ

月別 アーカイブ