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【自転車奔走記】「地域包括支援センター」#2。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・105回。

この時期には珍しい台風直撃にさらされた一週間。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
例によってワタクシ常々雨が苦手と公言しております。
一番の理由は、雨が降ると慢性の肩こりが気圧の低下と
共にいっそうひどくなり、頭痛を通り越して
気分が
悪くなるぐらいの症状に見舞われることなんですが、
実はですねぇ、雨嫌いにはもう一つ理由があって、
それはズバリ「湿気が大嫌い!」だからなんです。
そもそもワタクシ、頭髪が所謂「クセ毛」でして、
きれいにまとまるようなクセならまだしも、
放って
おくと、毛先が四方八方にハネて、丸まっての
頭髪アナーキー状態が常。朝起きたてのバクダン頭を、
ドライヤーで必死にブロー、癖を伸ばしてまとめても、
ものの1時間もすれば元の黙阿弥雀の巣。
雨の日など湿度が高い日は、雀も逃げ出す鼠の巣…
苦闘の日々を過ごしてきました。
40を過ぎてようやく頭髪も落ち着いてきましたが、
今までの苦闘がトラウマになっているのか「湿」の
字を見るだけで憂鬱になる状態は変わらないですね。
まあ、適度な湿度があるからこそ健康が保てる事は
十分承知していますし、カラカラ状態
も身に堪えるので、
その有難味は良く分かって
いるんですが、やっぱり苦手。
早く梅雨が明けて、気持ちよいお天道様を拝みたいです

と、頭髪もさることながら、雨続きでの運動不足からくる
「垂れ腹」を「湿気で皮膚がふやけたダケ!」
と開き直る
「湿気は嫌だが、脂気ダイスキ」ケアマネ・
ヒロモリが
お送りします【自転車奔走記】
開講します!
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今週は、地域包括支援センターの機能や
人員構成等に
ついてのお話しとなります。

(地域包括支援センター)第百十五条の四十六。
地域包括支援センターは、前条第一項第二号から
第五号までに
掲げる事業(以下「包括的支援事業」。)
その他厚生労働省令
で定める事業を実施し、
地域住民の心身の健康の保持及び生活の
安定のために
必要な援助を行うことにより、その保健医療の向上
及び
福祉の増進を包括的に支援することを目的とする。

いきなりといか、久々の法文引用!
以上の条文は介護保険法からの引用になりますが、
コレ所謂「法律文章」の典型例で、ヒジョーに
分かりにくい内容ですよね。
内容を整理してみますと、地域包括支援センターは、
① 包括的支援事業等の事業を実施する。
② その事業実施において、地域住民の健康や生活の
  安定に必要な援助を行う。
③ ①と②を行う事で、地域の保健医療と福祉が
     よりよく
なるよう包括的な支援を行う。
と言う事になりますが、
ただの文章分解でまだ分かりにくい
そこで先ずは、
ちょっと別の角度から地域包括支援センター
の役割に
ついてお話しを進めてきます。

先週までのお話しで、地域包括支援センターは、
高齢者が要介護状態
に至る事を防止する「予防ケア」と、
高齢者への虐待等、権利侵害を防止
する「権利擁護」の
両面からのアプローチがなされていると書きました。
ですが「予防ケア」と「権利擁護」、この二つは
別分野
として捉える事が多いのではないでしょうか?
「予防ケア」という文言は、“保健医療”や“介護”などを
連想される方が多いと思います。
方や「権利擁護」というと、
“成年後見”や“虐待防止”など
どちらかと言うと法律分野
の事を思い浮かべる方が
多いのではないでしょうか?
では、一見異なる分野の援助がなぜ【包括的】に
支援される
必要があるのか?
この「包括」という文言を理解するキーワードがあります。
それは健康と言う概念です。

ところで皆様「健康」とはどういう意味でしょうか?
試みに辞書を引いてみると、健康とは
『体にわるいところがなく、心身がすこやかなこと』
となっています。確かに、病気や怪我など、
体に何ら問題がない“健やか”
な状態を「健康」と言う事が
日常生活では多いですよね。
一方、WHOによる
「健康」の定義があります。
それは、WHO憲章の
前文で述べられていますので
全文訳をご紹介します。

