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【自転車奔走記#96】「生活保護制度」補講(1)。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第96回。

肌寒い雨の日が続いたと思えば、汗ばむ陽気、
いくら不安定な春の天気でも程があるだろうに…
と、
ブツクサ言っているヒロモリでございます
皆様、いかかお過ごしでしょうか?
そう言えば先日、太陽の磁場の異常で今後10年位の
間に小氷河期が来る!というニュースを見ました。
「〝小〟だからプチ氷河期?」
「温暖化が進行している昨今、これで±0
なるかな?」
等と〝小フトドキ〟な事をぼんやり考えてつつ、
改めて人類は、自然の微妙なバランスに乗っかって
生かされていると言う事を再認識
した次第です。

人類の営みや文明の発展発達も、所詮大いなる
自然
の中の一事象に過ぎず、お釈迦様の手のひらで
イキ
がっていた孫悟空とワタクシたち人類に、
さほどの違い
はないのかもしれませんね。
とは言え、もはや我々は〝為さざるが自然〟という
生活には戻れないのが現実です。
要は「バランスを取る事」なのかもしれませんね。
自然の中で生かされている以上、人類が自然と共存
していると言う考え方は少々おかしな感じがします。
あくまで謙虚に、自然とお付き合いしていくという
スタンスで、喧嘩や諍いがあっとしても、総じて
楽しく過ごしていければ良いのではないでしょうか?
ワタクシも、諸事に自然体を心がけていきたいです。
弛んだ腹脂肪は年齢と重力という自然現象そのもの!
腹筋やダイエット等の作為を排して自然な〝腹〟を
受容し、腹も含めた即自存在としての自分である事が、
老荘の謂う「無為自然」と…コレただの
言い訳なり。

頭と腹脂肪を垂れるに任せて一人佇む、
ピュアナチュラルオイリー腹・ケアマネ
ヒロモリが
お送りします【自転車奔走記】、さぁ
開講です!

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今週は【生活保護編・補講】としまして、
世帯分離と生活保護制度を取り巻く問題点について。
先ずは「世帯分離」についてから。

先週のお話しで、生活保護は世帯単位で
その
要否と程度を決定する為に、保護開始に
先立ち
対象となる人の世帯状況を把握する
「世帯認定」
が行われると言う事を書きました。
世帯とは家族とは違い、住居と生計を一にする
集まりですので、個々人の状況に応じて
様々
な世帯のカタチが想定できます。
その中で、その方の実情に合わせる形である
世帯
に属する個人を“分離”、すなわち個人世帯
として取り扱う制度の事を“世帯分離”と言います。
平たく言えば、元ある世帯から個人を切り離して
取り扱う制度なんですね。

一般的に世帯分離とは、住所はそのままで、
世帯を
分ける事を指します。
例えば、両親と同居している息子一家の場合。
世帯構成員を以下のように仮定します。
①両親(父・母)
②娘
③息子
④息子の妻
⑤息子の子
両親、娘、息子それぞれに収入がありましたが、
光熱費や食費等々の負担を家族全員で共有して
いましたので、一世帯として取り扱われてました。
ところがある日、2世代住宅に改築するのを
きっかけに、今まで共有負担していた経費を
それぞれの家族がそれぞれ負担する事に。
この場合、収入に加え支出も
それぞれ家族ごとに
負担する事になりますので、
今まで通り一世帯と
考えると、世帯の定義「住居と生計を一にする」
という内容のうち
生計について〝一つ〟
なっていない状態と
なりますよね。
そこで、今までの一世帯の構成員を分けます。
【世帯A】①両親(父・母)②娘
【世帯B】③息子④息子の妻⑤息子の子

同じ住所に、2つの世帯が出来上がりました。
以上が一般的な「世帯分離」の実例です。
この様な住宅形態は「2世帯住宅」と言います。
と、実例を挙げて説明をしましたが、
世帯分離の手続きは、お住まいの市町村役場
にて
行う事ができ、内容も比較的簡単だそうです。
ただぁし!!
『世帯を分ける→収入が分かれる→世帯毎での収入減
 =税金や健康保険料が安くなるかも!』
と、早合点して、安易に世帯分離を申し出る方が
増えてきていると聞きました。
世帯を分けたからといって、税金
や健康保険料が
すぐに安くなる訳ではありません。
むしろ、負担が増える場合もあるそうです。
また、給与における扶養手当等が無くなる等、
実収入面でも影響がでる可能性もあります。
そしてそもそも論ですが…
世帯を分けると言う事は、
独立した世帯主として
一人立ちする!事を公的(行政上ですが)に
明らかに
するのが大元の目的ですので、
安易な分離には頸をかしげてしまいますね。

お話しを生活保護制度に戻しますと、
生活保護制度では、世帯員が相当期間長期の
入院入所が必要になる等、様々の事情があった上で、
世帯を分離しなければ、その世帯が
要保護世帯に
なってしまう場合に限り
【世帯分離】が認め
られています。
さて、
最後に生活保護を取り巻く問題についてです。
皆さん、生活保護費の費用構成割合が
どうなっているかご存知でしょうか?
現行の制度では、
生活保護費用=国負担75%+市町村及び都道府県25%
となっています。介護保険制度や健康保険と違い、
全額が公費=社会保障費として賄っているんですね。
生活保護は「国家による最低生活の保障」が
基本原理
ですので当然の費用構成ではありますが、
長期化する
不況によって保護世帯が増加する事は、
差詰め、国の財政負担悪化となる
訳です。

その他にも、不正受給の問題があります。
生活保護は、本人及び親族等持てる力を
最大限活用
した上で、それでも尚足りない部分を
補てんしていくことが原則ですが、働ける機会や
力・能力
があっても「働かない・働こうとしない」
一部の人、
あるいは収入があるにも関わらず、
それを隠して
生活保護費を受給する等の事案は
報道によって見聞きする機会が多いと思います。
また、一時問題になりましたが、生活保護開始で
支給される生活扶助等を狙った貧困ビジネスの
跋扈も
見逃すことができませんよね。

以上は〝不正・不適切〟な受給状態の一例です。
文中記した通り、こんな例
はあくまで一部ですので、
針小を棒大にするつもりは毛頭ありません。
がっ!しかし!
生活保護費が100%公費拠出である事を考えると、
私達は「自分には関係ないから」と言った安易な
理由で生活保護制度の事、他の社会保障

制度の事を知ろうとしないのは重大な問題です。
自分に関係ない事と切り捨てるのではなく、
「自分の事」として知り、考える事が必要です。
自立した個人と言うのは、その個人個人が
共存している
社会の中でこそ成立するんですから

ちょっと話しが逸れてしまいましたね。
生活保護制度を取り巻く問題についてでした…
でも、実はそれらの問題を読み解くキーワードが、
上述のワタクシの呟きに隠されています。
というとこで、謎解きを残して今週はおしまい!

次週、【補講2】で、もう少し深く生活保護制度
取り巻く状況について考えてみましょう。
それでは、皆様また来週!
See You Next Week

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