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【自転車奔走記#90】「生活保護制度」編。

【ケアマネの自転車奔走記】連載・第90回。

いよいよ3月も後半戦突入となりました。
日に日に春めいてきて、陽が長くなるにつれて
過ごしやすい気候になってきています。
ワタクシのような中年なんちゃってサイクリスト
にとっては、骨身に沁みる寒さが和らぐほど
自転車で走りだす日が増えてくる、筈なんですが…

春と言えば梅に桜、卒業式に入学式なんて今は昔、
近年、春=花粉症と言っても過言じゃない気がします。
ワタクシも年々花粉症がひどくなるばかりで、
毎年春になると、暖かくなり活動的になる身体と
花粉を恐れて非活動的になるココロのせめぎ合いの毎日。
花粉症のサイクリスト用に、花粉をシャットダウンする
フィルターの付いた自転車用マスクなどのギアも販売
されているようですが、結局ワタクシは目のかゆみ
とダダ漏れの鼻水、止まらないくしゃみが収まるまで
はじっと我慢の子、お部屋で大人しく過ごしています
・・・・ン?
またまた聞こえてきました、恒例のスタッフ呟きが、、
「ヒロモリさんは『惰眠暁ヲ覚エズですねぇ
春になったら花見に団子、桜を見れば桜餅、と桜に先駆けて
腹満開!脂肪前線常時停滞中のヒロモリ
がお送りします
【自転車奔走記】それでは開講です!
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今週は、【生活保護の4つの原則】の2番目、
基準及び程度の原則」についてお話ししますね。
先週お話ししました「申請保護の原則」により、
生活保護開始には、原則本人もしくは親族等の申請が
必要となります。
生活保護の申請後、面接や審査等の
手続きを
経て保護受給が開始となる訳ですが、
今週お話し
する「基準及び程度の原則」は、
受給可能な保護の程度(量)についての定めなんですね。
では、恒例となりました法文引用から始めます。

(基準及び程度の原則)
第八条
保護は、厚生労働大臣の定める基準により測定した
要保護者の需要を基とし、その内その者の金銭又は物品で
満たす事のできない不足分を補う程度において行うもの。

前項の基準は、要保護者の年齢別、性別、世帯構成別、
所在地域別その他保護の種類に応じ必要な事情を考慮した
最低限度の生活の需要を満たすに十分なものであつて、
且つ、
これをこえないものでなければならない
(生活保護法より抜粋)

先ず条文の第1項についてお話しをしていきます。
この条項の内容を大まかに要約すると、
「受給できる生活保護の量は、国の定めた基準の範囲内で
 年金等の各種収入を差し引いてもなお不足する分」
という
ものです。実のところ生活保護の内容には
現物給付金銭給付
の二通りがあり、金銭のみの支給では
ないんですが、お話しを
分かりやすくするために、
あえて生活保護を全額金銭給付のみと
仮定して、
上記の第8条第1項の内容を簡単な式で表すと、
生活保護の額(程度) =
国の定めた生活の基準額 − 本人が活用できる収入や資産
となります。

非常に大まかな算出式ではありますが、上記の式に従って
生活保護の給付量が決定されるとお考え下さってOKです。
この算出式で重要な点は「国の定めた基準」という文言。
もし国の定めた基準額が必要以上に多ければ、
生活保護を受給していない他の国民にとって生活の不平等、
不公平感が生じますし、同時に国・自治体の財政負担も
過大し
、社会保障費への負担が必要以上に増大しますね。
一方、もし保護の基準が私達国民の実生活に比して
極端
に少ない金額であれば、非受給者の不公平感や
負担は
減りますが、生活保護制度が貧困や様々な
理由で生じた
困窮から全ての国民が立ち直れる為に
必要な“手助け・支援”
として制度化されているという
基本的な考え方=国家による
最低生活の保障の原理
反する事になりますよね。
そうすると、
生活保護の量を考える上で【国の基準】と
言うものが
非常に重要となります。その基準についての
補足的な
条項が、同条の第2項になるんですが、
この第2項を
ひらた~く言い換えると、
諸処の事情や情勢を考慮したうえで、最低限の生活
レベルを維持することができる為に必要かつ十分な
額が
“国の定める基準”ですよ。

となります。
ではでは、その【国の定める基準】とはどのようなもの
なのかをお話ししていきます。

お話しを分かりやすくするために「国」と書きましたが、
正確には「厚生労働省」が定める基準、つまり告示等
示された額が基準になる訳です。
で、その算出方法の基礎となる考え方は「水準均衡」と
呼ばれているもので、簡単にいえば
ある程度定まっている
保護基準額を、現状の国民
生活水準と比べて、
非常な格差が生じないよう
微調整を行っていくと言うもの。
インフレ等で物価の上昇が激しい時は、保護基準額が↑、
デフレ等で物価下落、必要生活費の下落が激しい時は↓と、
非常に乱暴なたとえではありますが、保護基準費用

一般国民との生活費用について、非常な格差が
生じない
ように調整を行っていると考えて下さい。
大元の考え方は上記の通りですが、細かく見ると、
地域や世帯
状況により必要費用には差が生じます。
どう言う事か?と言いますと、
例えば都心部は
家賃や物価が地方に比べて高いですよね。
また、寒冷地方
であれば冬季の暖房費は温暖な地域より
高いコストがかかります。
また、単身世帯と子供がいる世帯では必要な生活費
ついても当然差が生じますね。
ですので、保護基準費用は上記を始め色々な条件に
応じて細かな設定ができるように工夫されています。
では具体的にどれくらいの金額か?と言いますと、実は…
諸々の勘案事項が多く、一律に申し上げられないんですね。
因みにワタクシの住む三重県は約10万円程度だそうです。
では、仮に10万円が三重県の最低生活費であれば、
生活保護
の受給開始になればその金額が毎月支給される?
と言いますと、答えは「否!」となります。
何故か?
実は本文中でちょっと触れましたが、生活保護には
現物支給と現金支給の2通りの支給方法が
あるんですね。
その現金・現物の支給についての
解説が、次回お話しする
「基準及び程度の原則P-Ⅱ、
扶助について!」となります。
今回の最低生活費のお話も、次週お話しする“扶助”
構造の知識がないと少々分かりにくい内容なんですね。

と言う事で、
次週は「生活保護制度での“扶助”」を
取り上げ、
生活保護の基準と程度についてもっと深く
掘り下げた
お話しを進めてまいります。
ぜ〜ひぜひ、お楽しみにお待ちください。
See You Next Week!!

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