この憲章の当事国は、国際連合憲章に従い、
次の諸原則が
全ての人々の幸福と平和な関係と
安全保障の基礎であることを宣言します。
健康とは、病気ではないとか、弱っていない
ということではなく、
肉体的にも精神的にも、
そして社会的にも、すべてが 満たさされた
状態に
あることをいいます。
人種、宗教、政治信条や
経済的・社会的条件によって差別されることなく、
最高水準の健康に恵まれることは、あらゆる人々に
とっての基本的人権のひとつです。
世界中すべての人々が健康であることは、
平和と安全を達成するための基礎であり、
その成否は、個人と国家の全面的な協力が
得られるかどうかにかかっています。
ひとつの国で健康の増進と保護を達成することが
できれば、その国のみならず世界全体にとっても
有意義なことです。
健康増進や感染症対策の
進み具合が国によって異なると、すべての国に
共通
して危険が及ぶことになります。
子供の健やかな成長は、基本的に大切なことです。
そして、変化の激しい周主の環境に順応しながら
生きていける力を身につける
ことが、この成長の
ために不可欠です。
健康を完全に達成するためには、
医学、心理学や関連する学問の恩恵を
すべての人々に
広げることが不可欠です。
一般の市民が確かな
見解をもって積極的に協力することは、人々の健康

向上させていくうえで最も重要なことです。
各国政府には自国民の健康に対する責任があり、
その責任を果たすためには、
十分な健康対策と
社会的施策を行わなければなりません。
これらの原則を受け入れ、すべての人々の健康を
増進し保護するため
互いに他の国々と協力する目的で、
締約国はこの憲章に同意し、
国際連合憲章第57条の
専門機関として、
ここに世界保健機関を設立します。
(WHO憲章前文より)

ちょっと長い引用になりましたが、「健康」である
と言う事が
個人にとって、そして世界にとって
どれくらい大切であるか?
が良く分かる文章です。
太字で記載した部分が健康の定義に
なります。
WHOの定義によると、健康とは、病気や怪我などの
身体的問題
が無いという事だけで成立するのではなく、
精神的にも、そして
社会的にも憂うべき問題が無い
“全てが満たされた”状態
であるとされていますね。
どう言う事かと言うと、身体的な問題がなくても、
その人の存する
国や社会が、戦争や紛争等の
不安定状態にあったり、或いは
身分や経済状態に
よって差別されるなど人権が侵害されている
状態で
あるならば、その人は健康状態ではないという事です。

つまり、
“健康”という状態は、身体や精神等の人間生理に
関わる
事柄と、地域や社会というその人が存在する
環境も考慮に入れた
“総合的”な状態を指す言葉なんです。
我が国日本を例に挙げますと、医療機関の整備、
水道や電気
等のインフラ整備、健康保険等の
社会保障の整備、個人の権利を
まもる法律の整備、
安定した社会を維持する政治制度の整備
等々、
数え上げればきりがありませんが、色々な
要素・要因に
よって私達が病気や怪我をすることなく、
個人の権利が
下支えされています。
それらの生活を下支えする諸々の要素が関係し、
影響し合い
健康状態が生み出されているんです。
と言う事は、何か一つの要素が不完全であったり、
欠けたり
すると健康を構成する要素のバランスが
崩れてしまい、
健康ではない状態に至ってしまいます。
と言う事は、健康を達成する・健康を増進する為には、
現前にある問題のみをピンポイントで解消解決する
のではなく、
問題が存在する構成体全体を見て、
総合的な見地から対応
対処する事が必要になりますね。
つまり、問題を「包括的」に把握して「包括的」に
対処する
事で、“健康”を維持・向上できる訳です。

ここでお話しを地域包括支援センターに戻しますと、
高齢者の健康に関する構成体は病気や怪我に
関する
事だけではありません。
地域の繋がりが希薄になることで、
閉じこもり、
引きこもりの状態に容易に陥ります。
経済状態の悪化が生活の不如意を招き、身体の変調や
時には犯罪などの悲しい事態を招く事があります。
また認知症等、高齢者に多い疾病の理解が少ない事が
虐待発生の引き金になったり(被)虐待者への
ケア体制
が不十分であれば、早期の虐待対応と
解決ができないことで
取り返しのつかない
事態を招く結果となったりします。
このように考えると、高齢者の健康の維持・増進には、
「保健医療」「介護」「権利擁護」「地域の結びつき」
という代表的な要素の構成体に対して
「木も見て森も見る」的な、総合的=包括的な対応

必要である事になるんですね。

そこで、今まで別分野として見られがちであった
医療、福祉、
介護、権利擁護、地域力、
これらを【包括的】に取り扱って
高齢者の“健康”を
維持・増進する事、これが地域包括
支援センターの
大きな目的なんですね。
と、
今週もやや横道にそれてしまいましたが、
「包括的」
と言う文言の理解が深まりましたら幸いです。
では、次週こそ、地域包括支援センターの業務内容に
ついてお話し致します。
ではまた来週お会いしましょう!
See You Next Week
 

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