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【自転車奔走記】はじめての介護保険・第Ⅱ章vol.12

このたびのニュージーランド地震で、
お亡くなりになった方々へ、心よりお悔やみ申し上げます。
また、罹災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

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【ケアマネの自転車奔走記】

ニュージーランド地震の、痛々しいニュースを
ご自宅でじっとご覧になってみえた、ご利用者Aさんは、
ニュースが終わった後しばらくしてから、
ポツリと、とつぶやかれました。
「大変やなぁ、気の毒に。…私も昔、経験したわ…」

Aさんは、
戦争で夫と兄弟を失いながらも、
爆弾と焼夷弾の雨の中を逃げまどったそうです。
大きな地震と、津波で被災された経験もあります。
記録的な水害で町が冠水した時は、崩れかかった
屋根に上って大声で叫び、助けを待ったそうです。

日頃はそんな事を微塵も感じさせない、朗らかな方です。
人は、それぞれが語り尽くせぬ程の思いを宿しています。
だからこそ、人は”尊い”と言えるのかもしれません。

ニュージーランド地震以降、人間の尊厳について、
改めて考える日々が続いているヒロモリです。

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では【はじめての介護保険】開講です。

先週の続きですので…
「サービス利用票」「サービス利用票別表」について。

以前、ケアプランについてお話しをした事がありました。
(2011年2月 6日掲載分をご覧下さいね)
「ケアプラン=居宅サービス計画」と称しますが、
その居宅サービス計画の作成にあたっては、
国より標準的な様式及びその記載方法が定められています。
ざっと、その様式内容を挙げますね(居宅介護の場合)。

①居宅サービス計画書(1)
②居宅サービス計画書(2)
③週間サービス計画書
(上記3点セットで、ケアプランと呼称することが多い)
④サービス担当者会議の要点(議事録)
⑤居宅介護支援経過記録(ケース記録)
⑥サービス利用票(兼居宅サービス計画)
⑦サービス利用票別表

これらの様式中⑥及び⑦をセットで、
「サービス利用票・別表」
と称します。

では、サービス利用票・別表はどんな役割を持っているのか…
上記①~③(以下、「ケアプラン」)の様式で明らかにした、
サービスの内容をより詳しく記載したモノとお考え下さい。
と言ってもイメージが掴みにくいですよね。

「ケアプラン」に記載される内容は、
ご利用者さんの氏名、住所、要介護度等の基本情報に加え、
解決(達成)したい問題・課題、その方法、及び週単位の
介護サービスのスケジュール等
です。(詳しくは、後日別講義で)
イメージとしては「文章中心」と思って下さい。

その「ケアプラン」の内容を、月単位で
より実際的に表形式で表すものが「サービス利用票・別表」。
記載される具体的な内容は、サービスの種類、事業者名、
サービスの利用回数をカレンダー形式で表示したもの、
利用する各サービスの単価と月の費用総額、保険給付額と
自己負担額等を表形式で表示したもの(別表)。

イメージとしては「数字中心」になります。

つまり、
サービス利用票と別表を見れば、サービスの利用回数と
費用が一目でわかる構造になっている
と思って下さい。

では、
何故、月単位で、サービス利用回数と費用を記載した票を
作成する必要があるのか?
そのご質問にお答えするとすれば、
①サービス費用の管理(予算管理と捉えて頂いて結構です)。
②サービス利用回数(実績)の管理。
この2つが、最大の理由・目的となります。
①については、
介護サービスを利用するにあたっては、予め要する費用の額を
明らかにしておかないと、費用負担がご利用者様の生活を
過度に圧迫する可能性があります。
また、月途中で当初の計画には無かったサービスを利用する際も、
その利用によって、月の費用総額がどのように変化するかを
把握しておかないと、予期せぬ高額の介護サービス費用になったり、
あるいは限度基準額を越えてしまい、自費(10割負担)が
発生する等の問題が生じる事があります。
それらの問題発生を防止する為には、
事前或いはその都度の費用確認が必須になりますね。
②については、
予定していたサービスがキャンセルや、追加になった場合、
利用(提供)実績を確実に把握しておかないと、
適切なサービス利用実績の管理が行えず、
サービス費用計算に齟齬をきたす可能性が高くなります。
また、カレンダー形式で記載してあるので、
利用されるご本人様も、スケジュールの把握がしやすく
実績管理の確度が格段に上昇する事も期待できますね。

このサービス利用票・別表は、必ず前月に翌月分を作成し、
ご利用者様の確認と同意を得たうえで、ご利用者様自身に
配布する事が定められています。
また、月途中で、サービスの利用形態等に変更があった時は、
必ず再作成したものをご利用者さんに提示し、
確認同意と配付が必要
になります。
また、ご利用者様に配布したサービス利用票・別表と同じもの
サービス提供予定の介護事業所さんへも配付します。
(※厳密には記載内容が少し違いますが)

それら、
介護事業者へ配付する帳票を「サービス提供票・別表」と呼び、
このサービス提供票・別表に記載されたスケジュールと
サービス内容に従って、介護事業所さんは、ご利用者様に
介護サービスを提供していくことになります。
そして、事業所ごとに提供実績を管理して、
翌月頭にケアマネへ提供実績を報告する事になります。

今週は、かなりカタい内容のお話しになってしまいました。
ただ、実際に介護保険サービスをご利用されている方にとっては、
恐らく一番なじみのある帳票
だと思います。
一見、細かい数字や文字が並んで、解読困難な暗号のように
思えるかもしれません。(ワタクシも、初見時は憂鬱になりました)

ただ、今日のお話しをご参考にして、よく見ていただければ、
そんなにややこしいモノではありませんので、是非トライして下さい!

では、今週はここまでとします。
来週は『
給付管理票』と『給付管理のシステム』です

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話しは変わりますが、急に暖かくなりましたね。
異常気象と言うか、気候変動と言うべきか、ここ数年、
暦と季節が少しずつズレてきているような…
ノストラダムスの大予言やマヤの預言ではないですが、
これからの世界に、そこはかとない不安を感じています。

時は春、
日は朝、
朝は七時、
片岡に露みちて、
揚雲雀なのりいで、
蝸牛枝に這ひ、
神、そらに知ろしめす。
すべて世は事も無し

『春の朝』(ロバート・ブラウニング:作、上田敏:訳詞)

以前、ブログでこの詩の最後の節を紹介しました。
こんな何気ない朝から始まる、”そこそこ良い日”が、
世界中でいつまでも続くことを切に願っています。

それでは、また来週日曜日に。
ヒロモリでした

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