ケアステーションたきびは三重県下でホームヘルパー・デイサービス・ショートステイの在宅介護事業を展開しております。
ケアステーション たきび home サイトマップ
デイサービス 訪問介護サービス ケアステーション たきび
ケアステーションたきび サービス案内 ケアステーションたきび アクセス情報 ケアステーションたきび お問合せ
たきびブログ 
 
お知らせ
トップページ > お知らせ > 【自転車奔走記#104】「地域包括支援センター」編。

【自転車奔走記#104】「地域包括支援センター」編。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・104回。

鬱陶しい毎日が続いていますね。
皆様いかかがお過ごしでしょうか?
先日所用で津市役所を訪れた時の事、
玄関ホールに吉田沙保里選手の大きな写真が
飾られていました。
吉田選手については
皆様も御存じのとおり、
女子レスリング界の
女王にして、ロンドン五輪
では3大会連続金を
狙うトップ中のトップアスリートです。
その吉田選手は津市出身という事もあり、
市民
にとってはまさに郷土の英雄!
市役所内にはトロフィー等の展示スペースも
設置され、五輪に向けて応援も徐々に
ヒートアップしてきているようですね。
さて一方、、
オリンピックに合わせて開催される
パラリンピックにも、三重出身の金メダリストが
いらっしゃいます…
その名は、伊藤智也選手!
2008年北京パラリンピックの車いす陸上競技の
金メダリストにして、
その他数々の国際大会でも
優勝しているトップアスリート!
多発性硬化症という
病気を発症し、その後車いす競技
を開始、病気と
闘いながら数々の栄冠を勝ち取ってきた英雄です。
その伊藤選手も、今回のロンドンパラリンピックを
最後に競技者
からの引退を表明されています。
伊藤選手のラストランも要チェックですよ!
ところで、
徐々に注目され今や殆どの人が御存じの
パラリンピックですが、
皆様に一つ提案があります。
一度、“障がい者”というフィルターを外してみては
どうでしょうか?
確かにパラリンピックは障がい者を
対象としたスポーツの大会ですが、
出場している
選手たちは、どう見ても“スーパーアスリート”です。
オリンピックとは競技の種目や内容が違うだけ。
世界から選ばれたアスリートが、己の名誉、国の威信、
そして栄冠をかけて闘う姿は、オリンピックと同じく
世界最高峰の闘い!
熱いドラマが今から楽しみですね。
と、
オリンピックに向けて気分の盛り上がりは最高潮、
ついでに腹贅肉の盛り上がりも過去最大水準に達した
「厚いお腹…じゃなくて熱いオトコ」ヒロモリが
お送りします【ケアマネの
自転車奔走記】開講です!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先週は、、
地域包括支援センターの設立背景を
介護保険制度の
財政面から見てみました。
社会が高齢化し介護サービスの
需要が急増するなか、
保険財政を安定させ、持続可能な
制度へ再設計
する為の目玉としてクローズアップされた
予防給付
つまり「予防的ケア」を地域展開する為の
拠点機関
を造る必要が生じた、と言った内容でしたね。

地域包括支援センターが、予防ケア実施機関
だけの
機能を有しているのであれば、お話もカンタンですが、
先週の最後で呟いたとおり、地域包括
支援センターの
創設には別の側面もあったんです。
それは、高齢者への虐待問題でした。
少しお話しが横道に逸れます。
高齢者に限らない、所謂“虐待”についてですが、
発生事案
そのものが近年増加しているのではなく、
法整備や
市民意識の変化などの社会環境の変化に
伴って顕在化
してきた結果、報告数が多くなってきている
印象を
ワタクシは持っています。

つまり、巷間よく伝えられるような、家族関係や地域の
結びつき、
規範意識や他者を慮る気持ちが希薄になった
現代の
社会的病理が虐待件数を増やしているのではなく、
”人権の侵害”や”虐待”という我々日本人にとって比較的
新しい倫理的規範が浸透した結果、社会が
虐待等の
権利侵害行為を認める=発生が増える
という図式が
成立するに至った結果と考えています。
どう言う事か?
といいますと、
例えばワタクシが
子供の頃にはごく当たり前の光景
だった
「廊下に立たされる子供」
ワタクシにも夕日差し込む
人気のない校舎の廊下で、
ポツンと一人立たされていた思い出
がありますが、
この行為現在では「体罰」として取り扱われます。
何故虐待と捉えうるか?と言うと、
○廊下に立たせる→○子供の授業機会を奪う
  →勉学を行う子供の権利を侵害している

という論理式が成立するが故であると、
2児の親
である同僚に教えて貰った事がありました。
それを聞いた時「世の中もかわったなぁ~」と
しみじみ思いに耽ったヒロモリ
ですが、つまり身体の
毀損や生命を脅かすような行為は別としても
(それは虐待どころか犯罪です)、それまでは
気にも留めなかった
ある行為が、
いつの間にか
問題行為として認識され
指弾される現象の背景
には、
当然のことながら法律等の
制度変化や世間的意識や
市民感覚の変化がありますよね。

平たく言えば、社会が変わっていく過程なんです。
それらの変化が問題を顕在化させることで社会の
耳目を
集め、更に意識の変化を加速させていきます。
その変容の結果、意識は新しい”倫理”として定着し、
時には規範的に、時には抑止力的に社会の中で
機能し始めると考えています。
もしかしたら昨今耳にする悲しい虐待事案ニュースも、
いづれ虐待のない穏やかな世の中になる
ための
辛い1ステップなのかもしれませんね。
お話しを戻しますと、介護保険制度を境に高齢者の
介護サービス利用が増加したことで、
それまでは
家庭内の事として人目に触れる機会が非常に
少なかった高齢者の人権を侵害する諸行為が徐々に
明らかになり、社会的な大問題になっていたんです。

そこで平成184月から、
高齢者虐待防止法
が施行されました。

高齢者虐待の定義や通報・相談に関する規定がなされた
この法律ですが、今回注目すべきは施行された年度、
つまり「平成18」という年なんです。
新予防給付制度への改正と地域包括支援センターの
創設も
同じ平成18年と言う事は、当初より高齢者虐待の
問題が、
地域福祉・地域ケアの施策の一環として
対応・解決に当たれる
制度設計がなされた訳なんですね。
因みに所管省の統計によると平成18年度における
虐待相談件数は
18,390件でしたが、平成22年度では
25,315件へと増加しています。
市民意識の変化と
相談対応窓口の整備によって発見・対応
される事案が
増えた事が見て取れます。
このように、
地域包括支援センターの創設には、
予防的ケアという介護面と、
虐待に代表される
権利擁護面からのアプローチがなされて
いた事が
ご理解いただけましたでしょうか?

と言うところで今週はここまで。
次週は地域包括支援センターの
役割や人員構成に
ついてもっと突っ込んだお話しをしていきます。
それでは、また来週お会いしましょうネ
See You Next Week!!

アーカイブ

月別 アーカイブ