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【自転車奔走記】はじめての介護保険・第Ⅱ章vol.4

【ケアマネの自転車奔走記】

皆様、あけましておめでとうございます!
旧年中は、大変お世話になり、誠にありがとうございました。
2011年も「ケアステーションたきび」ならびに、
本ブログを宜しくお願い致します。

さて…新年いきなりではありますが、
今年最初の「はじめての介護保険」も、
長〜〜〜い、お話しになりますので、ご容赦下さいませ

と、最初にお断りしておく、少々気弱なヒロモリですが、
好きな言葉はズバリ「世界平和」!
2011年が、そんな年になるといいなぁ…

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~〜〜〜〜〜
先週までのお話しは、

要介護認定を受け、介護サービスを利用するまでの流れの中で、
最初のステップ(STEP1〜STEP2)の、

居宅介護支援事業所(ケアマジャーの事務所)を探し、
連絡(相談)→ 顔合わせを経て、これから介護の相談や
手続きを依頼するケアマネージャー(事務所)を決める。

といった内容でした。

そして今週は次のステップ
STEP3・サービス利用契約
についてお話しします。

さて、ワタクシのケアマネ経験上、このSTEP3の際に、
「契約ぅ???」
と不安な表情をされるご利用者様やご家族様が、
割に多くおみえになります。

そういえば、介護保険制度が始まったばかりの頃、
「契約」と言う文言を見たり聞いたりする度に、
ワタクシも少々”違和感”を感じた記憶があります。

実は、
介護保険の各種サービスをご利用になる際は、
ご利用者様と、サービスを提供する
事業所との間で「契約」を取り交わす事が一般的です。

では、なぜ契約を取り交わすのか?

介護保険サービス利用時の契約締結根拠には
諸説ありますが、ここでは、サービス利用の
大まかな考え方を起点に、ワタクシなりのお話しをします。

介護保険制度の大原則の一つに、
「利用者本位」という文言(考え方)があります。
ここで是非注目してほしいのは、”利用”という言葉です。

「利用」という言葉を辞書で引くと、
”何かを役立つようにうまく使うこと。使って役に立たせること”
といった意味の事が記されています。この事を踏まえて、
「介護保険サービスを利用する。」と言う文章を言い換えると、

「介護保険サービスを役に立つように上手く使うこと。」

となります。
では、「利用」する「上手く使う」のは誰でしょう?

現に介護や支援を必要としている、あるいは、
介護や支援を活用してもっと健康に生活したい
要介護や要支援の方。
当然”ご本人様”となりますね。

介護保険制度では、
”介護サービスを受ける”
”介護してもらう”
といった受動的な考え方ではなく、
”介護サービスを利用する”
”介護を上手く使って、健康な生活や自分の思いを実現する”
という前向きな考え方が基本です。

そして、その主体となる”ご本人様”、”ご本人様の思い”を、
介護サービス従事者は、いかなる時も最大限に尊重して
支援をしなければならない!

これが「利用者本位」という考え方です。

だからこそ、
介護サービスの種類や量、
介護サービスを提供する事業所、
自分の思いを実現するための計画(介護計画)等々を
ご本人様が、ご自分の意思で決定する事が
非常に大切なことになります。そしてその為には、、
ご本人様の”選択の自由”が大切であり、
また正当に保障されなければなりません。


自由かつ最善の利益選択を、ご本人様がご自身の
意思で行える為に、介護サービスを提供する全ての事業所は、

・事業所を運営しているのはどんな法人?
・ちゃんと許可(指定)を受けた事業所なの?
・運営の理念や方針はどんな内容?
・場所や連絡先、営業日、営業時間は?
・何人のスタッフがいるの?どんな職種のスタッフがいるの?
・どんなサービスを提供してくれるの?
・料金は発生するの?その額は?
・出来る事と出来ない事の内容は?
・文句や要望を言いたい時はどうすればいいの?
・事故や緊急時の対応体制はどうなっているの?

などなど、
ご本人さんが、事業所を正当に選ぶことができるよう、
事前に上記の内容(「重要事項」と言います。)
を文書を使って明快に説明する必要があり、
以上の手続きを「重要事項の説明」と言います。

そして、その説明した内容について、
ご本人様の同意を受ける事も必須です。
この”同意”という行為には2つの側面があります。

(1)
重要事項の説明を聞いて、その内容に納得したのでお宅の
事業所にサービス提供を依頼します。(ご本人からの視点)
(2)
重要事項の内容を説明し、ご本人様の了承と同意を得たので、
介護サービスを提供していきます。(事業所からの視点)

つまり、同意をすることでお互いを”信頼”して、サービスの利用・提供を
行っていくという意思確認をしたことになります。
で、これにて一件落着!!としたいトコロですが…

その意思確認が所謂”口約束”だったらどうでしょうか?

例えば、料金の問題やサービスの内容について問題が生じたとします。
話し合いや法令で解決できればいいですが、もし問題がこじれた時、
「あの時(重要事項の説明時)こう説明した」
「いや、そんなことは聞いていない」
こんな言った言わないのハナシになってしまうと大変ですね。
下手をすると、ご本人様にとって不利益が生じてしまいます。

また、もしご本人様が認知症の方だったらどうでしょうか?
重要事項説明時の記憶が無ければ、事業者側がどんな内容の
説明をして、どのような手順でサービスの提供を開始したのかが
周りには分からない状態になります。
これもまた、ご本人様の不利益を招く可能性大ですね。

そこで、重要事項の説明を受けた上で、
これから介護サービスを利用・提供していくに当たり、

☆介護サービス事業所がサービスとして行う事、
☆双方が守るべき事、
☆果たすべき義務、
☆このサービスの利用期間や利用を取りやめる際の決めごと
☆問題発生時の対応(協議)方法

などの事項を文書にてお互いがしっかり確認しておくことが望ましい。
つまり、双方が行った合意(信頼関係)を文書で保証する
「契約」が必要となるのです!

以上、ワタクシなりに、介護保険制度における
契約の意味、解釈をお話ししました。

現行の介護保険制度においては、
契約書や重要事項説明書について公的な様式は
定められていません(自治体レベルで定めている所もあります)。
ただ、色々な団体(日弁連等)から雛形となる
モデル契約書式が作られていて、殆どの介護事業所が
それに準じて各自の契約書を作成しています。
また、介護保険法や厚生労働省令等で、
介護サービス事業者の業務内容や義務等は、
利用者の利益、権利保護の視点から
細かく定められていますので、「契約」と聞いて、
必要以上に身構えたり、警戒したりする必要はありません。
その点は、ご安心くださいね

ただ、
重要事項や契約書の内容については、きちんとした説明を受け、
しっかり理解したうえでの”ご契約”をお願い致します。

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今週はここまでとします。
長時間!?のお付き合いありがとうございました。
次週は、STEP4〜STEP5の一部です。

では、本年が皆様にとって健やかであるように祈りつつ…
また来週

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